CHAPTER 03 2 / 9
列の作り方
カンバンの列は、仕事の流れに合わせて決めます。多すぎず少なすぎない列の数や、Web 制作に合う列の例、名前の付け方のコツをやさしく紹介します。「確認待ち」の列が役立つ理由も説明します。
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段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
この記事でわかること
- 列は少なめから始めるとわかる
- 制作で使う4つの列の意味がわかる
- 列の名前の付け方がわかる
細かく分けたはずのボードが、かえって読みにくくなった。そんな失敗は、カンバンを始めた人の多くが通る道です。
列は「仕事の流れ」で決める
列は、「仕事がたどる状態」の並びです。自分たちの仕事が、実際にどう流れるかを思い浮かべて決めます。
最小の形はこの三つです。
- 未着手
- 進行中
- 完了
これだけでも、カンバンは機能します。「進行中」の中で、実際に分けたい状態が出てきたら、そこで初めて列を足します。
列の数の目安
| 列の数 | 向いている場面 |
|---|---|
| 3 列 | 始めたばかり。少人数のチーム |
| 4〜6 列 | 確認や承認の待ちが、はっきり存在する仕事 |
| 7 列以上 | 多すぎ。カードが散らばり、読みにくくなる |
目安は「画面に収まって、一目で数えられる」数です。
Web 制作の列の例
制作の進行でよく使われる並びです。
| 列 | 意味 |
|---|---|
| 未対応 | まだ手をつけていない |
| 処理中 | 担当が作業している |
| 確認待ち | 作業は終わり、誰かの確認を待っている |
| 完了 | 確認も済み、終わった |
「確認待ち」を独立した列にするのが大事です。作業は終わったのに、確認する人が見ていないために止まるのが、制作現場でとても多い詰まりだからです。
未対応2
処理中2
確認待ち2
完了1
実際の画面でも、同じ四つの列が並びます。

- 「確認待ち」の列に、確認する人の番のカードが集まります。
- 列の見出しの数字で、列ごとの件数がわかります。
列の名前の付け方
- 状態を表す言葉にする(「デザイン」ではなく「デザイン中」)。
- 作業名ではなく、動く人が変わる区切りで分ける。
- チーム全員が、同じ意味で使える言葉にする。
「完了」の定義も、決めておきましょう。「作業が終わった」のか、「お客様の確認も済んだ」のか。ここがばらばらだと、ボードの信頼性が下がります。
列の最後は「完了」
完了の列は、時間とともにカードが溜まります。ボードが長くなるときは、「最近のものだけ表示する」ようにしたり、定期的に別の場所へ整理したりして、見やすさを保ちます。
列を見直すタイミング
案件が終わったとき、または月に一度、列を見直します。使わなかった列はないか、いつも詰まる場所に列が足りていないか。ボードは、仕事に合わせて形を変えていくものです。
まとめ
- 列は、実際の仕事の流れで決める。
- 最初は 3〜4 列。必要を感じたときだけ足す。
- 「確認待ち」のような待ちの列を作ると、詰まりが見える。
- 完了の意味を、チームで揃えておく。
akamine でやるなら
akamine のカンバンの列は、プロジェクトの「ステータス」がそのまま使われます。標準では「未対応・処理中・確認待ち・完了」が並び、設定の画面でステータスを変えられます。ステータスの設定はステータスの設定を見てください。
たとえば、こんな画面です。

- 「本流」に、未対応・処理中・確認待ち・完了の順で並びます。
- 「わき道」に、「中止」のような、流れから外れる状態が置かれます。