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CHAPTER 03 5 / 9

レーンで担当者ごとに見る

カンバンに横の帯(スイムレーン)を入れると、担当者や種別ごとに状況を見分けられます。使いどころと、見るときのコツをやさしく解説します。人を評価せず、配分を整えるための使い方です。

約5分で読めます

ひなた虎田さん ★★ ふつう
カンバン入門のイメージ
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
3. カンバン入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
9. リスクとトラブル
10. ツール選びと定着
この記事の内容

この記事でわかること

  • スイムレーンが何かわかる
  • 何で分けるかを選べる
  • 担当者レーンで偏りに気づける

カードが増えてくると、「誰が何を持っているのか」を探すだけで時間が過ぎます。ボードを見ても、全体がぼやけてくる。そんなときの一手です。

ひなた
ひなた虎田さん、ボードのカードが 30 枚くらいになって、誰が何を持っているのか、探すのが大変になってきました。
虎田さん
虎田さんボードを、横に帯で区切ってみようか。
ひなた
ひなた帯、ですか?
虎田さん
虎田さんスイムレーンというよ。プールのコースみたいに、横に区切るんだ。

スイムレーンとは

カンバンの列は縦(状態)に分かれています。これに加えて、横にも区切るのがスイムレーン(レーン)です。プールの水泳のコースに似ていることから、この名前になりました。

たとえば、担当者ごとにレーンを作ると、こうなります。

未着手進行中確認待ち完了
ひなたカードカードカード
みさきカードカード カードカード
ケンジカードカード カード

横を見ると「その人の仕事」、縦を見ると「その状態の仕事」が見えます。

カンバンの画面の上には、この切り替えのスイッチがあります。「列」と「レーン」を選ぶ欄です。

カンバン。上の帯に「列」と「レーン」の選択欄があり、いまは列がステータス、レーンはなし
カンバン。上の帯に「列」と「レーン」の選択欄があり、いまは列がステータス、レーンはなし
  • 「列」の欄は、いまステータスです。
  • 「レーン」の欄は、いまは「なし」です。ここで、分け方を選びます。

何でレーンを分けるか

担当者のほかにも、いろいろな分け方があります。

分け方見えること向いている場面
担当者一人ひとりの抱えている量偏りの確認、朝会
種別(バグ、タスクなど)種類ごとの進み具合不具合の対応状況の確認
優先度急ぎの仕事の状況忙しい時期の整理
マイルストーン節目ごとの進み具合公開前の確認
1担当者

一人ひとりの抱える量

2種別

バグやタスクごとの状況

3優先度

急ぎの仕事の状況

4マイルストーン

節目ごとの進み具合

レーンの分け方は四つ。見たいことで選ぶ

担当者レーンで見えること

担当者ごとに分けると、次のことに気づきやすくなります。

  1. 誰かに仕事が偏っている: 一人のレーンだけカードが多い。
  2. 誰も持っていないカードがある: 「担当なし」のレーンにカードが残っている。
  3. 誰かが止まっている: 一人のレーンで「進行中」ばかり。

なお、担当者ごとの件数は、プロジェクトの概要の「担当者別」でも、棒グラフで見られます。

プロジェクトの概要。「担当者別」のグラフに、人ごとの課題の件数が棒で並ぶ
プロジェクトの概要。「担当者別」のグラフに、人ごとの課題の件数が棒で並ぶ
  • 棒が長い人が、多くの課題を持っています。
  • 「担当者なし」の棒は、誰も持っていない課題です。
ひなた
ひなた私のレーンだけ、「進行中」がずらっと……。
虎田さん
虎田さん見えて良かった。みさきさんのレーンに余裕があるから、相談してみよう。

レーンを使うときの注意

  • 人数が多いと、レーンが縦に長くなる。まず自分のチームに絞る。
  • 常にレーンを使う必要はない。確認したいときだけ入れて、普段は外してもよい。
  • 全員がレーンの意味を知っておく。

また、レーンが細かいと、画面に収まらなくなります。見やすさを優先して、使うタイミングを選びましょう。

見るときの順番

まず全体の流れを列で見て、次に気になるところだけレーンで確認します。最初からレーンで細かく見ると、全体の様子を見失いがちです。「全体 → 部分」の順を意識してください。

列で全体を見る流れと詰まり気になる所を決めるレーンで部分を見る人・種別・優先度
見る順番。全体から、部分へ

小さなチームでの使い方

3〜4 人のチームなら、担当者レーンは朝会のときだけ入れる、くらいが気軽です。大人数になったら、チームや案件ごとにボードを分けるほうが見やすくなります。

まとめ

  • レーンは、カンバンを横にも区切る帯。
  • 担当者・種別・優先度などで分けられる。
  • 担当者レーンで、偏りと担当なしが見える。
  • 見たいときだけ使い、評価ではなく配分のために見る。
とらまる
とらまる縦は状態、横は人。クロスで見よう。

akamine でやるなら

akamine のカンバンでは、担当者や優先度、種別、マイルストーン、ラベルなどでレーンを切り替えられます。列は担当者などに変えることもできます。画面の上の「レーン」から選びます。手順はカンバンのレーンにあります。

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