CHAPTER 05 8 / 10
スケジュールを引くコツ
スケジュールは、納期から逆算して引くと現実的になります。逆算の手順、お客様の作業の入れ方、引いたあとの見直しのポイントを、パン屋さんのサイトを例に説明します。最後に、akamineでのやり方も添えます。
約5分で読めます
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
この記事の内容
この記事でわかること
- 順方向と逆算の違いがわかる
- 納期から逆算する手順がわかる
- お客様の作業を入れる大切さがわかる
公開日が決まっている案件で、「今日から数えて、いつ終わるか」を出していないでしょうか。納期がある仕事は、ゴールから逆に数えます。
順方向と逆算
スケジュールの引き方は、2つあります。
Web制作は、「この日に公開したい」と決まっていることが多いので、逆算が基本です。
逆算の手順
12月1日に公開したいパン屋さんのサイトで考えます。
1. 最後から並べる
公開の前に何が必要かを、後ろから書き出します。
| 順番(後ろから) | 作業 | 営業日 |
|---|---|---|
| 1 | 公開(12/1) | 1日 |
| 2 | 公開前の最終確認と修正 | 3日 |
| 3 | お客様の確認 | 3日 |
| 4 | 動作確認・不具合の修正 | 4日 |
| 5 | コーディング | 10日 |
| 6 | デザイン(確認・修正を含む) | 8日 |
| 7 | 構成の設計 | 3日 |
| 8 | ヒアリング | 2日 |
2. 営業日で引き算する
12月1日から、土日・祝日を除いて、さかのぼります。合計は34営業日。約7週間なので、10月の中旬までに始める必要があるとわかります。
逆算してできあがる並びを、週単位のガントにします。
この図は、公開から後ろ向きに作業を並べた結果です。左端が、始めなければならない週になります。
土日と祝日を除くためには、休みを先に登録しておきます。たとえば、こんな画面です。

- 内閣府のCSVやiCalのURLから、祝日をまとめて追加できます
- 登録した休日は、ガントの営業日の数え方に使われます
3. バッファを入れる
さかのぼった結果に、バッファ(余裕)の日数を足します。たとえば全体の15%、5日ぶんを足すと、10月の初めが開始のめどになります。
4. 今日が、その日より後なら
もし、今日が開始のめどを過ぎていたら、このままでは間に合いません。そこで次を検討します。
- 範囲を絞る(最初の公開は、ページ数を減らす)
- 並行で進める(デザインとコーディングを、ページごとに重ねる)
- 納期を相談する(詳しくは「納期を交渉する」)
お客様の作業を忘れずに入れる
スケジュールには、お客様がやることも入れます。
- 文章や写真の提供
- デザイン案の確認
- 公開前の最終確認
お客様の作業は、期限を決めて、はっきりお伝えします。「できるときにお願いします」では、遅れの原因になります。
引いたあとの見直し
スケジュールは、引いて終わりではありません。
- 週に1回、予定と実際を見比べる
- 遅れたら、早めに引き直す
- お客様の作業が遅れたら、そのぶん公開日がずれることを伝える
まとめ
- 納期が決まっているときは、納期から逆算して引く
- 後ろから作業を並べ、営業日でさかのぼる
- バッファを足して、開始のめどを出す
- お客様の作業にも、日付と期限を入れる
- 引いたあとも、週に1回は見直す
akamineでやるなら
akamineでは、公開日のマイルストーンを先に置いて、後ろの作業から日付を入れていくと、逆算で引けます。ガントは営業日で数えるので、バーをドラッグすると「5営業日」のように日数が確認できます。使い方は、マニュアルの「ガントチャート」と「マイルストーン」にあります。
たとえば、こんな画面です。

- 菱形(公開日の節目)から、左へ向かって課題の棒を並べます
- ツールバーの「日程 営業日」で、営業日で数えます