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CHAPTER 02 10 / 19

種別を分ける意味

課題の種別(タスク・バグ・要望など)を分けると、扱い方と集計が変わります。分ける理由と、分けすぎないコツを紹介します。

約5分で読めます

ひなたケンジとらまる ★★ ふつう
課題管理入門のイメージ
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
3. カンバン入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
9. リスクとトラブル
10. ツール選びと定着
この記事の内容

この記事でわかること

  • 課題の種別の意味がわかる
  • 種別ごとの扱い方の違いがわかる
  • 種別を増やしすぎないコツがわかる

バグも、新しい作業も、お客さんの思いつきも、同じ一覧に混ざっている。そのままだと、どれから手をつけていいのか迷います。

ひなたが、課題の一覧を見て悩んでいます。

ひなた
ひなたケンジさん、「新しいページを作る」と「スマホでメニューが閉じない」と「採用ページに社員インタビューを載せたい」が、全部同じ並びに……。
ケンジ
ケンジ全部、性格が違うよね。
ひなた
ひなたどう違うんですか?
ケンジ
ケンジ1 つ目は「やると決めた作業」、2 つ目は「壊れてるもの」、3 つ目は「まだやるか決まってない希望」。
ひなた
ひなたたしかに、扱い方が全然違いそうです。

種別とは、課題の「種類」

種別は、課題の種類を表す札です。Web 制作でよく使うのは、次の 4 つです。

種別意味例
タスクやると決めた作業トップページのコーディング
バグ本来の動きと違う不具合スマホでメニューが閉じない
要望「こうなったら」という希望社員インタビューを載せたい
その他どれにも当てはまらない打ち合わせの準備

種別は、課題の詳細の件名の上に出ます。たとえば、こんな画面です。

課題の詳細。件名の上の左に、種別(バグ)と課題キーが出る
課題の詳細。件名の上の左に、種別(バグ)と課題キーが出る
  • 件名の上の左に、種別の札(ここでは「バグ」)がある
  • 右にいまのステータスがある

なぜ分けるのか

1. 扱い方が違う

種別によって、必要な手順が変わります。

  • タスク: 担当を決めて、期限までに進める
  • バグ: まず再現できるか確認し、原因を調べ、直す。優先度は、影響の大きさで決める
  • 要望: まず「やるかどうか」を検討する。すぐ作業にはしない

要望は、すぐ作業にせず、検討を挟んでタスクにします。

要望が来る社員インタビューを載せたい検討するやるか、やらないかタスクにするやると決めたら担当と期限を決める
要望がタスクになるまでの流れ

最初のタスクとの違いは、「検討する」の段があることです。

もし要望を最初からタスクとして扱うと、「頼まれたから全部やる」になり、スコープ(やること)がふくらみます。この危険は「スコープクリープを防ぐ」で扱います。

2. 数えられる

種別があれば、集計ができます。「バグが何件出たか」「要望が何件たまっているか」。品質の状態や、お客さんの関心が見えてきます。

デモのプロジェクトで、種別ごとに数えた件数です。

タスク
16件
バグ
2件
要望
1件
その他
0件
種別ごとの課題の件数(デモのプロジェクト)

種別があるから、バグの件数だけを取り出せます。

3. 書くことが違う

バグには「再現手順」が必要ですが、タスクには要りません。種別ごとに書く項目を変えられると、必要な情報が漏れにくくなります。バグの書き方は「バグ報告の書き方」で説明します。

分けすぎないコツ

種別が増えすぎると、選ぶのに迷います。

  • 4〜5 種類までにする
  • 「迷ったら、これ」という種別を決めておく(たいていはタスク)
  • 分類より、扱い方が変わるかどうかを基準にする
ケンジ
ケンジ扱い方が同じなら、分けなくていい。「デザインタスク」「実装タスク」みたいな職種の違いは、種別じゃなくて、ラベルで表すほうがいい。
ひなた
ひなた種別は「扱い方の違い」、ラベルは「ほかの切り口」ですね。

ラベルについては「ラベルとタグの使い方」で説明します。

まとめ

  • 種別は、課題の種類を表す札
  • 扱い方・集計・書く内容が、種別で変わる
  • 要望をいきなりタスクにしない
  • 種別は 4〜5 種類までに。迷ったら「タスク」
  • 職種などの切り口は、ラベルで表す
とらまる
とらまる壊れたものと、希望と、作業は別の箱へ。

akamine でやるなら

akamine の課題には、タスク・バグ・要望・その他の種別があります。プロジェクトの設定で、種別ごとに「使う項目」と「必須の項目」を決められるので、バグには再現手順を必須にする、といった運用ができます。設定は「種別と入力項目」を見てください。

プロジェクト設定の種別の画面。タスク、バグ、要望、その他の種別と、種別ごとの入力項目の設定が並ぶ
プロジェクト設定の種別の画面。タスク、バグ、要望、その他の種別と、種別ごとの入力項目の設定が並ぶ

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