akamine 相談する

CHAPTER 07 10 / 10

新しいメンバーを迎える

新しいメンバーが早く動けるかは、最初の 1 週間の受け入れで決まります。事前の準備、初日の説明、小さな仕事の渡し方を、チェックリストでまとめます。現場のあるあると会話から、無理なく学べます。

約6分で読めます

ひなた虎田さんケンジみさき ★★ ふつう
チームのコミュニケーションのイメージ
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
3. カンバン入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
9. リスクとトラブル
10. ツール選びと定着
この記事の内容

この記事でわかること

  • 新しいメンバーを迎える前の準備がわかる
  • 最初の1週間の流れがわかる
  • 最初の仕事の渡し方がわかる

来週、新しい人が来る。でも、誰が教えるのか決まっていない。受け入れは、その場の頑張りではなく、準備で決まります。

ひなた
ひなた来週から、アルバイトの学生さんがコーディングの手伝いに入るそうです。
ケンジ
ケンジふーん。誰が教えるの?
みさき
みさきわたしは締切前だから、ちょっと……。
ケンジ
ケンジ僕も、いま手いっぱい。
虎田さん
虎田さんふたりとも、昔を思い出してごらん。ひなたくんが入社した日、どうだった?
ひなた
ひなた……席に座って、何をしたらいいか、わからなくて固まってました。
虎田さん
虎田さん同じことを繰り返さないように、受け入れの準備をしよう。

受け入れの良し悪しで、立ち上がりが変わる

新しく入った人は、何がわからないかもわからない状態です。最初の 1 週間で「この職場なら大丈夫」と思えると、早く動けます。逆に、放っておかれると、質問もできず、孤立してしまいます。

受け入れは、迎える側の仕組みで決まります。人によって差が出ないよう、チェックリストにします。

迎える前に(準備)

準備内容
道具の用意パソコン、ツールのアカウント、必要な権限
担当の指名困ったときに聞ける「相談役」を一人決める
最初の仕事の用意小さくて、終わりがはっきりした仕事を 1〜2 件
資料の整理プロジェクトの概要、決まりごと、連絡先
歓迎の連絡「来週から参加するのは〇〇さんです」と、チームに知らせる

特に、相談役を決めることが大切です。「誰に聞けばいいか」がわかるだけで、不安は大きく減ります。

  • パソコンとツールのアカウント、権限を用意した
  • 相談役を一人決めた
  • 最初の仕事を 1〜2 件、用意した
  • プロジェクトの資料を整理した
  • チームに、参加を知らせた
迎える前の準備

この図は、新しい人が来る前に、済ませておくことのチェックリストです。

たとえば、akamine では、メンバーを追加して、役割を選べます。

プロジェクトの設定のメンバー。メンバーの一覧と、役割を選ぶ欄、「招待」「メンバーを追加」のボタン
プロジェクトの設定のメンバー。メンバーの一覧と、役割を選ぶ欄、「招待」「メンバーを追加」のボタン
  • 右上に、「招待」と「メンバーを追加」のボタンがある
  • 一人ずつ、「オーナー」「メンバー」「報告者」などの役割を選ぶ欄がある

最初の 1 週間

1 日目: 会って、全体を知る

  • チームの全員を紹介する
  • プロジェクトの目的と、現在の状況を説明する
  • 連絡の手段と、書き場所のルールを伝える
  • 道具にログインできることを確かめる

2〜3 日目: 小さな仕事を渡す

最初に渡すのは、小さく、終わりがはっきりした仕事です。「このページの文言を直す」くらいでかまいません。

  • 背景、やること、完了の条件を書いて渡す
  • 終わったら誰に見せるかも伝える
  • 終わったら、必ずほめる

小さな成功体験が、自信につながります。

週の終わり: 声を聞く

1 週間たったら、相談役が 15 分ほど話を聞きます。「困ったことは?」「わかりにくかったことは?」と尋ねます。ここで出た指摘は、次の受け入れの改善に使います。

ケンジ
ケンジ小さい仕事から始めればいいのか。それなら、僕が渡せるかも。
ひなた
ひなた渡すときに、「完了の条件」も一緒に書けばいいんですね。
背景なぜやるのかやること小さく具体的に完了の条件何ができたら終わりか見せる相手誰に確認するかほめる
最初の仕事の渡し方

この図は、最初の仕事を渡すときに、伝えておくことの順番です。色の付いた「完了の条件」が抜けると、新しい人は終わりがわからず、止まってしまいます。

たとえば、akamine の課題の一覧では、件名のあとに担当者を打って、すぐ課題を作れます。

課題の一覧。入力欄に、件名のあとに「@担当者 #ラベル !優先度」を打つと、候補が出る
課題の一覧。入力欄に、件名のあとに「@担当者 #ラベル !優先度」を打つと、候補が出る
  • 入力欄に、件名と、「@鈴木」「#デザイン」「!高」のような指定を続けて打つ
  • 作った課題は、一覧にそのまま並ぶ

迎える側のコツ

  • 質問を歓迎する: 「いつでも聞いてね」と、言葉にする
  • ルールの「理由」も教える: 「なぜそうするのか」がわかると、応用が利く
  • 資料は、いつも新人の目で直す: 新しい人が迷ったところは、資料の不備のサイン
  • 全員が「受け入れる側」の意識をもつ: 相談役ひとりに押しつけない
  1. 会って、全体を知る

    紹介・目的・連絡のルール

  2. 小さな仕事を渡す

    終わったら、ほめる

  3. 声を聞く

    相談役が15分ほど

最初の1週間の流れ

この図は、最初の 1 週間の流れです。週の終わりに聞いた声は、次の受け入れの改善に使います。

まとめ

とらまる
とらまる最初の 1 週間で決まるよ。相談役と、小さな仕事と、歓迎の気持ちを用意しよう!
  • 受け入れの良し悪しで、立ち上がりの早さが変わる
  • 迎える前に、道具・相談役・最初の仕事・資料を用意する
  • 初日は全体像と連絡のルールを伝える
  • 最初の仕事は、小さく、終わりがはっきりしたものにする
  • 1 週間後に、困りごとを聞き、次の受け入れに活かす

akamine でやるなら

akamine では、プロジェクトにメンバーを招き、役割を決められます。最初の仕事を課題として作り、背景・やること・完了の条件を書いて渡せます。繰り返し使う受け入れの課題は、課題テンプレートにしておくと便利です。決まりごとのドキュメントも、プロジェクトに置いておけます。手順は メンバーを招く・役割を決める と 課題テンプレート を見てください。

課題のひな形は、プロジェクトの設定の「テンプレート」で作ります。

プロジェクトの設定のテンプレート。課題のひな形の一覧(まだ空)と、「テンプレートを追加」のボタン
プロジェクトの設定のテンプレート。課題のひな形の一覧(まだ空)と、「テンプレートを追加」のボタン
  • 右上の「テンプレートを追加」から、課題のひな形を作る
  • 左のメニューに、「メンバー」「ステータス」「ラベル」などの設定が並ぶ

関連する記事

段取り教室の一覧へ

akamine

チーム開発を、akamine で進めませんか。

今お使いのツールや Excel の運用を伺い、akamine での組み立て方をご説明します。Backlog・Redmine からの引っ越しもご相談ください。

資料請求・デモの相談 →