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やりがちな課題管理の失敗10選
件名が「対応」、担当が全員、期限なし。課題管理で現場がやりがちな失敗を 10 個、理由と直し方つきで紹介します。心当たりをチェックしてみてください。
約7分で読めます
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
この記事でわかること
- 課題管理のありがちな失敗がわかる
- それぞれの直し方がわかる
- 1つずつ直す進め方がわかる
ここまで読んで、「うちのチーム、半分くらい当てはまる」と思ったかもしれません。大丈夫です。みんな通る道です。
「課題」の章の締めくくりです。ひなたが、チェックリストを持ってきました。
責めるための一覧ではありません。チームの現在地を確かめるための一覧です。当てはまる数を数えて、1 つずつ直していきましょう。
失敗 1〜5
| # | 失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|---|
| 1 | 件名が「対応」「修正」 | 一覧で意味がわからない | 「何を」「どうする」を入れる(良い件名の書き方) |
| 2 | 本文が空 | 質問から始まり、時間がかかる | 背景・やること・完了条件を書く(本文の書き方) |
| 3 | 完了の条件がない | 「終わった」「まだ」のズレが生まれる | 確かめられる形で書く(完了の定義) |
| 4 | 担当が複数・または空 | 責任が分散して、止まる | 担当は 1 人(担当者は1人にする理由) |
| 5 | 期限がない | 後回しになり、溜まる | 日付で期限を入れる(期限の決め方) |
失敗 6〜10
| # | 失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|---|
| 6 | 全部が「高」の優先度 | 順番がつけられない | 高は 3 件まで。緊急と重要で考える(優先度のつけ方) |
| 7 | 巨大な課題を放置 | ずっと「処理中」で、進みが見えない | 1 人で数日の大きさに割る(課題の粒度) |
| 8 | ステータスを動かさない | 一覧が実態とずれる | 数を絞り、動かすルールを決める(ステータスの設計) |
| 9 | 全員にメンション | 通知が雑音になる | 呼ぶ人は 1〜2 人、用件つき(メンションの使い方) |
| 10 | 棚卸しをしない | 古い課題に、大事なものが埋もれる | 週 15 分の小掃除(課題の棚卸し) |
チームの現在地は、プロジェクトの概要でも確かめられます。たとえば、こんな画面です。

- 「期限の状況」の棒グラフに、期限切れの件数が出る
- 「担当者別」に、「担当なし」の課題が出る
- 「ステータス別」で、特定のステータスに課題が偏っていないかを見る
番外:やりがちな「その場しのぎ」
10 個のほかにも、現場でよく見かけるものがあります。
- 課題を作らず、チャットや口頭で済ませる
- 課題とは別に、自分専用の管理表を持つ(二重管理)
- 「あとで更新する」と言って、更新が追いつかない
特に、二重管理は、情報が食い違う原因になります。どちらが正しいのかわからなくなり、結局どちらも信用されなくなります。「正しい情報は、課題の中にある」と決めましょう。
直すときのコツ
10 個を、一度に直そうとしないでください。
- 1選ぶ
- 2決める
- 3続ける
- 4次へ
この図は、1 つの失敗を直す 1 周ぶんの流れです。「選ぶ」はいちばん痛い失敗を 1 つ、「決める」は「これだけは守る」と決めること、「続ける」は 2 週間続けることです。1 周したら、次の失敗でもう一周します。
ルール作りは、「少なく、守れるもの」から始めます。決め方は「チームのルールを決める」でも説明します。
チームの現在地を確かめる 8 つの項目です。
- 件名が「対応」「修正」になっていない
- 本文と完了条件が書いてある
- 担当が 1 人で、期限が日付で入っている
- 優先度が「全部高」になっていない
- 課題が大きすぎず、小さすぎない
- ステータスを動かしている
- 全員にメンションしていない
- 週に 15 分、棚卸しをしている
チェックのつかないところが、次に直すところです。
まとめ
- 課題管理の失敗は、だれでもやりがち。責めずに直す
- 件名・本文・完了条件・担当・期限・優先度が、基本の 6 点
- 粒度・ステータス・メンション・棚卸しは、運用の 4 点
- 二重管理をやめ、「正しい情報は課題にある」と決める
- 一度に直さず、1 つずつ、2 週間ずつ
akamine でやるなら
akamine では、種別ごとの必須項目、課題テンプレート、ステータスの設定などで、「書き忘れ」や「ばらつき」を仕組みで減らせます。チームで決めたルールは、テンプレートや設定に入れておくと、守りやすくなります。「課題テンプレート」と「ステータスの設定」を見てください。

- 件名が具体的で、期限と担当者がそろった一覧は、読んですぐ状況がわかる
- 一覧の担当者の欄が点線の丸のところは、担当がいない課題