CHAPTER 07 3 / 10
議事録のコツ
議事録の目的は発言の記録ではなく、決定事項と TODO を残すこと。短く書いて当日中に共有する、使える議事録の型と書き方のコツを具体的に紹介します。ぽんぽこ制作所の会話をもとに、順を追って説明します。
約6分で読めます
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
この記事の内容
この記事でわかること
- 議事録に書くことと書かないことがわかる
- 決定事項とTODOの書き方がわかる
- 当日中に共有する流れがわかる
会議のあと、「で、結局なにをやるんだっけ?」となったことはありませんか。議事録は、その問いに 1 分で答えられるように書きます。
議事録の目的は二つ
議事録の役目は、次の二つです。
- 決まったことを、忘れない・もめないために残す
- 次にやることを、全員がわかるようにする
発言を一言一句残すことは、目的ではありません。あとで読む人が知りたいのは、「結論」と「宿題」です。
議事録の型
次の項目があれば、たいていの会議は書けます。
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 日時・参加者 | いつ、誰が出たか |
| 目的 | この会議で決めたかったこと |
| 決定事項 | 決まったこと(できるだけ短く) |
| TODO | 誰が・何を・いつまでに |
| 保留・次回に回すこと | 決まらなかったこと |
| 次回 | 次の日時 |
とくに決定事項と TODOを、上のほうに書きます。読む人は、忙しいからです。
この図は、読まれない議事録と、使える議事録の違いです。右の 4 つのうち、決定事項と TODO を上に置くのが、いちばん効きます。
たとえば、akamine のドキュメントでは、「/」を打つと、見出しやチェックリストなどのブロックを選べます。

- メニューに、見出し 1〜3、箇条書き、番号付き、チェックリストなどが並ぶ
- 本文の右に、見出しの目次が出る
書き方のコツ
会議中は、メモに徹する
会議中は、キーワードと決定を書き留めるだけにします。清書は、終わってすぐ。記憶が新しいうちに、5〜10 分で整えます。
決定事項は、主語と結論をはっきり
悪い例: 「ヘッダーについて話した」 良い例: 「ヘッダーのロゴは、新しいデータに差し替える(デザイン側で 10/15 までに用意)」
TODO は「誰が・何を・いつまで」
担当者が空欄、期限が空欄のTODO は、誰もやりません。必ず三点をそろえます。
当日中に共有する
議事録は、早いほど価値があります。翌日以降だと、認識のずれが固まってしまいます。お客様との打ち合わせは、当日の夜までに送ります。「認識が違っていたらお知らせください」の一言も添えます。
この図は、会議が終わってから、議事録が全員に届くまでの流れです。「清書」を後回しにしないのがコツです。
議事録を残す場所
議事録は、探しやすい場所に置きます。チャットに流して終わりにせず、プロジェクトの資料と同じ場所にまとめます。そして、TODO は、作業の課題にして担当と期限をつけると、漏れません。
たとえば、akamine の課題の一覧では、件名のあとに担当者やラベルを打って、課題を作れます。

- 入力欄に、件名と、「@鈴木」「#デザイン」「!高」のような指定を続けて打つ
- 優先度などの候補が、入力欄の下に出る
- 決定事項が、上のほうに書いてある
- TODO に、誰が・何を・いつまでが入っている
- 決まらなかったことを書いてある
- 当日中に共有した
まとめ
- 議事録は、決定事項と次の行動を残すためのもの
- 発言の全文ではなく、結論と宿題を書く
- TODO は「誰が・何を・いつまで」の三点セット
- 会議が終わったら、すぐ清書して当日中に共有する
- 決定事項や TODO は、探しやすい場所に残し、作業は課題にする
akamine でやるなら
akamine のプロジェクトの「ドキュメント」には、ページのツリーで議事録を残せます。見出しやチェックリストなど、ブロックを組み合わせて型どおりに書けます。TODO は課題にしておくと、担当と期限で追いかけられます。書き方は ドキュメントを書く と 課題テンプレート を見てください。
