CHAPTER 08 5 / 14
デザインの確認とお願いごと
デザイン確認が「何度でも直す」状態にならないために。修正回数の決め方、確認してもらう観点、フィードバックのもらい方を紹介します。会話と具体例つきで、やさしく読めます。
約5分で読めます
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
この記事の内容
この記事でわかること
- 修正回数と範囲の決め方がわかる
- 確認してもらう観点がわかる
- 意見を整理して返すコツがわかる
デザインの確認が、終わりのない修正になってしまった。「また変わった……」と画面の前でため息をついたことはありませんか?
デザイン確認が長引く 3 つの理由
- 確認する観点が決まっていないので、好みで何度も変わる
- 確認する人が複数いて、意見がそろわない
- 修正の回数や範囲が決まっていない
どれも、お客さんが悪いわけではありません。「どう確認すればいいか」を、最初に案内していないだけです。
先に決めておく 3 つのお願いごと
1. 修正回数と、1 回の範囲
たとえば「トップページ案は 2 案、修正は 2 回まで。それ以上は別途ご相談」と、見積もりと要件に書いておきます。「何回」より、「何をもって 1 回とするか」(まとめて 1 回、など)を決めておくことが大切です。
2. 確認の窓口と期限
確認する人を 1 人に決めてもらい、返事の期限もそろえます。「社内で相談して、金曜までに 1 通でまとめてください」とお願いすると、意見が割れたまま届くことが減ります。
3. 確認の観点
デザインの確認には、見る観点があります。
| 観点 | 見てほしいこと |
|---|---|
| 目的 | 要件の目的に合っているか |
| 情報 | 載せるべき内容が入っているか、間違いはないか |
| 読みやすさ | 文字の大きさ、色の見分けやすさ |
| 好み | 色や雰囲気(ここは意見が分かれやすい) |
フィードバックの受け取り方
届いた修正依頼は、そのまま作業に回さず、いったん整理します。
- 1 つずつ項目に分ける
- 「修正」「質問」「追加の依頼」に分ける
- 追加の依頼は、費用と日程を確認してからお返事する(追加依頼・仕様変更の扱い)
- 反映したら、何をどう直したかを返す
この図は、届いた意見が、確認から反映までぐるっと回る様子を表します。
- 1受け取る
- 2分ける
- 3返事
- 4反映
- 5確認
意見は、次の 3 つに分けて見ると、あとの対応が決めやすくなります。
今の範囲の直し。そのまま反映
答える
費用と日程を確認してから返事
たとえば、こんな画面です。ステータスで列を分けると、確認待ちの修正がひと目でわかります。

- 「未対応」「処理中」「確認待ち」「完了」の列に、課題がカードで並んでいます。
- カードをドラッグすると、ステータスを移せます。
確認の場を、うまく進めるには
お客さんに画面を見せるときは、いきなり全体を出さず、「今回は、配置と雰囲気を見てください。文章は仮です」と、見てほしい点を最初に伝えます。見る点が絞られていると、「文字が違う」といった本題でない指摘が減ります。
まとめ
- 修正の回数と範囲、窓口、期限を先にお願いしておく。
- 好みの意見は、目的に照らして整理する。
- 届いた意見は、項目に分けて、修正と追加依頼を見分ける。
- 直したら、結果を返す。
akamine でやるなら
デザインの確認は、課題ごとにコメントで受けると、やりとりが 1 か所に残ります。修正が来たら項目ごとに子課題にし、ステータスで「確認待ち」「完了」を見せると、どこまで進んだかが共有できます。コメント と ステータスの流れ の記事を見てください。
