CHAPTER 02 12 / 19
親子(ツリー)で整理する
大きな課題を親課題と子課題に分けて整理するやり方を解説します。使いどころ、深くしすぎないコツ、進み具合の見え方を Web 制作の例で紹介します。
約5分で読めます
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
この記事の内容
この記事でわかること
- 親課題と子課題の使いどころがわかる
- 親子を深くしすぎない目安がわかる
- 親子と関連の違いがわかる
1 つの課題に、デザインの作業もコーディングの作業も全部書いてある。担当を決めようにも、決められません。
みさきが、ひなたに相談に来ています。
親課題と子課題とは
大きな課題を親課題とし、その中身を小さく割ったものを子課題とします。家系図や、会社の組織図のような木の形(ツリー)になります。
たとえば「トップページ改修」を親にすると、子課題は次のようになります。
- トップページ改修(親:全体の入れ物)
- ヒーロー画像の差し替え(子:みさき)
- お知らせ欄のレイアウト(子:ケンジ)
上が親課題、下の 2 件が子課題です。
親は「全体の入れ物」、子は「実際にやる作業」です。
親子は、一覧でこう見えます。

- 親(WEB-1 トップページ改修)の下に、子(WEB-2、WEB-3)が字下げで並ぶ
- 親の横の「0/2」が、子課題 2 件のうち完了した数
使いどころ
親子は、次のようなときに役立ちます。
1. 大きな課題を分けたいとき
「課題の粒度」の記事のように、1 人で数日では終わらない大きな課題は、割って子課題にします。それぞれに担当者と期限を決められます。
2. 担当が複数に分かれるとき
親課題の担当は「全体を見届ける人」にし、子課題の担当を作業する人にします。「担当は 1 人」のルールを守りながら、複数人で進められます。
3. 全体の進み具合を見たいとき
子課題の完了数を見れば、親課題の進み具合がわかります。「2 件中 1 件完了」のように、数字で状況をつかめます。
深くしすぎない
ツリーは、深くするほど見通しが悪くなります。
- 子の下にさらに子、その下にさらに子……と作らない
- 目安は2 階層(親と子)まで
- 3 階層になりそうなら、課題の分け方を見直す
階層が増えると、「どの課題が最新か」「だれがどこを見ているか」が分からなくなります。
親課題の「完了」はいつ?
親課題は、子課題がすべて完了したときに完了にするのが基本です。親課題に、子課題とは別の作業(たとえば、全体の確認)が残っている場合は、それを子課題として追加します。「全体のチェック」という子があれば、すべて子課題が完了したかどうかで、親も判断できます。
親課題を完了にするまでの順番です。
子がすべて終わってから、親を閉じます。
親子と関連は別もの
親子は「分けた関係」です。一方、「この課題は、あの課題と関係している」「あの課題が終わらないと、この課題は始められない」といった関係は、親子ではなく、関連として表します。別のプロジェクトにまたがる課題や、同じ原因のバグ同士をつなぐときに使います。
親子と関連の違いを並べた図です。
割ったなら親子、つながりなら関連、と覚えます。
まとめ
- 大きな課題を親にして、中身を子課題に割る
- 親は「全体の入れ物」、子は「実際にやる作業」
- 親子は 2 階層までにする
- すべて子課題が完了してから、親を完了にする
- 「分けた」関係は親子、「つながり」は関連で表す
akamine でやるなら
akamine では、課題の詳細で子課題を追加できます。親課題には「1 / 2 完了」のように完了の数と進捗の線が出ます。一覧でも、親の下に子が並んで見えます。「子課題で分ける」と、課題をつなぐ「課題をつなぐ(関連)」を見てください。
