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CHAPTER 04 3 / 11

ガントチャートの作り方

ガントチャートは、作業の洗い出し、期間の決定、順序のつなぎの3ステップで作れます。パン屋さんのサイトを例に、初めてでも迷わない手順と確認のポイントを説明します。

約6分で読めます

ひなた虎田さん
ガントチャート入門のイメージ
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
3. カンバン入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
9. リスクとトラブル
10. ツール選びと定着
この記事の内容

この記事でわかること

  • 作る順番(洗い出し・期間・順序)がわかる
  • 作業時間と期間の違いがわかる
  • できあがりの確認ポイントがわかる

ツールを開いて、とりあえず棒を引き始める。実はこれが、あとで全部引き直しになる、いちばんの近道です。

ひなた
ひなた虎田さん、桜井さんのパン屋さんのサイトのスケジュールを、ガントで作ってみたいです。
虎田さん
虎田さんいいね。まず、棒を引く前に何をする?
ひなた
ひなたええと……とりあえず、ツールを開いて棒を引く、ですか?
虎田さん
虎田さん惜しい。いきなり棒を引くと、あとで全部引き直しになるんだ。順番があるんだよ。

作り方は3ステップ

ガントチャートは、次の順で作ります。

  1. 1
    タスクを洗い出す

    何をやるか

  2. 2
    期間を決める

    どれくらいかかるか

  3. 3
    順序をつなぐ

    何の後に何をやるか

ガントチャートを作る3ステップ

棒を引くのは、3つ目のあとです。

ステップ1: タスクを洗い出す

最初に「やること」を全部書き出します。このとき、日付のことは考えません。パン屋さんのサイトなら、こうなります。

  • パン屋さんのサイト
    • 企画
      • ヒアリング
      • サイトマップの作成
    • デザイン
      • トップページ
      • 下層ページ
    • 素材
      • 商品写真の撮影・用意
    • 制作
      • コーディング
    • 確認・公開
      • 動作確認
      • 公開
洗い出した作業を、種類ごとに並べた例

抜けがあると、あとで日程が崩れます。迷ったら、プロジェクトの最初から最後までを頭の中で歩いてみてください。「写真は誰がいつ用意するのか」のような、うっかり抜けがちな作業が見つかります。作業を細かく分ける考え方は、WBS(作業を細かく分けた一覧)と呼ばれます。

洗い出しは、一覧の上の入力欄に件名を打って Enter、の繰り返しで進められます。たとえば、こんな画面です。

課題の一覧の上の入力欄に、件名のあとに担当者・ラベル・優先度を続けて打っている。入力中に候補が出る
課題の一覧の上の入力欄に、件名のあとに担当者・ラベル・優先度を続けて打っている。入力中に候補が出る
  • 件名のあとに、@担当者 #ラベル !優先度 を続けて打てます
  • 入力している途中で、候補が下に出ます

ステップ2: 期間を決める

次に、作業ごとに「何営業日かかるか」を決めます。ここで大切なのは、その作業にかかる時間と、実際に終わるまでの期間は別ということです。

ひなた
ひなた8時間の作業なら、1日で終わりますよね?
虎田さん
虎田さん1日中その作業だけをやれる人はいないよね。会議も、ほかの案件もある。1日に5〜6時間ぶんが作業できると見て、余裕をみるのがふつうだよ。

見積もりの考え方は、「見積もりとスケジュール」の章で詳しく扱います。ここでは、「ざっくりでも、まず全部の作業に期間を入れる」ことを優先しましょう。

期間は、課題の詳細で入れられます。たとえば、こんな画面です。

課題の詳細で期間の編集を開いた画面。開始日・期限・進捗率・予定工数を入れる
課題の詳細で期間の編集を開いた画面。開始日・期限・進捗率・予定工数を入れる
  • 開始日と期限の2つの日付で、期間が決まります
  • 予定工数も同じ窓で入れられるので、期間と手間を並べて考えられます

ステップ3: 順序をつなぐ

最後に、作業の前後関係を決めます。

  • デザインが決まらないと、コーディングは始められない
  • 写真がないと、デザインの最終確認はできない
  • 動作確認が終わらないと、公開できない

こうした「この作業が終わってから、次を始める」関係を矢印でつなぎます。順序のつなぎ方は、「タスクの順序(依存関係)」で説明します。

3つのステップを終えると、こんなガントになります。

1週2週3週4週5週6週7週8週
ヒアリング
サイトマップ
デザイン
商品写真の用意
コーディング
動作確認
公開
◆
洗い出した作業に、期間と順序を入れた例

デザインのあとにコーディング、というように、前の作業が終わってから次が始まる並びになっているかを見ます。

できあがったら確認すること

  • 公開日(納期)に、最後の作業が収まっている
  • 同じ人に、同じ時期に作業が集中していない
  • 最後の作業の後ろに、ひと息つける余裕(バッファ)がある
できあがったときの確認
とらまる
とらまる作り方は「洗い出す → 期間 → 順序」。棒を引くのは最後だよ。

まとめ

  • いきなり棒を引かず、洗い出し → 期間 → 順序の順に作る
  • 洗い出しは日付を考えずに、抜けなく
  • 作業時間と、終わるまでの期間は別。余裕を見て期間を決める
  • 最後に、納期への収まりと人の偏りを確認する

akamineでやるなら

akamineでは、洗い出した作業を課題として登録し、開始日と期限を入れると、そのままガントに棒が出ます。一覧の上の入力欄に、件名を打ってEnterで続けて追加できるので、洗い出しに向いています。期間は、期間の線から開始日・期限・予定工数をまとめて編集できます。操作はマニュアルの「優先度と日付」と「ガントチャート」を見てください。

完成形は、たとえばこんな画面です。

akamineのガント。左に洗い出した課題の一覧、右に期間の横棒が並ぶ
akamineのガント。左に洗い出した課題の一覧、右に期間の横棒が並ぶ
  • 左に課題、右に期間の棒が並びます
  • 縦の線(今日)と菱形(節目)で、納期への収まりを確かめられます

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