CHAPTER 07 2 / 10
どこに書く?(チャット・メール・課題)
チャット、メール、課題、ドキュメント。連絡の道具が増えるほど迷います。内容の性質ごとに書き場所を決める使い分けのルールと、書き戻しのコツを紹介します。ひなたと虎田さんの会話から、やさしく学べます。
約5分で読めます
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
この記事でわかること
- 書き場所を迷わず選べる
- 道具ごとの得意・不得意がわかる
- チャットで決めたことの書き戻し方がわかる
「あの話、チャットだったっけ、メールだったっけ」。探すだけで 15 分たってしまう。情報が散らばるのは、書き場所のルールがないからです。
道具が増えると、情報が散らばる
連絡手段が増えるほど、「どこに書いたか」が曖昧になります。情報が散らばると、探すだけで時間がかかり、見落としも起きます。
そこで、チームで書き場所の使い分けを決めます。基準は、「いつまで残したいか」と「どのくらい急ぐか」です。
長く残したい。急がない
長く残したい。急ぎ
流れてよい。急がない
急ぎ。あとで書き戻す
この図は、二つの軸で書き場所を決める目安です。右上の「長く残したくて急ぎ」のものだけ、二か所を使います。
道具ごとの得意・不得意
| 道具 | 得意なこと | 不得意なこと |
|---|---|---|
| チャット | 速い雑談、軽い質問、急ぎの呼びかけ | 流れて消える、あとで探しにくい |
| メール | 社外との正式なやりとり、記録 | 社内の細かい相談には重い |
| 課題(チケット) | 作業ごとの依頼・進捗・相談の記録 | 雑談には向かない |
| ドキュメント | 仕様・決定事項・手順など、長く残す情報 | 急ぎの呼びかけには向かない |
| 会議・電話 | 込み入った相談、認識合わせ | 記録が残らない |
使い分けのルール例
ひとつの案として、次のようなルールにできます。
- 作業に関する依頼・質問・進捗は、その作業の課題に書く(課題のコメント)
- 決定したことや仕様は、ドキュメントに残す
- 急ぎの呼びかけと雑談は、チャット。ただし、そこで決まったことは課題かドキュメントに書き戻す
- お客様との正式なやりとりは、メール。必要な内容は、課題に要約して貼る
- 会議で決まったことは、議事録として当日中にドキュメントに残す
たとえば、akamine の課題の詳細では、作業ごとのやりとりが、課題の中に並びます。

- 「会話」に、コメントと返信が、時系列で残る
- 下のほうに、ステータスの帯とコメント欄がある
決めたことや仕様は、ドキュメントに残します。

- 左のツリーに、「議事録 キックオフ」「コーディングの決まり」などのページがある
- 本文は、見出しで区切られ、右に目次が出る
ルールを守りやすくするコツ
- ルールを紙 1 枚にして、見える場所に置く
- 最初の 1 か月は、お互いに声をかけあう(「それ、課題に書いてもらえますか?」)
- 例外は許すが、あとで書き戻す: 急ぎでチャットを使うのはよい。でも、決まったことは書き戻す
書き戻しの一言
チャットや口頭で決まったことは、課題のコメントに 1 行書き戻します。
この図は、チャットで決まったことが、課題に戻って記録になる流れです。
チャットで確認しました。ヘッダーのロゴは、新しいデータに差し替えます。(10/12 ケンジさんと確認)
この 1 行が、あとで探す人を救います。
まとめ
- 連絡手段が増えるほど、情報は散らばる
- 道具の得意・不得意で、書き場所を決める
- 作業のことは、その作業の課題に書く
- 決まったことは、ドキュメントに残す
- チャットや口頭で決めたことは、課題に書き戻す
akamine でやるなら
akamine では、課題のコメントに作業の会話が残り、ドキュメントに仕様や議事録を置けます。通知は受信箱に集まるので、チャットを見なくても、自分あての連絡を漏らしません。Slack などのチャットに通知を流すこともできます。詳しくは コメントを書く と Slack と連携する を見てください。
