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プロジェクトマネージャーとディレクターの仕事
プロジェクトマネージャー(PM)とディレクターは何がちがうのか。Web 制作会社での役割分担を、ひなたと虎田さんの会話でやさしく整理します。兼任が多い小さな会社での考え方も紹介します。
約6分で読めます
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
この記事でわかること
- PMとディレクターの役割の違いがわかる
- PMが毎日見る5つのことがわかる
- 新人が最初にできることがわかる
「PM」「ディレクター」「プロデューサー」。肩書きは似ていて、現場でも使い分けがまちまちです。自分は何をする人なのか、迷ったことはありませんか。
一言でいうと
- プロジェクトマネージャー(PM): プロジェクト全体の「うまくいく」に責任をもつ人。スケジュール、予算、人、リスクを見る。
- ディレクター: 作るものの「中身の質」に責任をもつ人。お客様の要望を整理し、デザイナーやエンジニアに伝え、仕上がりを確認する。
家づくりにたとえると、PM は現場監督、ディレクターは設計の担当者に近いです。どちらも、お客様に「いい家ができた」と言ってもらうために動きます。
二つの役割を、見ているものでカードにすると次のとおりです。
全体を見る。納期・コスト・人・リスク
中身を見る。要件・デザイン・品質
| PM | ディレクター | |
|---|---|---|
| 主に見るもの | 納期・コスト・人・リスク | 要件・デザイン・品質 |
| お客様との話 | 契約、見積もり、スケジュールの調整 | 要望の聞き取り、内容の確認 |
| チームとの話 | 担当の割り当て、進み具合の確認 | 仕様の伝達、制作物のチェック |
小さな会社では兼任が普通
ぽんぽこ制作所のように人数が少ない会社では、一人がどちらも兼ねることがよくあります。ひなたは今、ディレクターとして中身を見ながら、小さな案件ではスケジュールも管理しています。
PM が見る 5 つのこと
- やること(範囲): 何を作って、何を作らないか。
- スケジュール: いつまでに、どの順番で。
- コスト: 予算の中に収まっているか。
- 人: 誰が、どれくらい動けるか。
- リスク: これから起きそうな困りごと。
この五つを、毎日ざっと見ます。細かい作業は担当に任せ、全体のずれを見つけて早めに直すのが仕事です。
たとえば「スケジュール」は、ガントチャートで日程の重なりやずれを見ます。

- 縦の線が「今日」です。線より左で終わっていない棒が、遅れの候補です。
- 上の段のひし形が、マイルストーン(区切りの日)です。
「コスト」と「人」は、工数のレポートで、誰がどれだけ時間を使ったかを見ます。

- 上のカードに、合計時間と記録した人数が出ます。
- 右の内訳で、どの課題に時間を使ったかがわかります。
- 1見る
- 2気づく
- 3任せる
- 4助ける
ディレクターが気をつけること
ディレクターは、お客様の言葉をそのまま作り手に渡さず、「本当に困っていること」まで聞き取ります。「トップをかっこよく」だけでは、デザイナーも迷います。何のために、誰に向けて、どう変えたいのか。そこまで聞いて、形にします。
新人ディレクターが最初にできること
いきなり PM の仕事を全部やろうとしなくて大丈夫です。まずは、自分の担当案件の「やること」と「期限」を書き出して、毎日一度見る。それだけで、PM の視点が育ちます。わからないことは、先輩に聞きましょう。聞くのも仕事のうちです。
- 担当案件の「やること」を書き出した
- それぞれに期限を入れた
- 毎日一度、全体を見る時間を決めた
まとめ
- PM は全体の進行とお金・時間・人・リスクを見る。
- ディレクターは作るものの中身と品質を見る。
- 小さな会社では兼任が多い。名前より「やること」で理解する。
- どちらも、任せて見守る力が大切。
akamine でやるなら
PM が見る「全体」は、akamine のプロジェクトの概要画面にまとまっています。進み具合、ステータス別の件数、担当者別の状況を、一画面で確認できます。見方はマニュアルのプロジェクトの概要を読むにあります。
