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WBS:仕事を細かく分けよう
WBS は、大きな仕事を小さな作業に分けて書き出す方法です。サイト制作を例に、分け方のコツと、細かくしすぎない目安をやさしく学びます。抜けを防ぐ見方も紹介します。
約5分で読めます
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
この記事でわかること
- WBSが「作業の分解図」だとわかる
- どこまで細かく分けるか判断できる
- 抜けを防ぐ100%ルールがわかる
「サイト制作」と一行だけ書かれた予定表。見た人は、何から手をつけてよいのか、わかりません。大きな仕事は、そのままでは動けません。
WBS とは
WBS は Work Breakdown Structure の略で、「作業の分解図」と訳されます。大きな仕事を、担当できる大きさまで細かく分けて、木の枝のように並べたものです。
たとえば「コーポレートサイトのリニューアル」を割ってみます。
- コーポレートサイトのリニューアル
- 設計
- ヒアリング
- サイトマップの作成
- ワイヤーフレームの作成
- デザイン
- トップページのデザイン
- 下層ページのデザイン
- 実装
- トップページのコーディング
- お問い合わせフォームの実装
- 公開
- 表示確認
- 本番への反映
- 設計
一番下の、一人が取りかかれる大きさの作業を「ワークパッケージ」とよびます。図の見方は、上から下へ「大きい仕事→小さい作業」です。
分けると何がうれしいか
- 抜けに気づく: 「原稿の回収」が書き出されていないと、そこで気づけます。
- 担当を決められる: 小さい作業なら、一人に任せられます。
- 見積もりができる: 小さい作業ごとの時間を足すと、全体が見えます。
- 進み具合がわかる: 「全体の 6 割」ではなく、「12 個のうち 7 個」で言えます。
akamine の課題の一覧にも、同じ木の形が現れます。親の課題の下に、小さな課題がぶら下がります。

- 「WEB-1 トップページ改修」の下に、「ヒーロー画像の差し替え」などが一段下がって並びます。
- 親の行の「0/2」は、子課題の完了数です。
分け方のコツ
- 成果物で分ける: 「ページ」「機能」など、できあがるものを単位にする。
- 工程で分ける: 設計・デザイン・実装・公開など、流れを単位にする。
- 一番上は最終成果物、下に向かって細かくする。
細かくしすぎない
分けすぎると、管理の手間が増えます。目安は次のとおりです。
| 目安 | 内容 |
|---|---|
| 小さすぎ | 5 分で終わる、メールの返信など |
| ちょうどいい | 半日から数日で終わる作業 |
| 大きすぎ | 数週間かかり、途中の様子がわからない |
また、100% ルールという考え方があります。分けた作業を全部足したとき、親の仕事ぜんぶになること。足りない分は、抜けているということです。
WBS づくりの進め方
一人で書き出すより、チームで付箋を使って書き出すと、抜けに気づきやすくなります。デザイナーは「素材の用意」、エンジニアは「サーバーの設定」と、それぞれの目線で足してくれます。書き出したあとで、似たものをまとめ、親子の関係に並べ直します。
- 1付箋に書き出す
思いつく作業を、全部出す
- 2似たものをまとめる
グループにして名前をつける
- 3親子に並べ直す
大きい仕事の下に、小さい作業を置く
- 4抜けを確かめる
全部足すと親になるか見る
まとめ
- WBS は、大きな仕事を小さな作業に分けて書き出す方法。
- 担当者が動ける大きさ(半日〜数日)まで割る。
- 分けると、抜け・担当・見積もり・進み具合が見える。
- 細かくしすぎず、全部足すと親の仕事になるようにする。
akamine でやるなら
akamine の「子課題」を使うと、大きな課題の下に小さな課題をぶら下げて、WBS のような木の形で整理できます。子課題の完了数が、親の進み具合にも出ます。詳しくは子課題で分けるを見てください。

- 「子課題」の欄に、完了の数(1 / 2 完了)と進捗の線が出ます。
- 子課題ごとに、ステータス・担当・期限が見えます。