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CHAPTER 01 2 / 11

どうして管理が必要なの?

管理をしないと Web 制作の現場で何が起きるのか。納期の遅れ、言った言わない、抱え込みなどのあるあるを、ひなたとケンジの体験から学びます。管理の目的と、始め方もわかります。

約6分で読めます

ひなた虎田さんケンジ
プロジェクト管理ってなに?のイメージ
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
3. カンバン入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
9. リスクとトラブル
10. ツール選びと定着
この記事の内容

この記事でわかること

  • 管理がないと起きる5つのことがわかる
  • 管理の目的は「見える」ことだとわかる
  • 今日からできる小さな始め方がわかる

「あの件、どうなってる?」と聞かれて、答えに詰まったことはありませんか。仕事は進んでいるのに、誰も全体を見ていない。そんな場面から始めます。

ひなた
ひなた虎田さん、昨日のお客さんへの返事、ケンジさんに聞いたら「それ、もう終わってる」って言われて……。私は「まだです」って返しちゃいました。
ケンジ
ケンジいや、終わってたよ。Slack に書いたし。
ひなた
ひなた私、そのスレッド見てなくて……
ケンジ
ケンジ見といてよ。
虎田さん
虎田さんまあまあ。これは二人が悪いんじゃなくて、「管理の仕組みがない」ことが原因なんだ。

管理しないと起きる 5 つのこと

虎田さんが挙げた「あるある」です。心当たりはありませんか。

  1. 誰が何をやっているのか、わからない。同じことを二人がやっていたり、誰もやっていなかったりします。
  2. 進み具合が見えない。「あと少し」と言われて信じていたら、前日に「まだ半分」と判明します。
  3. 言った言わないが起きる。口頭やチャットで決めたことが、あとで見つかりません。
  4. 特定の人に仕事が集まる。できる人ほど忙しくなり、倒れると全部止まります。
  5. 遅れに気づくのが遅い。気づいたときには、取り返しがつきません。
ひなた
ひなたぜんぶ、ここ 1 か月で見た気がします……。
虎田さん
虎田さんだいたいどの会社でもそうだよ。

管理がない現場と、ある現場の違いを並べてみます。右の列は、「見える」ようになった状態です。

管理がない現場
管理がある現場
誰が何をやっているか、聞かないとわからない
一覧を見れば、担当がわかる
「あと少し」を信じて、前日に気づく
進み具合が毎日見えて、早めに手を打てる
チャットを遡って探す
決めたことが、残る場所にある
できる人に仕事が集まる
偏りに気づいて、配り直せる
管理の有無で、見えるものが変わる

管理とは「見える」ようにすること

「管理」というと、人を見張るイメージがあるかもしれません。でも、プロジェクト管理の目的は反対です。全員が同じ状況を見られるようにして、困る前に手を打てるようにすることです。

そのために、次の三つを見える形にします。

見えるようにするもの具体的には解決する困りごと
やること作業の一覧(課題やタスク)抜け・重複
担当と期限誰が、いつまでに抱え込み・放置
進み具合未着手・進行中・完了遅れの発見が遅い

たとえば、akamine の課題の一覧は、この三つを一枚に並べた画面です。

課題の一覧。件名、ステータス、期限、担当者が一行ずつ並ぶ
課題の一覧。件名、ステータス、期限、担当者が一行ずつ並ぶ
  • 左のアイコンでステータス、右端で担当者、その左で期限が読めます。
  • 期限が過ぎた課題は、赤字で「1 日超過」のように出ます。

管理しすぎも困る

ケンジ
ケンジでも、報告ばっかりで開発の時間が減るのは困るけど。
虎田さん
虎田さんその通り。だから、必要なだけやるんだ。
ひなた
ひなた必要なだけ、ですか?

小さな 1 週間の案件に、分厚い管理資料はいりません。やることを書き出して、担当と期限を決めて、毎日ちらっと見る。それだけでも十分です。案件が大きくなるほど、少しずつ道具を足していきます。

まず今日からできること

  • 今やっている仕事を、一つずつ「やること」として書き出す
  • それぞれに、担当者を一人つける
  • それぞれに、期限をつける
  • 決まったことは、チャットだけでなく残る場所に書く
今日から始める 4 つのこと。全部できなくても、一つからで十分

「決まったことを残す場所」の例が、課題のコメント欄です。やりとりが、その仕事のそばに時系列で残ります。

課題の詳細。件名、担当、期限、進捗の線の下に、会話がコメントで並ぶ
課題の詳細。件名、担当、期限、進捗の線の下に、会話がコメントで並ぶ
  • 上に、種別・今のステータス・担当・期限と進み具合の線があります。
  • 下の「会話」に、やりとりが残ります。

管理の効果は、小さな安心から

管理が整うと、特別なことをしなくても、朝に「今日はこれをやればいい」とすぐわかります。電話で「あの件どうなってる?」と聞かれても、画面を見て答えられます。休む人がいても、ほかの人が引き継げます。こうした小さな安心が積み重なると、チーム全体の気持ちにも余裕が生まれます。

まとめ

  • 管理がないと、見えないことが原因でトラブルが起きる。
  • 管理の目的は、見張ることではなく「みんなが同じ状況を見る」こと。
  • やること・担当と期限・進み具合の三つを見える形にする。
  • 案件の大きさに合わせて、必要なだけやればいい。
とらまる
とらまる見えないものは、直せないよ。

akamine でやるなら

akamine では、やることを「課題」として登録し、担当と期限を決め、ステータスで進み具合を表します。プロジェクトの概要画面では、完了した件数や期限切れが一目でわかります。

プロジェクトの概要。完了の件数、期限切れ、ステータス別の円グラフが並ぶ
プロジェクトの概要。完了の件数、期限切れ、ステータス別の円グラフが並ぶ

まずははじめての課題を作るから試してみてください。

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