akamine 相談する

CHAPTER 01 7 / 11

関係者(ステークホルダー)を整理する

プロジェクトに関わる人は、お客様だけではありません。誰が決める人で、誰に報告し、誰に確認するのかを整理する方法を、桜井さんの例で学びます。窓口を一本にするコツも紹介します。

約6分で読めます

ひなた虎田さん桜井さん ★★ ふつう
プロジェクト管理ってなに?のイメージ
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
3. カンバン入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
9. リスクとトラブル
10. ツール選びと定着
この記事の内容

この記事でわかること

  • ステークホルダーが誰のことかわかる
  • 「決める人」と窓口の確かめ方がわかる
  • 相手ごとに伝え方を変えられる

完成間近に「実は、社長にも見てもらっていなくて」と言われて、冷や汗をかいたことはありませんか。仕事に関わる人は、思ったより多いものです。

ひなた
ひなた虎田さん、桜井さんのサイトのデザインがほぼ決まったと思ったら、「息子に見せたら、ロゴを変えてほしいって言われました」って連絡が来て……。
虎田さん
虎田さん息子さん、いたんだね。
ひなた
ひなたご家族のことなんて、聞いてませんでした。
虎田さん
虎田さんこういうとき役立つのが、関係者の整理だよ。

ステークホルダーとは

ステークホルダーは「利害関係者」のことで、プロジェクトに関わる、または影響を受ける人すべてです。

Web 制作では、たとえば次のような人がいます。

立場例関わり方
お客様(発注側)の決める人桜井さん最終的に OK を出す
お客様側の関係者家族、スタッフ、取引先意見を言う、情報を出す
自社のチームデザイナー、エンジニア作る
社外のパートナーカメラマン、ライター素材を作る
利用者サイトを見るお客さん直接は関わらないが、影響を受ける

関係者を、「決める力」と「関心の高さ」の二つで分けると、誰にどう接するかが見えてきます。

決める力 →
要点を押さえて確認

決める力は大きいが、日ごろは見ていない

密に連携する

決める人で、関心も高い。桜井さん

見守る

結果だけ短く共有

こまめに知らせる

関心は高いが、決める力はない。家族やスタッフ

関心の高さ →
関係者の分け方。右上の人とは、とくに早めに合意する

「誰が決める人か」を最初に確認する

トラブルで多いのは、決める人が途中で増えることです。担当者が OK を出したのに、あとから上の人に「やり直して」と言われる。こうしたことを防ぐため、最初に確認します。

  • 最終的に OK を出すのは誰か。
  • 意見を出す人は誰か。その意見は、誰がまとめるのか。
  • 急ぎのとき、誰に連絡すればいいのか。
ひなた
ひなた「家族の意見は、桜井さんがまとめて伝えてください」って、お願いしておけば良かったんですね。
虎田さん
虎田さんそう。誰かを責めるんじゃなくて、窓口を一本にするんだよ。

窓口を一本にすると、意見の流れは次のようになります。

家族・スタッフ意見を出す桜井さん窓口。意見をまとめるぽんぽこ制作所ひなたが受け取る
お客様側の意見は、窓口の桜井さんでまとめてから届く

関係者の整理表をつくる

次のような表に、名前と役割を書き出します。

名前立場決める力連絡先・頻度
桜井さんオーナー最終決定メール、週 1 回
桜井さんの息子さん家族意見のみ桜井さん経由
みさきデザイナー制作毎日
ケンジエンジニア制作毎日

akamine では、プロジェクトのメンバーと役割が、こんな画面で一覧になります。表をつくる代わりになります。

プロジェクトのメンバーと役割の一覧。名前ごとに役割を選ぶ欄がある
プロジェクトのメンバーと役割の一覧。名前ごとに役割を選ぶ欄がある
  • 名前の右の欄で、オーナー・メンバー・報告者などの役割を決めます。
  • グループ(デザインチームなど)ごと、まとめて入れることもできます。

誰にどれだけ伝えるか

関係者の全員に、同じ量の情報を伝える必要はありません。

  • 決める人: 重要な節目で、確認と判断をもらう。
  • 関わる人: 自分に関係するところを、必要なときに伝える。
  • 見守る人: 結果だけ、短く共有する。

伝えすぎると読まれず、伝えなさすぎると不満が出ます。相手ごとに、量と頻度を決めておきます。

1決める人

節目で確認と判断をもらう

2関わる人

自分に関係するところを伝える

3見守る人

結果だけ短く共有する

伝える量は、相手の立場で変える

関係者は途中で変わる

最初に整理した関係者が、最後まで同じとは限りません。担当者が異動したり、新しく役員が加わったりします。ときどき表を見直して、変化があれば更新しましょう。変わったときこそ、「決める人は誰になりましたか」と聞き直すチャンスです。

まとめ

  • ステークホルダーは、プロジェクトに関わる・影響を受ける人すべて。
  • 最初に「誰が決める人か」「窓口は誰か」を確認する。
  • 名前・立場・決める力・連絡の仕方を表にする。
  • 相手に合わせて、伝える量と頻度を変える。
とらまる
とらまる決める人は、早めに見つけよう。

akamine でやるなら

akamine では、プロジェクトのメンバーに役割を割り当て、お客様やパートナーも「社外」のメンバーとして招けます。見せたくない情報は、公開範囲で絞れます。

連絡も、akamine の中で受け取れます。ホームの「お知らせ」には、自分へのメンションやコメントが並びます。

ホーム。「お知らせ」に、あなたへのメンションとコメントが新しい順に並ぶ
ホーム。「お知らせ」に、あなたへのメンションとコメントが新しい順に並ぶ
  • 「あなたへのメンション」は、青い印で目立ちます。
  • どの課題への連絡かが、課題の件名つきで出ます。

手順はメンバーを招く・役割を決めるにあります。

関連する記事

段取り教室の一覧へ

akamine

チーム開発を、akamine で進めませんか。

今お使いのツールや Excel の運用を伺い、akamine での組み立て方をご説明します。Backlog・Redmine からの引っ越しもご相談ください。

資料請求・デモの相談 →