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CHAPTER 09 5 / 8

品質トラブルの対応

公開後にバグや表示崩れの指摘が届いたとき、あわてずに対応する流れと、お客さんへの伝え方、再発を防ぐ考え方を紹介します。会話と具体例つきで、やさしく読めます。現場の例で学べます。

約5分で読めます

ひなたケンジ虎田さん ★★ ふつう
リスクとトラブルのイメージ
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
3. カンバン入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
9. リスクとトラブル
10. ツール選びと定着
この記事の内容

この記事でわかること

  • トラブル対応の4つの順番がわかる
  • お客さんへの伝え方がわかる
  • 再発を防ぐ考え方がわかる

公開したサイトに、お客さんから「ここが変です」と連絡が来た。そんなとき、頭が真っ白になった経験はありませんか?

ひなた
ひなた虎田さん、桜井さんから連絡です。「スマホで見ると、お問い合わせが送れない」って……!
ケンジ
ケンジ本当に? 見てみる。
虎田さん
虎田さんまず落ち着こう。やることは、順番に 4 つだよ。

対応の順番は 4 つ

1. 受けとめる

最初の返事は、「受け取りました。確認します」です。原因がわからなくても、先に返します。お客さんは、「伝わったか」が、いちばん不安です。

たとえば、こんな画面です。コメントやメンションの通知は、受信箱に集まります。

メンションとコメントの通知が並ぶ受信箱
メンションとコメントの通知が並ぶ受信箱
  • 「すべて」「メンション」「担当」などのタブで、通知を切り替えられます。
  • 青い点のついた行が未読です。「あなたへのメンション」の印で、自分宛てがわかります。

2. 事実を確認する

  • いつから、どのページで、何が起きているか
  • どの機器、どのブラウザか
  • 他の人の環境でも、起きるか

ここで、原因探しより、事実の確認を優先します。

この図は、品質トラブルへの対応の流れです。強調した「受けとめる」を、いちばん先に、いちばん早く行います。

受けとめるまず返事事実を確認優先度を決める直して報告
品質トラブルの対応の順番

3. 影響の大きさで、優先度を決める

状況優先度例
お客さんの目的を邪魔しているすぐ対応フォームが送れない
見た目が崩れている早めに対応スマホで画像がはみ出る
気になる程度計画して対応余白が少し違う

4. 直して、確認し、報告する

直したら、同じ状況で確認します。お客さんには、「何が原因で、どう直して、再発しないか」を、短く報告します。

お客さんへの伝え方

  • 原因が不明でも、「確認中です。◯時までに、状況をご連絡します」と、次の連絡の時間を伝える
  • 言い訳より、事実と、これからの動きを伝える
  • 責任を、誰かに押しつけない
虎田さん
虎田さん「お詫び」と「原因」と「対策」の 3 つがそろうと、お客さんは、安心するんだ。

再発を防ぐ

直して終わりにせず、「なぜ見つからなかったか」を考えます。

  • テストのチェックリストに、項目を足せないか
  • 確認する機器やブラウザの範囲は、足りていたか
  • 似たものが、他のページにないか

見つけた改善は、チェックリストや、ひな型に反映します(トラブルのふりかえり)。

不安にさせる伝え方
安心できる伝え方
原因はまだわかりません
確認中です。◯時までに、状況をご連絡します
他のお客さんは大丈夫でした
〇〇さんの環境で起きていることを、確認しています
担当が休みでして……
お詫びと原因、対策を、ご報告します
原因が不明でも、次の連絡を伝える

指摘が、勘違いだったときは

お客さんの指摘が、使い方の誤解や、見ている画面の違いだったこともあります。そのときも、「それは仕様です」と突き放さず、画面を一緒に確認し、見つけてくれたことへのお礼を伝えます。不明な点は、説明の資料や、見え方の案内を、足すきっかけにします。

トラブルが落ち着いたら、次の 4 つを確かめましょう。

  • 最初の返事を、すぐに返した
  • 原因と対策を、お客さんに報告した
  • 見つからなかった理由を考えた
  • テストのチェックリストに項目を足した
対応のあとの確認

まとめ

  • まず「受け取りました」と返す。原因は、あとでいい。
  • 事実を確認し、影響の大きさで優先度を決める。
  • お詫び、原因、対策を、お客さんに伝える。
  • 見つからなかった理由を考えて、再発を防ぐ。
とらまる
とらまる最初の返事は、早さがいちばん大事だよ。

akamine でやるなら

指摘は、種別を「バグ」にして課題にし、優先度と担当をつけます。再現の手順は、本文やコメントに書きます。課題の項目 を参考にしてください。

バグの課題の詳細。優先度、期間、工数、コメントが出る
バグの課題の詳細。優先度、期間、工数、コメントが出る

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