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CHAPTER 02 11 / 19

ステータスの設計

ステータスは多すぎても少なすぎても使いにくくなります。未着手・進行中・完了の 3 つのカテゴリで考える、ステータス設計の基本を解説します。

約6分で読めます

ひなた虎田さんとらまる ★★ ふつう
課題管理入門のイメージ
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
3. カンバン入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
9. リスクとトラブル
10. ツール選びと定着
この記事の内容

この記事でわかること

  • ステータスの数の目安がわかる
  • 3つのカテゴリで考えられる
  • 確認待ちを入れる理由がわかる

ステータスが 10 個もあって、結局みんな「作業中」のまま。そんな一覧は、実態を映してくれません。

ひなたが、前に担当した案件のステータスを見せています。

ひなた
ひなた前の案件では、「未着手」「着手」「作業中」「作業中(レビュー前)」「レビュー待ち」「修正中」「再レビュー待ち」「確認中」「完了」「完了(公開待ち)」ってありました。
虎田さん
虎田さん10 個もあるね。使われていたかな。
ひなた
ひなたみんな「作業中」のまま、動かしていませんでした……。
虎田さん
虎田さんステータスは、使われてこそだよ。作り方を考えよう。

ステータスは「いまの状態」を表す

ステータスとは、課題がいまどういう状態かを表す札です。一覧を見れば、全体の様子が一目でわかることが目的です。

ステータスが多すぎると、動かすのが面倒になり、更新されなくなります。古い情報の並ぶ一覧は、ないほうがましです。

少なすぎても、多すぎても困る

起きること
少なすぎる(未完了・完了だけ)作業中なのか、確認待ちなのか、見分けがつかない
多すぎる(10 個以上)どれを選ぶか迷う。更新が面倒で、動かさなくなる

ちょうどいいのは、4〜6 個くらいです。

3 つのカテゴリで考える

ステータスを考えるときは、まず3 つのカテゴリに分けます。

  1. 未着手: まだ始めていない
  2. 進行中: いま動いている(作業中、確認待ち、など)
  3. 完了: 終わった

名前は自由に決めてかまいませんが、どのカテゴリに入るかを決めておくのがポイントです。そうすれば、名前が増えても、「全体の何割が終わったか」を数えられます。

たとえば、次のように考えます。

ステータス名カテゴリ
未対応未着手
処理中進行中
確認待ち進行中
完了完了

3 つのカテゴリと、ステータス名の対応です。

未着手未対応進行中処理中 / 確認待ち完了完了
3 つのカテゴリとステータス名

名前が増えても、どのカテゴリかが決まっていれば数えられます。

「確認待ち」を入れる理由

Web 制作では、**「確認待ち」**があると便利です。自分の作業は終わったが、お客さんや同僚の確認がまだ、という状態です。

これがないと、「処理中」のまま止まって見えます。「確認待ち」があれば、いま止まっているのはだれのせいか(自分か、待っている相手か)が見えます。

「確認待ち」は、ステータスの帯の途中にあります。たとえば、こんな画面です。

課題の詳細の下にあるステータスの帯。未対応、処理中、確認待ち、完了が並び、いまは処理中
課題の詳細の下にあるステータスの帯。未対応、処理中、確認待ち、完了が並び、いまは処理中
  • いまのステータス(処理中)が濃い色で、帯の中で目立つ
  • 右に「その他」があり、わき道のステータスはここにまとまる

中止・保留はどうする?

「やらないことにした」「いったん止める」ものは、本流とは別の「わき道」にまとめます。

  • 中止: やらないと決めた(削除ではなく、記録として残す)
  • 保留: 条件がそろうまで止める

これらを本流に混ぜると、流れがごちゃごちゃします。ふだんは目立たず、必要なときだけ探せるのが理想です。

ステータスを列にすると、カンバンになります。

カンバン。未対応・処理中・確認待ち・完了・中止の列に、課題のカードが並ぶ
カンバン。未対応・処理中・確認待ち・完了・中止の列に、課題のカードが並ぶ
  • 本流の 4 つの列に続いて、右端に「中止」の列がある
  • 列の数が、その列の件数(「未対応 10」など)

ステータスを動かすルール

ステータスを決めたら、だれが、いつ動かすかもそろえます。

  • 作業を始めたら、担当者が「処理中」にする
  • 作業が終わったら、担当者が「確認待ち」にする
  • 確認した人が「完了」にする
ひなた
ひなた担当者が動かすところと、確認者が動かすところがあるんですね。
虎田さん
虎田さんそう。だれが何を動かすかを、チームで決めておこう。

ステータスのありがちな状態と、目指す状態の比較です。

こうなりがち
こうしたい
10 個のステータスで、みんな「作業中」のまま
4〜6 個に絞って、ちゃんと動かす
「完了」の手前がわからない
「確認待ち」で、待ちが見える
中止や保留が本流に混ざる
わき道にまとめる
ステータス設計の比較

右のほうが、一覧から実態が読み取れます。

まとめ

  • ステータスは、一覧で全体の様子がわかるためにある
  • 多すぎると更新されない。4〜6 個くらいが目安
  • 「未着手・進行中・完了」の 3 カテゴリで考える
  • 「確認待ち」があると、止まっている理由が見える
  • 中止・保留は、本流と分けておく
  • だれがいつ動かすかを決める
とらまる
とらまるステータスは、少なめに。そして、ちゃんと動かそう。

akamine でやるなら

akamine のステータスは、ステータスセットにまとめて管理します。標準では「未対応・処理中・確認待ち・完了」が本流で、「中止」はわき道です。各ステータスは、未着手・進行中・完了のカテゴリを持ちます。課題の詳細では、画面の下のバーでステータスを動かせます。設定は「ステータスの設定」、動かし方は「ステータスを動かす」を見てください。

プロジェクト設定のステータスの画面。本流の未対応・処理中・確認待ち・完了と、わき道の中止が並ぶ
プロジェクト設定のステータスの画面。本流の未対応・処理中・確認待ち・完了と、わき道の中止が並ぶ

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