CHAPTER 04 2 / 11
ガントチャートの読み方
ガントチャートの棒、今日の線、菱形のマイルストーン、矢印の意味を、見る順番に沿って解説します。ぽんぽこ制作所の新人が、はじめての「読み方」を会話で学びます。最後に、akamineでのやり方も添えます。
約6分で読めます
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
この記事の内容
この記事でわかること
- ガントの部品5つの意味がわかる
- 見る順番がわかる
- 遅れのサインを見つけられる
ガントの画面を開いたものの、棒と線と菱形が多すぎて、どこから見ればいいかわからない。そんな経験はありませんか。見る順番を決めておけば、短い時間で読めます。
見るものは5つだけ
ガントチャートに出てくる部品は、実は5つです。
| 部品 | 見た目 | 意味 |
|---|---|---|
| 目盛り | 上の日付 | 横軸の日付。日・週・月などの単位がある |
| バー | 横棒 | 作業の期間。左端が開始日、右端が期限 |
| 今日の線 | 縦の線 | 今日の位置 |
| マイルストーン | 菱形 | 日付の決まった節目(中間報告、公開日など) |
| 矢印 | バーとバーをつなぐ線 | 作業の順番(先にやるもの → 後にやるもの) |
たとえば、こんな画面です。5つの部品のうち、目盛り・バー・今日の線・マイルストーンが見えます。

- 上の目盛りは週ごとの日付で、真ん中を縦に通る線が今日です
- 緑のバーにチェックが付いているのは、完了した課題です
- 赤いバーは、期限を過ぎた課題です。菱形は「β版リリース」「正式公開」の節目です
読む順番
見る順番を、図にまとめます。左から右へ、この順にたどります。
1. 今日の線を見つける
まず今日の線を探します。線より左は「過去」、右は「未来」です。
2. 線をまたぐバーを見る
今日の線の上にあるバーは、今まさに進めている作業です。ここが今週の主役です。
3. 線より左で終わっていないバーを探す
今日の線よりずっと左にバーがあるのに、完了していない。これは遅れている作業です。多くのツールでは、赤などの目立つ色で示します。まず、これを見つけるのが、ガントを読む一番の目的です。
遅れのイメージを図にします。今日が3週目だとすると、2週目で終わるはずの赤い棒が残っています。
この図では、赤い棒のすぐ後ろにコーディングが控えています。遅れの影響が、そこまで届きそうだと読めます。
4. 矢印をたどる
遅れている作業から矢印をたどると、「その作業が終わらないと始められない、あとの作業」が見えます。1つの遅れが、どこまで影響するのかがわかります。
5. マイルストーンとの距離を見る
最後に、次の菱形(節目)までの距離を見ます。「あと何日で、ここまでを終わらせる」が、現実的かどうかを考えます。
バーの中の塗りは「進み具合」
バーの内側が塗りつぶされているときは、その作業の進捗率を表します。半分だけ塗ってあれば、半分終わったという意味です。ただし、進捗率は本人の感覚で決まりやすく、「90%から終わらない」ことがよくあります。塗りは目安として、担当者に直接聞くことも忘れないでください。
進捗率は、課題ごとに入れます。たとえば、こんな画面です。

- 期間の線の左から、塗られている部分が進んだ分です(この例では40%)
- 進捗率は、同じ窓の選択欄で変えられます
まとめ
- 部品は、目盛り・バー・今日の線・マイルストーン・矢印の5つ
- 最初に今日の線を探し、そこから左右を見る
- 今日の線より左で終わっていないバーは、遅れのサイン
- 矢印をたどると、遅れの影響範囲がわかる
- バーの塗り(進捗率)は目安。担当者への確認も大事
akamineでやるなら
akamineのガントでは、今日の線、菱形のマイルストーン、期限切れの赤いバー(「!」つき)、先行・後続の矢印が出ます。完了した課題は緑のバーにチェックがつくので、遅れの赤を見つけやすくなっています。バーにしばらくマウスを置くと、担当者や進捗、期間のカードも見られます。詳しくはマニュアルの「ガントチャート」へ。