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CHAPTER 08 5 / 14

デザインの確認とお願いごと

デザイン確認が「何度でも直す」状態にならないために。修正回数の決め方、確認してもらう観点、フィードバックのもらい方を紹介します。会話と具体例つきで、やさしく読めます。

約5分で読めます

ひなたみさき桜井さん ★★ ふつう
Web制作の現場でのイメージ
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
3. カンバン入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
9. リスクとトラブル
10. ツール選びと定着
この記事の内容

この記事でわかること

  • 修正回数と範囲の決め方がわかる
  • 確認してもらう観点がわかる
  • 意見を整理して返すコツがわかる

デザインの確認が、終わりのない修正になってしまった。「また変わった……」と画面の前でため息をついたことはありませんか?

みさき
みさき桜井さんから、トップページの修正が 4 回目で届いたよ……。最初は「青」だったのに、次は「やっぱり緑」で、今度は「最初の青に戻して」って。
ひなた
ひなたすみません、私が打ち合わせでうまく止められなくて……。
みさき
みさきひなたのせいじゃないよ。でも、最初に決めておけば防げたかもね。

デザイン確認が長引く 3 つの理由

  • 確認する観点が決まっていないので、好みで何度も変わる
  • 確認する人が複数いて、意見がそろわない
  • 修正の回数や範囲が決まっていない

どれも、お客さんが悪いわけではありません。「どう確認すればいいか」を、最初に案内していないだけです。

先に決めておく 3 つのお願いごと

1. 修正回数と、1 回の範囲

たとえば「トップページ案は 2 案、修正は 2 回まで。それ以上は別途ご相談」と、見積もりと要件に書いておきます。「何回」より、「何をもって 1 回とするか」(まとめて 1 回、など)を決めておくことが大切です。

2. 確認の窓口と期限

確認する人を 1 人に決めてもらい、返事の期限もそろえます。「社内で相談して、金曜までに 1 通でまとめてください」とお願いすると、意見が割れたまま届くことが減ります。

3. 確認の観点

デザインの確認には、見る観点があります。

観点見てほしいこと
目的要件の目的に合っているか
情報載せるべき内容が入っているか、間違いはないか
読みやすさ文字の大きさ、色の見分けやすさ
好み色や雰囲気(ここは意見が分かれやすい)

フィードバックの受け取り方

届いた修正依頼は、そのまま作業に回さず、いったん整理します。

  1. 1 つずつ項目に分ける
  2. 「修正」「質問」「追加の依頼」に分ける
  3. 追加の依頼は、費用と日程を確認してからお返事する(追加依頼・仕様変更の扱い)
  4. 反映したら、何をどう直したかを返す

この図は、届いた意見が、確認から反映までぐるっと回る様子を表します。

  1. 1受け取る
  2. 2分ける
  3. 3返事
  4. 4反映
  5. 5確認
フィードバックの回し方

意見は、次の 3 つに分けて見ると、あとの対応が決めやすくなります。

1修正

今の範囲の直し。そのまま反映

2質問

答える

3追加の依頼

費用と日程を確認してから返事

届いた意見の 3 つの分け方

たとえば、こんな画面です。ステータスで列を分けると、確認待ちの修正がひと目でわかります。

ステータスの列に課題のカードが並ぶカンバン
ステータスの列に課題のカードが並ぶカンバン
  • 「未対応」「処理中」「確認待ち」「完了」の列に、課題がカードで並んでいます。
  • カードをドラッグすると、ステータスを移せます。
ひなた
ひなた「ここを少し明るく」みたいな言い方は?
みさき
みさき「どのくらい」か聞き返してもらえると助かる。数字や参考の画像があるとありがたいな。
伝わりにくい
伝わりやすい
ここを少し明るく
背景をもう少し白に近づけたい(参考画像つき)
もっとおしゃれに
〇〇のサイトの余白の広さに近づけたい
修正のお願いは、具体的に

確認の場を、うまく進めるには

お客さんに画面を見せるときは、いきなり全体を出さず、「今回は、配置と雰囲気を見てください。文章は仮です」と、見てほしい点を最初に伝えます。見る点が絞られていると、「文字が違う」といった本題でない指摘が減ります。

まとめ

  • 修正の回数と範囲、窓口、期限を先にお願いしておく。
  • 好みの意見は、目的に照らして整理する。
  • 届いた意見は、項目に分けて、修正と追加依頼を見分ける。
  • 直したら、結果を返す。
とらまる
とらまる確認の「ルール」を最初に渡すのは、やさしさだよ。

akamine でやるなら

デザインの確認は、課題ごとにコメントで受けると、やりとりが 1 か所に残ります。修正が来たら項目ごとに子課題にし、ステータスで「確認待ち」「完了」を見せると、どこまで進んだかが共有できます。コメント と ステータスの流れ の記事を見てください。

ステータスの帯とコメント欄がある課題の詳細
ステータスの帯とコメント欄がある課題の詳細

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