akamine 相談する

CHAPTER 01 8 / 11

プロジェクトの流れ(始まりから終わりまで)

プロジェクトは、立ち上げ・計画・実行・監視・終結という流れで進みます。それぞれ何をする段階なのかを、Web 制作の例でやさしく説明します。各段階で力を入れる場所もわかります。

約6分で読めます

ひなた虎田さん ★★ ふつう
プロジェクト管理ってなに?のイメージ
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
3. カンバン入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
9. リスクとトラブル
10. ツール選びと定着
この記事の内容

この記事でわかること

  • プロジェクトの5つの段階がわかる
  • 段階ごとにやることがわかる
  • 立ち上げと計画が大事な理由がわかる

気がつくと制作が始まっていて、気がつくと納期が迫っている。今どこにいるのか、わからないまま走っていませんか。

ひなた
ひなた虎田さん、先週は「いつの間にか制作が始まっていて、いつの間にか終わっていた」感じがして……。
虎田さん
虎田さん気持ちはわかるよ。でも、プロジェクトにも「流れ」があるんだ。
ひなた
ひなた流れがわかると、今どこにいるのか、わかりますか?
虎田さん
虎田さんそう。迷子にならない地図になるよ。

五つの段階

PMBOK などでは、プロジェクトの流れを五つに分けて説明します。名前は堅いですが、言い換えるとやさしくなります。

立ち上げやるか決める計画どうやるか決める実行作る監視ずれを直す終結終える
プロジェクトの五つの段階。監視は、実行と並行して続く
段階ひとことWeb 制作での例
立ち上げやるかどうかを決める相談を受ける、目的を確認する、契約する
計画どうやるかを決める範囲、スケジュール、体制、見積もりを決める
実行実際に作るデザイン、コーディング、原稿の反映
監視・コントロール見て、ずれを直す進み具合の確認、遅れへの対処、変更の扱い
終結きちんと終える納品、請求、ふりかえり

それぞれの段階でやること

立ち上げ

お客様の課題と目的を聞き、プロジェクトをやる意味があるかを確かめます。決める人は誰か、予算はどれくらいか、おおよその期限はいつか。ここで目的がずれると、あとまで響きます。

計画

プロジェクトの設計図をつくります。やること(スコープ)を決め、作業を分け(WBS)、順番とスケジュールを引き、誰が担当するかを決めます。計画が雑だと、実行で必ず苦しくなります。

計画のスケジュールは、日程を横棒で並べたガントチャートにすると、全体が一目でつかめます。

ガントチャート。課題の期間が棒で並び、マイルストーンのひし形と今日の線が入る
ガントチャート。課題の期間が棒で並び、マイルストーンのひし形と今日の線が入る
  • 棒の長さが、それぞれの作業の期間です。
  • 上の段のひし形が、節目(マイルストーン)です。

実行

計画に沿って、作ります。ここでは、チームが動きやすいように、迷いを取り除くのが PM の役割です。

監視・コントロール

計画と実際を比べ、ずれがあれば手を打ちます。遅れ、品質、追加の要望、リスクなどを見ます。

比べるときは、進み具合を一画面で見られると楽です。

プロジェクトの概要。完了の件数、期限の状況、バーンダウンのグラフが並ぶ
プロジェクトの概要。完了の件数、期限の状況、バーンダウンのグラフが並ぶ
  • 「期限の状況」で、期限切れや今週が期限の件数がわかります。
  • 「バーンダウン」で、残りの作業が計画どおり減っているかを見られます。

終結

納品して終わり、ではありません。お客様に確認してもらい、請求し、「うまくいったこと」「困ったこと」を振り返って、次に活かします。

力を入れる場所

ひなた
ひなた一番大事なのは、やっぱり実行ですか?
虎田さん
虎田さん意外かもしれないけど、立ち上げと計画で、結果の半分は決まるんだ。

最初に時間をかけて目的と範囲を合わせると、実行の手戻りが減ります。反対に、始めに急ぎすぎると、あとで 2 倍の時間がかかることもあります。

始めに急ぐと
始めに合わせると
作りながら、目的や範囲がずれる
目的と範囲が、最初にそろう
実行の途中で、やり直しが出る
手戻りが減る
結果として、あとで時間がかかる
実行に集中できる
立ち上げと計画に時間をかけると、あとが楽になる

小さな案件でも流れは同じ

1 週間で終わる LP でも、流れは同じです。立ち上げは「依頼内容の確認」、計画は「作業の書き出しと日程」、実行は「制作」、監視は「毎日の確認」、終結は「納品とふりかえり」。大きさが変わっても、順番は変わりません。

  • 立ち上げ:依頼内容を確認した
  • 計画:作業を書き出して日程を決めた
  • 実行:制作する
  • 監視:毎日、進み具合を確認する
  • 終結:納品して、ふりかえる
1 週間の LP でも、五つの段階はそろう

段階を行き来してよい

実行中に「計画に抜けがあった」と気づくことは、よくあります。そのときは、恥ずかしがらずに計画へ戻って直します。段階は一方通行ではありません。戻って直せることも、流れを知っている強みです。

まとめ

  • プロジェクトは、立ち上げ・計画・実行・監視・終結の流れで進む。
  • 監視は、実行と並行して続ける。
  • 立ち上げと計画に、しっかり時間をかける。
  • 終結のふりかえりが、次のプロジェクトを良くする。
とらまる
とらまる今どの段階かを、いつも知っておこう。

akamine でやるなら

akamine では、計画で決めたやることを課題に、節目をマイルストーンにして登録します。実行・監視の間は、プロジェクトの概要画面やカンバンで状況を見られます。節目の作り方は、マイルストーンを参照してください。

マイルストーンの画面。「β版リリース」と「正式公開」の二つの節目と、件数・工数の進み具合
マイルストーンの画面。「β版リリース」と「正式公開」の二つの節目と、件数・工数の進み具合
  • 節目ごとに、期間と件数の進み具合が見えます。

関連する記事

段取り教室の一覧へ

akamine

チーム開発を、akamine で進めませんか。

今お使いのツールや Excel の運用を伺い、akamine での組み立て方をご説明します。Backlog・Redmine からの引っ越しもご相談ください。

資料請求・デモの相談 →