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CHAPTER 07 7 / 10

リモートで進める

顔が見えないリモートでは、状況が見えないことが最大の敵です。見える化・書く習慣・オンライン会議のルールで、離れていても進める方法をまとめます。ぽんぽこ制作所の会話をもとに、順を追って説明します。

約6分で読めます

ひなた虎田さんケンジ ★★ ふつう
チームのコミュニケーションのイメージ
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
3. カンバン入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
9. リスクとトラブル
10. ツール選びと定着
この記事の内容

この記事でわかること

  • リモートで困ること(見えない)がわかる
  • 見える化の3つの工夫がわかる
  • オンライン会議のルールがわかる

隣の席なら一目でわかったことが、画面の向こうでは、まったく見えない。リモートの進め方で大事なのは、「見える」を意識して作ることです。

ひなた
ひなた虎田さん、今週から、ケンジさんが在宅勤務になりました。
虎田さん
虎田さんそうだね。何か困ったことはある?
ひなた
ひなた隣にいたときは「今、忙しそう」ってわかったんですが、画面越しだと、何をしているのか、全然わからなくて……。
ケンジ
ケンジ邪魔しちゃ悪いかなと思って、あまり話しかけられないんだよね、お互いに。
虎田さん
虎田さんリモートの課題は、そこだね。「見えない」を、道具と習慣で補っていこう。

リモートでは「見えない」ことが問題

オフィスでは、隣の席の様子や雑談から、自然と状況が伝わります。リモートではそれがなくなり、次の問題が起きやすくなります。

  • 誰が何をしているかわからない
  • 困っていても、言い出しにくい
  • 聞きたいことがあっても、タイミングがわからない
  • 雑談がなくなり、関係が薄くなる

だから、意識して見えるようにする必要があります。

1進み具合を見える化

課題とボードで、誰が何をしているか

2書く量を少し増やす

始めた・終わった・詰まった

3話せる時間を共有

集中する時間と、話せる時間

離れていても進めるための3つの工夫

この図は、見えない状況を補う 3 つの工夫です。どれも、特別な道具がなくても始められます。

見える化の 3 つの工夫

1. 進み具合を、画面で見えるようにする

口頭で聞かなくても、各自の状況がわかる状態にします。作業を課題として管理し、ステータスを動かしていれば、「誰が何をしていて、どこが止まっているか」が一目で見えます。

たとえば、akamine のカンバンは、こんな画面です。

カンバン。「未対応」「処理中」「確認待ち」「完了」の列に、課題のカードが並ぶ
カンバン。「未対応」「処理中」「確認待ち」「完了」の列に、課題のカードが並ぶ
  • 列ごとに、課題の数が出る
  • カードに、担当者のアイコンが付くので、誰がどこまで進めているかがわかる

2. 書く量を、少しだけ増やす

オフィスなら口頭で済んだことも、文字にします。長文は不要です。

  • 作業を始めるとき、「〜から始めます」
  • 終わったとき、「〜が終わりました」
  • 困ったとき、「〜で詰まっています」

この一言が、見えない状況をうめます。

始めます「〜から始めます」終わりました「〜が終わりました」詰まっています「〜で詰まっています」
状況を見えるようにする、三つの一言

この図は、三つの一言を、作業の流れに並べたものです。とくに、色の付いた「詰まっています」が書かれると、周りが助けに動けます。

3. 「いつ話せるか」を共有する

「13 時〜14 時は集中したいので返信が遅いです」「15 時以降は、いつでも話せます」と共有します。話しかけてよい時間がわかれば、お互いに遠慮せず済みます。

オンライン会議のルール

ルール理由
目的と終了時刻を、先に伝えるダラダラを防ぐ
資料や画面を、共有しながら話す認識のずれを減らす
決まったことを、その場で書く記録が残る
発言のあとに、少し間を取る通信の遅延や、発言しづらさに配慮する
雑談の時間を、少し持つ関係を保つ
ひなた
ひなた雑談も、意図して作るんですね。
虎田さん
虎田さん仕事の話だけでは、困りごとを言い出しにくくなるからね。5 分の雑談は、無駄ではなく投資だよ。

たとえば、akamine のホームには、チームの最近の動きが並びます。

ホーム。「チームの動き」に、みんなの最近の動きが並ぶ
ホーム。「チームの動き」に、みんなの最近の動きが並ぶ
  • 右下の「チームの動き」に、誰がコメントしたかが、一行ずつ出る
  • 右上の「お知らせ」に、自分あてのメンションが出る

離れていても「ひとりにしない」

リモートでは、孤立感が出ます。次の習慣が役に立ちます。

  • 朝会で、全員の顔を見て話す
  • 良い仕事に、「ありがとう」「助かった」と声を出す
  • 週に一度は、顔を見て 1 対 1 で話す

まとめ

とらまる
とらまるリモートは「見えない」が敵。画面で見える化して、一言を書いて、雑談も大切に!
  • リモートでは、状況・困りごとが見えにくくなる
  • 進み具合は、課題やボードで見える形にする
  • 始めた・終わった・詰まった、の一言を書く
  • 話しかけてよい時間を、共有する
  • オンライン会議は、目的・記録・雑談のルールを持つ

akamine でやるなら

akamine のホームの「チームの動き」や、プロジェクトの「アクティビティ」では、誰がいつ動いたかを確認できます。カンバンを見れば、各自の課題がどの段階かが一目で分かり、リモートでも状況をつかめます。使い方は チームの動き と カンバンの使い方 を見てください。

プロジェクトの「アクティビティ」では、動きの推移と、人ごとの動きを確認できます。

アクティビティのレポート。動きの件数、動きの推移、いつ動いているかの表、人ごとの動きが並ぶ
アクティビティのレポート。動きの件数、動きの推移、いつ動いているかの表、人ごとの動きが並ぶ
  • 上に、動き・作成・完了・コメント・変更の件数が出る
  • 右下の「人ごとの動き」で、人ごとの件数と割合が棒で見える

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