CHAPTER 06 9 / 9
外出先でスマホから入力
外回りの営業が、事務所に戻らずスマホで報告・入力を済ませるための考えかたを解説。入力項目の絞りかた、選ぶだけの工夫、移動中でも使える画面づくりを紹介します。やさしい言葉で説明します。
約6分で読めます
現場改善ノートの目次(章と記事の一覧)
1. 現場改善とノーコードの基本
2. 紙・Excel からの卒業
3. 日報・報告を変える
4. 点検・保守・品質を変える
5. 申請・承認・稟議を変える
6. 営業・顧客・案件を変える
8. アプリづくりの考えかた
9. 現場を巻き込む・定着させる
10. データ活用と帳票
この記事の内容
この記事でわかること
- スマホ入力でつまずく理由がわかる
- スマホ向けの4つのコツがわかる
- 一日の流れがどう変わるかがわかる
夕方に事務所へ戻って、一時間かけて日報を書く。朝の訪問のことは、もう思い出せない。スマホで「その場で」書ければ、営業の一日が変わります。
スマホで入力できる仕組みは、営業の一日を変えます。ただ、パソコン向けの入力画面をそのまま小さくしても、使われません。スマホには、スマホに合った作りかたがあります。
スマホ入力でつまずく理由
- 文字を打つのが大変(特に長い文章)
- 項目が多くて、スクロールが長い
- 画面が小さく、ボタンが押しにくい
- 外では、片手・立ったまま・急いでいる
スマホ向けに考える四つのコツ
先に四つを並べると、次のとおりです。
その場で必要なものだけ
ボタン一回で済ませる
日付と担当者は最初から
縦一列・大きなボタン
1. 項目を絞る
その場で必要なものだけを入れます。訪問記録なら、顧客・日付・目的・メモ・次にやること、くらいです。詳しい整理は、事務所で後からでも構いません。
2. 打つより選ぶ
訪問の目的は「新規提案・フォロー・納品・クレーム対応」のように、選ぶ形にします。ボタンを一回押すだけで済めば、移動中でも入力できます。顧客も、名前を打つのではなく、リストから探して選べるのが理想です。
3. 自動で入る値を増やす
日付や担当者(自分)は、最初から入っていれば、触る必要がありません。前回と同じ内容が多い項目も、既定値にしておきます。
4. 押しやすさを優先する
ボタンは大きく、入力欄は縦に一列に並べます。横に二列並ぶ画面は、スマホでは窮屈です。
たとえば、スマホで開いた案件の入力画面です。

- 案件名・顧客・担当が、縦一列に並んでいる
- 顧客と担当は、選ぶ形で入れる
- 下に保存のボタンが固定され、「必須はすべて入力済み」と出る
一日の流れが変わる
| 時間 | これまで | スマホ入力の場合 |
|---|---|---|
| 訪問の直後 | メモ帳に走り書き | その場で1分で入力 |
| 移動中 | 次の訪問先の準備 | 前回のやりとりをスマホで確認 |
| 夕方 | 一時間かけて日報を作成 | 確認と補足だけ |
移動中に、次の訪問先の案件をスマホで開いて確かめることもできます。

- 列が横に並び、カードに顧客・見込み金額・確度・受注予定日が載る
- 上の「キーワードで探す」「条件」で、案件を絞り込める
- 項目は、その場で必要なものだけにした
- 選べる項目は、選ぶ形にした
- 日付と担当者は、自動で入る
- 縦一列で、ボタンが大きい
- 実際に、立ったまま片手で試した
まとめ
- スマホ入力は、「その場で」「短く」「選んで」が基本
- 項目を絞り、打つより選ぶ形にする
- 日付や担当者など、自動で入る値を増やす
- 実際に外で試して、使いにくさを直す
Formia でやるなら
Formiaの入力画面は、スマホの画面幅では自動で縦一列の並びになり、ボタンも押しやすい大きさに変わります。専用アプリを入れなくても、スマホのブラウザから使えます(スマホで使う)。選択肢や顧客の呼び出しなど、入力を助ける仕組みは 入力の補助機能、記録の新規登録は レコードを入力する を見てください。一覧の絞り込みや検索は 探す が使えます。
