CHAPTER 03 5 / 9
レーンで担当者ごとに見る
カンバンに横の帯(スイムレーン)を入れると、担当者や種別ごとに状況を見分けられます。使いどころと、見るときのコツをやさしく解説します。人を評価せず、配分を整えるための使い方です。
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段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
この記事でわかること
- スイムレーンが何かわかる
- 何で分けるかを選べる
- 担当者レーンで偏りに気づける
カードが増えてくると、「誰が何を持っているのか」を探すだけで時間が過ぎます。ボードを見ても、全体がぼやけてくる。そんなときの一手です。
スイムレーンとは
カンバンの列は縦(状態)に分かれています。これに加えて、横にも区切るのがスイムレーン(レーン)です。プールの水泳のコースに似ていることから、この名前になりました。
たとえば、担当者ごとにレーンを作ると、こうなります。
| 未着手 | 進行中 | 確認待ち | 完了 | |
|---|---|---|---|---|
| ひなた | カード | カード | カード | |
| みさき | カード | カード カード | カード | |
| ケンジ | カード | カード カード |
横を見ると「その人の仕事」、縦を見ると「その状態の仕事」が見えます。
カンバンの画面の上には、この切り替えのスイッチがあります。「列」と「レーン」を選ぶ欄です。

- 「列」の欄は、いまステータスです。
- 「レーン」の欄は、いまは「なし」です。ここで、分け方を選びます。
何でレーンを分けるか
担当者のほかにも、いろいろな分け方があります。
| 分け方 | 見えること | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 担当者 | 一人ひとりの抱えている量 | 偏りの確認、朝会 |
| 種別(バグ、タスクなど) | 種類ごとの進み具合 | 不具合の対応状況の確認 |
| 優先度 | 急ぎの仕事の状況 | 忙しい時期の整理 |
| マイルストーン | 節目ごとの進み具合 | 公開前の確認 |
一人ひとりの抱える量
バグやタスクごとの状況
急ぎの仕事の状況
節目ごとの進み具合
担当者レーンで見えること
担当者ごとに分けると、次のことに気づきやすくなります。
- 誰かに仕事が偏っている: 一人のレーンだけカードが多い。
- 誰も持っていないカードがある: 「担当なし」のレーンにカードが残っている。
- 誰かが止まっている: 一人のレーンで「進行中」ばかり。
なお、担当者ごとの件数は、プロジェクトの概要の「担当者別」でも、棒グラフで見られます。

- 棒が長い人が、多くの課題を持っています。
- 「担当者なし」の棒は、誰も持っていない課題です。
レーンを使うときの注意
- 人数が多いと、レーンが縦に長くなる。まず自分のチームに絞る。
- 常にレーンを使う必要はない。確認したいときだけ入れて、普段は外してもよい。
- 全員がレーンの意味を知っておく。
また、レーンが細かいと、画面に収まらなくなります。見やすさを優先して、使うタイミングを選びましょう。
見るときの順番
まず全体の流れを列で見て、次に気になるところだけレーンで確認します。最初からレーンで細かく見ると、全体の様子を見失いがちです。「全体 → 部分」の順を意識してください。
小さなチームでの使い方
3〜4 人のチームなら、担当者レーンは朝会のときだけ入れる、くらいが気軽です。大人数になったら、チームや案件ごとにボードを分けるほうが見やすくなります。
まとめ
- レーンは、カンバンを横にも区切る帯。
- 担当者・種別・優先度などで分けられる。
- 担当者レーンで、偏りと担当なしが見える。
- 見たいときだけ使い、評価ではなく配分のために見る。
akamine でやるなら
akamine のカンバンでは、担当者や優先度、種別、マイルストーン、ラベルなどでレーンを切り替えられます。列は担当者などに変えることもできます。画面の上の「レーン」から選びます。手順はカンバンのレーンにあります。