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CHAPTER 04 6 / 11

マイルストーンの置き方

マイルストーンは、プロジェクトの途中に置く節目の日です。置く場所の基準、数の目安、お客様の判断が必要な場所への置き方を、パン屋さんのサイト制作の会話で説明します。

約6分で読めます

ひなた虎田さん桜井さん ★★ ふつう
ガントチャート入門のイメージ
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
3. カンバン入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
9. リスクとトラブル
10. ツール選びと定着
この記事の内容

この記事でわかること

  • マイルストーンが何かがわかる
  • 置く場所の基準がわかる
  • お客様の判断が必要な場所への置き方がわかる

「順調です、たぶん……」と答えてしまったことはありませんか。お客様が知りたいのは、いつ何が見られるかです。その約束の日が、マイルストーンです。

桜井さん
桜井さん先日からお願いしている、お店のホームページ。今、どのくらい進んでいるのかしら。
ひなた
ひなたええと……順調に進んでいます! たぶん……
桜井さん
桜井さんふふ、「たぶん」なのね。いつごろ、何を見せてもらえるのか、先に教えてもらえると安心なんだけど。
ひなた
ひなたすみません、あとで日程をお送りします!
虎田さん
虎田さんひなた、それなら「マイルストーン」を置いておこう。桜井さんも安心できるよ。

マイルストーンとは

マイルストーンは、もともと道ばたにある「一里塚」、あと何里という目印のことです。プロジェクトでは、途中に置く節目の日のことです。ガントでは菱形で描かれます。

ふつうの作業は「期間」を持ちますが、マイルストーンは期間がなく、日付だけです。「この日までに、ここまで終わっている」という約束の日です。

たとえば、こんな画面です。

akamineのガント。上の段に、菱形の「β版リリース」と「正式公開」のマイルストーンが並ぶ
akamineのガント。上の段に、菱形の「β版リリース」と「正式公開」のマイルストーンが並ぶ
  • 一番上の段に、節目が菱形で並びます
  • 菱形には名前(「β版リリース」「正式公開」)が付きます

どこに置くか

置く場所の基準は、「区切りがはっきりしていて、誰が見ても達成したかどうかわかる」ことです。Webサイト制作なら、次のような場所です。

  1. キックオフ

    目的と体制が、お客様と共有できた

  2. 構成案の合意

    サイトマップ・ページ構成にお客様がOKを出した

  3. デザイン承認

    トップページと下層ページのデザインにOKをもらった

  4. 公開前チェック完了

    確認項目がすべて終わり、不具合が残っていない

  5. 公開

    サイトが公開された

3か月のサイト制作に置くマイルストーンの例

「進行中」「だいたい完了」のような、あいまいな状態はマイルストーンにしません。「OKをもらった」「公開された」のように、はい・いいえで答えられるものにします。

あいまいな節目
はい・いいえで答えられる節目
デザインがだいたい完了
デザインにOKをもらった
制作が進行中
確認項目がすべて終わった
公開の準備ができた感じ
サイトが公開された
節目の書き方の違い

置き方のコツ

お客様の判断が必要な場所に置く

マイルストーンのいちばん大きな役目は、お客様に「この日までに判断してください」と伝えることです。デザインの承認が遅れると、そのあとの全部が遅れます。承認の日をマイルストーンにしておけば、お客様にも「ここが大事な日」と伝わります。

多すぎない

節目が10個も20個もあると、目印の意味が薄れます。3か月ほどのプロジェクトなら、5〜7個が目安です。

前倒しの日をつくる

節目の日に「間に合ったか」を確かめるのは遅すぎます。節目の少し前に、進み具合を確認する日を決めておくと、手を打てます。

桜井さん
桜井さんこういう節目があると、私も「その日までに写真を用意しなきゃ」って思えるわ。
虎田さん
虎田さんそうなんです。お客様の準備も、節目に合わせて見通せるようになるんですよ。
ひなた
ひなた節目があると、報告もしやすいです!

置いたあとの使い方

マイルストーンは、置いて終わりではありません。節目の日が近づいたら、進み具合を見ます。たとえば、こんな画面です。

マイルストーンの画面。「β版リリース」と「正式公開」ごとに、期間、件数、工数の進み具合が線で出る
マイルストーンの画面。「β版リリース」と「正式公開」ごとに、期間、件数、工数の進み具合が線で出る
  • マイルストーンごとに、期間(例: 9/20〜10/14)が並びます
  • 件数と工数の2本の線で、どこまで進んだかがわかります

そのうえで、次の3つを確認します。

  • 節目の条件(「OKをもらった」など)を、もう一度、チームで共有する
  • 満たせそうにないとき、早めにお客様に相談する
  • 節目を達成したら、チームで一言ふり返り、お客様にも「ここまで終わりました」と伝える

達成の報告は、お客様に安心を届ける、いちばん簡単な方法です。

  • はい・いいえで、達成を判断できる
  • お客様の判断が必要な場所に置いてある
  • 数が多すぎない(3か月なら5〜7個)
  • 節目の少し前に、進み具合を確認する日がある
マイルストーンを置いたときの確認

まとめ

  • マイルストーンは、期間のない節目の日。ガントでは菱形
  • 「はい・いいえ」で達成を判断できる場所に置く
  • お客様の判断が必要なところには、必ず置く
  • 数は多すぎず、3か月なら5〜7個ほど
とらまる
とらまる節目はお客様との約束の日。判断をお願いする日に置こう!

akamineでやるなら

akamineでは、マイルストーンを作って、課題をそれぞれのマイルストーンに結びつけます。ガントでは菱形で出て、マイルストーンごとにまとめて表示することもできます。マイルストーンごとの進み具合も見られるので、お客様との定例で使えます。操作は、マニュアルの「マイルストーン」にあります。

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