CHAPTER 04 10 / 11
ガントとカンバンの使い分け
ガントチャートとカンバンは、見るものが違います。時間の流れを見るのか、作業の状態を見るのか。仕事の種類ごとの選び方と、同じ案件での組み合わせ方を説明します。最後に、akamineでのやり方も添えます。
約5分で読めます
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
この記事の内容
この記事でわかること
- ガントとカンバンの違いがわかる
- 仕事の種類ごとの選び方がわかる
- 同じ案件での組み合わせ方がわかる
ガントも、カンバンも覚えた。でも、いざ案件が来ると「どっちを使えばいいんだっけ」と手が止まる。迷ったときの決め方を整理します。
見ているものが違う
| ガントチャート | カンバン | |
|---|---|---|
| 見るもの | 時間(いつからいつまで) | 状態(未着手・作業中・完了) |
| 得意なこと | 全体の日程、順序、遅れの影響 | 今の進み具合、作業の流れ、滞り |
| 向いている仕事 | 納期があり、順序のある仕事 | 次々と来る、日々の仕事 |
| 苦手なこと | 日々変わる細かい作業の管理 | 先の長い日程の見通し |
ガントは「地図」、カンバンは「今日のやることボード」と考えるとわかりやすいです。
同じプロジェクトを、2つの見方で見てみます。たとえば、こんな画面です。


- ガントは、日付の横軸に期間の棒が並び、今日の線で「いつまで」が見えます
- カンバンは、列がステータスで、カードの位置で「今どこ」が見えます
仕事の種類で選ぶ
仕事の性質で、おおまかに4つに分けられます。
小さな依頼が次々来る(運用保守)
順序もあり、依頼も多い
小さくて静かな仕事
納期と順序があり、内容が固まっている(新規制作)
サイトの新規制作・リニューアル → ガント中心
納期があり、デザイン → コーディング → テストの順序もあります。全体の日程をガントで管理して、お客様にも見せます。
運用保守・日々の更新依頼 → カンバン中心
「お知らせを更新してください」「バナーを差し替えてください」のような小さな依頼が、次々と来ます。それぞれに長い日程は要りません。「依頼 → 作業中 → 確認待ち → 完了」の流れを、カンバンで回すのが向いています。
同じ案件の中でも、組み合わせる
1つの案件でも、全体の日程はガント、チームの毎日の作業はカンバン、という使い分けが効きます。
- 週の初めに、ガントで「今週どこまで進める必要があるか」を確認する
- 毎日、カンバンで「今日は何をやるか」「滞っているものはないか」を見る
切り替えのタイミング
プロジェクトの途中で、使い方を変えてもかまいません。たとえば、制作の期間は全体の日程をガントで管理し、公開したあとの運用に入ったら、カンバンを中心に切り替えます。仕事の性格が変わったら、見る道具も変えるのが自然です。
使い分けの目安
迷ったときは、次の質問で考えます。
- 納期や、作業の順番が大事か → ガント
- 今、誰が何をしているかを知りたいか → カンバン
- お客様に、全体の日程を見せたいか → ガント
- 作業が滞っているところを見つけたいか → カンバン
まとめ
- ガントは「いつまで」、カンバンは「今どこ」を見る
- 新規制作・リニューアルはガント中心、運用保守はカンバン中心
- 同じ案件で、全体の日程はガント、日々の作業はカンバンと組み合わせられる
- 迷ったら、「何を見たいか」で選ぶ
akamineでやるなら
akamineでは、課題の一覧、カンバン、ガント、カレンダーを、ボタンひとつで切り替えられます。もとの課題は同じなので、カンバンでステータスを動かせば、ガントの棒の色も変わります。2つの見方を行き来して使えます。マニュアルの「カンバン」と「ガントチャート」を見てください。