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WBSから見積もる
WBS(作業を細かく分けた一覧)を使って積み上げで見積もる、実践の手順です。分け方の目安、デザイナーとエンジニアへの聞き方、抜けを防ぐチェックを説明します。最後に、akamineでのやり方も添えます。
約5分で読めます
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
この記事でわかること
- WBS見積もりの5つの流れがわかる
- 作業の分け方の目安と聞き方がわかる
- 足し忘れやすい手間がわかる
「ページ数を数えれば、見積もりは出る」と思っていないでしょうか。サイトを作るのに必要なことは、ページの外にもたくさんあります。
WBSから見積もる流れ
WBSは、プロジェクトの作業を木のように細かく分けた一覧のことです。WBSから見積もる流れは、次のとおりです。
- 1WBSを作る
作業を細かく分ける
- 2工数を見積もる
一番細かい作業ごとに
- 3足し合わせる
合計を出す
- 4手間と余裕を足す
管理の手間とバッファ
- 5期間と金額にする
最後に変換
ステップ1: 作業を分ける
パン屋さんのサイトを、大まかに分けます。
- パン屋さんのサイト
- 企画・設計
- ヒアリング、サイトマップ作成
- デザイン
- トップ、商品、お店の紹介、お問い合わせ
- コーディング
- 各ページの実装、スマホ対応
- 素材
- 写真の撮影・加工、文章の用意
- 確認・公開
- 動作確認、お客様の確認、公開作業
- 企画・設計
分けるときの目安は、「1つの作業が0.5〜3人日くらいに収まる」ことです。それより大きいと、見積もりが雑になります。小さすぎると、管理が大変になります。
この木の形は、親子の課題で作れます。たとえば、こんな画面です。

- 「トップページ改修」の下に、子の課題が一段下がって並びます
- 各行に、期限と担当が見えます
ステップ2: 工数を見積もる
分けた作業ごとに、やる人に聞くのがいちばんです。
このように、前提条件も一緒に聞くことが大切です。「写真がある前提」「デザインが固まっている前提」をメモしておくと、前提が崩れたときに見積もりを見直せます。
聞いた工数は、課題ごとに「予定工数」として入れます。たとえば、こんな画面です。

- 予定工数の欄に、聞いた数字を入れます
- 同じ窓で、開始日・期限・進捗率も入れられます
ステップ3〜4: 足して、余裕を加える
作業の工数を足したら、次の手間を忘れずに加えます。
| 加えるもの | 内容 |
|---|---|
| ディレクション | 打ち合わせ、進行管理、お客様とのやり取り |
| 確認・修正 | お客様の確認後の修正対応 |
| バッファ | 予想外のトラブルへの余裕 |
作業そのものの手間より、周りの手間のほうが大きいことは、珍しくありません。ディレクションは、作業の合計の15〜25%が目安です。
抜けを防ぐチェック
- 全部のページに、デザインとコーディングが対応している
- 画像の加工、ブラウザやスマホでの確認の時間が入っている
- お客様の確認と、その後の修正が入っている
- 公開作業、公開後の確認が入っている
まとめ
- WBSで細かく分け、一番細かい作業ごとに見積もって足す
- 1つの作業は、0.5〜3人日くらいに分ける
- 見積もりは、実際にやる人に、前提と一緒に聞く
- ディレクションや確認・修正、バッファを足し忘れない
akamineでやるなら
akamineでは、親課題の下に子課題を作ることで、WBSのような木の形を作れます。子課題に予定工数を入れておけば、作業ごとの工数を一覧で見られます。課題の作り方は、マニュアルの「子課題」にあります。同じ構成の案件を何度も作るなら、「プロジェクトテンプレートから作る」も使えます。
親課題の詳細では、子課題の進み具合が見えます。たとえば、こんな画面です。

- 「子課題」の欄に、完了した数と進捗の線が出ます
- 子課題の行に、ステータスと期限が見えます