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CHAPTER 02 10 / 10

メール添付でのやりとりをやめる

Excelをメールに添付して回収・回覧する運用は、版の混乱や集計の手間のもとです。「送って集める」を「入力してもらう」に変える考えかたと、社外からの受け付けかたを紹介します。

約5分で読めます

玲子さんユウキナナ ★★ ふつう
紙・Excel からの卒業のイメージ
現場改善ノートの目次(章と記事の一覧)
1. 現場改善とノーコードの基本
2. 紙・Excel からの卒業
3. 日報・報告を変える
4. 点検・保守・品質を変える
5. 申請・承認・稟議を変える
6. 営業・顧客・案件を変える
7. 在庫・備品・資産を変える
8. アプリづくりの考えかた
9. 現場を巻き込む・定着させる
10. データ活用と帳票
11. 失敗しないための注意
この記事の内容

この記事でわかること

  • 添付運用の三つの面倒がわかる
  • 「入力の場所」を用意する考えかたがわかる
  • 社内と社外の使い分けがわかる

催促のメール、戻ってきたExcelの貼り合わせ、微妙に違う列。毎月のこの作業を、なくせるとしたらどうでしょう。

玲子さん
玲子さん毎月、各部署にExcelを送って、返信で集めているの。1週間は、返信の催促とコピペで終わるわ。
ナナ
ナナ私も、見積の依頼をメールで受けて、添付を開いて、また転記して……。
ユウキ
ユウキ戻ってきたExcelの形が、微妙に違う部署もありますよね。
玲子さん
玲子さんそうなのよ。列を足されたり、シートの名前を変えられたり。

添付運用の三つの面倒

「Excelを送って、返信で集める」運用には、構造的な面倒があります。

  1. 回収が大変: 誰が出して、誰がまだかを、人が数える
  2. 形がそろわない: 勝手に列が増える、表記が違う
  3. まとめる手間: 届いたファイルを、一つに貼り合わせる

そのうえ、添付ファイルがメールのあちこちに散らばり、あとで探すのも大変です。

発想を変える: 「送る」から「入力してもらう」へ

この運用を変えるには、ファイルを送るのをやめて、「入力してもらう場所」を用意します。

いまの運用変えたあと
Excelを送る入力の画面のリンクを知らせる
返信メールで受け取る入力されたら、自動で一覧に溜まる
誰が未提出かを手で数える一覧で、提出済みが分かる
貼り合わせるそもそも、一つの表に集まる

入力する側にとっても、ファイルを開いて、保存して、添付して、というステップがなくなります。

入力画面のリンクを知らせる各部署が入力する一覧に自動で溜まる提出済みが分かる
ファイルを送るのをやめて、入力する場所を用意します。

社内と、社外で分ける

入力してもらう相手によって、使いかたが変わります。

  • 社内の人: ログインして入力する。誰が出したかが、自動で記録される
  • 社外の人(取引先、お客様): ログインなしで開ける、公開の入力画面を使う

社内で入力された記録は、たとえば日報では、こんな一覧に並びます。

日報・作業報告の一覧画面。報告者と状態の列がある
日報・作業報告の一覧画面。報告者と状態の列がある
  • 「報告者」の列で、誰が出したかが分かります
  • 「状態」の列で、提出済みか確認済みかが分かります

ナナさんのように、お客様から依頼を受ける営業の場合、公開の入力画面で依頼を受け付ければ、依頼内容が項目ごとに整理されて届きます。

添付が必要なときは

どうしてもファイルを添えてほしいときは、入力画面に「ファイル添付」の欄を設けます。メールに添付するのではなく、記録と一緒に、添付ファイルが保管されます。あとで探すときも、記録から、ファイルへたどれます。

ナナ
ナナ依頼が項目ごとに揃って届くなら、転記しなくて済むわ。
玲子さん
玲子さん催促のメールも、減らせそうね。
ユウキ
ユウキ「出してない人」が一覧で分かるのも、助かりますね。

切り替えのコツ

いきなり全部を切り替えず、まず一つの定例作業(月次の報告など)だけ、入力画面に移してみましょう。最初の月は、メール添付も並行して受け付けます。慣れてもらってから、添付をやめます。入力のリンクは、定例のメールの文面に、毎回載せておくと、迷いません。

  1. 1
    一つの定例作業を選ぶ

    月次の報告など

  2. 2
    入力画面に移す

    メール添付も並行して受け付ける

  3. 3
    慣れてもらう

    入力のリンクを、毎回メールに載せる

  4. 4
    添付をやめる
いきなり全部ではなく、一つの定例作業から切り替えます。

まとめ

  • 添付運用は、回収・形のばらつき・貼り合わせの三つの面倒がある
  • 「ファイルを送る」をやめて、「入力の場所」を用意する
  • 社内はログインして入力、社外は公開の画面を使い分ける
  • 添付が必要な場合も、メールではなく記録に付ける

Formia でやるなら

Formiaのフォームは、社内の認証つき入力画面としても、ログイン不要の公開フォームとしても使えます。公開フォームの安全面の注意点は、マニュアルにまとまっています。くわしくは 公開フォーム を見てください。

社外の人には、ログイン不要の入力画面を用意できます。たとえば、問い合わせのフォームです。

ログイン不要で開く公開の問い合わせフォーム
ログイン不要で開く公開の問い合わせフォーム
  • 会社名・お名前・メールアドレスなどが、項目ごとに分かれています
  • 画面の下に「必須はあと 5 項目」と「送信する」ボタンが出ます

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