CHAPTER 02 2 / 19
課題とToDoの違い
個人のToDoリストと、チームで使う課題は何が違うのか。担当・経緯・状況の共有という観点で、Web 制作の例を交えて整理します。
約5分で読めます
段取り教室の目次(章と記事の一覧)
1. プロジェクト管理ってなに?
2. 課題管理入門
4. ガントチャート入門
5. 見積もりとスケジュール
6. 進捗管理と報告
7. チームのコミュニケーション
8. Web制作の現場で
この記事でわかること
- ToDoと課題の違いが説明できる
- 課題にするかの判断基準がわかる
- 自分用の段取りとの使い分けがわかる
付箋に「あれやる」と書いたのに、翌朝には何のことかわからない。ToDo リストには、そんな落とし穴があります。
昼休み。ひなたが、付箋だらけのノートを広げています。
ToDo は「自分のため」、課題は「みんなのため」
ToDo リストは、自分だけが読めれば足ります。「ヘッダー直す」と書けば、書いた本人にはわかります。
課題は、自分以外の人が読んでも、わかって動けるように書きます。読むのは、依頼した人、同じ案件のメンバー、あとから参加する人、半年後の自分です。
| ToDo | 課題 | |
|---|---|---|
| 読む人 | 自分だけ | チーム全員 |
| 目的 | 忘れない | 共有して、進める |
| 担当 | 書かない(自分) | 1 人を決めて書く |
| 経緯 | 残らないことが多い | コメントや履歴で残る |
| 終わり | 消す・チェックする | 完了の条件を決めて閉じる |
| 状況 | 本人しか知らない | 一覧でだれでもわかる |
課題は、一覧に並ぶと全員が同じ状況を見られます。たとえば、こんな画面です。

- 1 行ごとに、担当者の顔アイコンと、期限が出る(ToDo にはない部分)
- 丸のアイコンで、未着手・処理中・完了がだれにも同じに見える
同じ「ヘッダー直す」でも
たとえば、ToDo リストの 1 行を比べてみましょう。
- ToDo: 「ヘッダー直す」
- 課題: 「トップページのヘッダー背景色を、桜井さんご指定の濃い緑に変更する」
ToDo は本人の頭の中の文脈を借りています。課題は、文脈ごと書き出してあります。さらに課題には、担当者、期限、桜井さんとのやりとり、確認待ちなどのステータスがつきます。
同じ仕事を、ToDo と課題で書いた例です。
右の課題は、前提を知らない人にも伝わります。
ToDo をやめる必要はない
課題管理を始めたら、ToDo リストを捨てなければいけないわけではありません。
- 課題は、チームで共有する仕事の単位
- ToDo は、自分が今日やる手順のメモ
たとえば「ヘッダー背景色を変更する」という課題を受け持ったとします。そのための自分用の手順(色コードを確認する、CSS を直す、スマホで見る)は、ToDo で十分です。ほかの人が知る必要がない細かさだからです。
課題の中に、自分用の ToDo が入るイメージです。
- 課題:ヘッダー背景色を変更する(チームで共有)
- ToDo:色コードを確認する(自分用)
- ToDo:CSS を直す(自分用)
- ToDo:スマホで見る(自分用)
上が全員に見える課題、下が自分だけの段取りです。
課題にすべきか迷ったら
次の 3 つのうち、1 つでも当てはまれば課題にします。
- 自分以外の人が関わる(依頼する、確認してもらう、引き継ぐ)
- 数日以上かかる、または途中で止まりそう
- あとで「どうなった?」と聞かれそう
まとめ
- ToDo は自分のため、課題はチームのための記録
- 課題には、担当・期限・経緯・状況がそろう
- 自分用の細かい段取りは ToDo のままでよい
- 人が関わる、長引く、聞かれそう、のどれかなら課題にする
akamine でやるなら
akamine にも、自分用に仕分けをする「今日やること」や「マイタスク」があります。課題はチームで共有し、自分の今日の段取りは自分用の画面で整える、という使い分けができます。詳しくは「今日やること」と「マイタスク」を見てください。
たとえば、自分用の画面はこんな見た目です。

- 「新着」「今日やる」「今週やる」「あとで」「完了」の見出しに、課題を仕分けている
- 下の「見出しを追加」で、自分だけの見出しを足せる