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CHAPTER 07 6 / 8

保守・更新の時期を管理

設備や測定器の点検・校正・更新の時期を、うっかり過ぎないように管理する考えかたを解説。次回の予定日の持ちかたと、期限前の知らせかたを紹介します。やさしい言葉で説明します。

約6分で読めます

工藤さんサトルさん ★★ ふつう
在庫・備品・資産を変えるのイメージ
現場改善ノートの目次(章と記事の一覧)
1. 現場改善とノーコードの基本
2. 紙・Excel からの卒業
3. 日報・報告を変える
4. 点検・保守・品質を変える
5. 申請・承認・稟議を変える
6. 営業・顧客・案件を変える
7. 在庫・備品・資産を変える
8. アプリづくりの考えかた
9. 現場を巻き込む・定着させる
10. データ活用と帳票
11. 失敗しないための注意
この記事の内容

この記事でわかること

  • 点検の記録に次回予定日を入れる理由がわかる
  • 期限の前に知らせる仕組みの考えかたがわかる
  • 担当と代理の決めかたがわかる

点検の期限を、頭の中のカレンダーで覚えている。そんな現場は、少なくありません。

工藤さん
工藤さん……プレス機の定期点検、先月だったか。
サトルさん
サトルさん予定表には、今月と書いてありましたが。
工藤さん
工藤さん去年の記録を探したら、十一月にやってた。一年ごとなら、来月だ。
サトルさん
サトルさん記録を探すと、日付がまちまちで、どれが最新かもわかりませんね。
工藤さん
工藤さん俺の頭の中のカレンダーが、頼りなんだ。

設備や測定器の点検・校正・更新は、期限を過ぎると、品質や安全に影響します。にもかかわらず、期限の管理は、担当者の記憶や、バラバラの記録に頼りがちです。

期限管理で起きること

  • 点検の実施日は記録にあっても、「次はいつか」が書いていない
  • 複数の設備を、一枚の予定表でまとめて管理していて、更新が漏れる
  • 担当者が代わると、時期の感覚が引き継がれない

「次はいつ」を持つ

管理のコツは、点検を行った記録に、必ず次回の予定日を入れることです。

項目例
前回の実施日2026年10月15日
点検の周期12か月
次回の予定日2027年10月15日

周期が決まっていれば、次回の予定日は、前回の実施日から計算できます。人が日付を足し算する必要はありません。

この例を時間の流れで見ると、次のようになります。

  1. 前回の校正を実施

    記録と同時に、次回の予定日を入れる

  2. 30日前の知らせ

    業者の手配を始める

  3. 7日前の知らせ

    日程の最終確認

  4. 次回の予定日

    校正を実施し、また次回を入れる

校正の周期が12か月の例。期限の前に2回知らせる

予定日の当日に気づくのではなく、前もって2回知らせが届くところを見てください。

設備ごとに周期を決める

対象周期の例
測定器の校正12か月
消火器・非常灯の点検6か月
フォークリフトの定期自主検査法令に定める周期
PCやスマホの更新4〜5年

期限の前に知らせる

期限の当日に気づいても、間に合いません。期限の30日前・7日前など、余裕のあるうちに知らせが届く形が望ましいです。通知は、担当者と、その上長の両方に送ると、見落としが減ります。

たとえば、こんな画面です。自動化の一覧で、「期限の3日前の9時になったとき、作った人に知らせる」といったリマインダーが、1文で並びます。

自動化の一覧。「期限の3日前に知らせる」のリマインダーが、いつ・すること の形で並ぶ
自動化の一覧。「期限の3日前に知らせる」のリマインダーが、いつ・すること の形で並ぶ
  • 「いつ」の欄に、期限の何日前の何時かを決めます。
  • 一覧の右のスイッチで、動かす・止めるを切り替えられます。
工藤さん
工藤さん一か月前に知らせが来るなら、業者の手配も間に合うな。
サトルさん
サトルさん「次回の点検日が近い備品」を一覧で見られると、班長が月初に確認できます。

点検の記録をまとめる

点検をしたら、「いつ・誰が・何を確認して・結果はどうだったか」を記録します。次回の予定日は、この記録をした時点で更新します。記録と予定がつながっていれば、「記録したのに予定が古いまま」を防げます。

記録がたまると、設備ごとの履歴をまとめて見られます。たとえば、こんな帳票です。

設備ごとの点検履歴の帳票。点検日・記録番号・種類・判定・所見が並ぶ
設備ごとの点検履歴の帳票。点検日・記録番号・種類・判定・所見が並ぶ
  • 設備名と番号が上に出て、その設備の点検が日付順に並びます。
  • 「判定」と「所見」の列で、前回までの様子がわかります。

担当と代理を決める

期限の知らせが届いても、担当者が休みなら動けません。通知を受ける人は、担当者のほかに代理を一人決めておきます。

決めること例
通知を受ける人設備の担当者と班長
手配する人総務(業者への依頼)
完了を記録する人点検した本人
1通知を受ける人

設備の担当者と班長

2手配する人

総務。業者への依頼

3完了を記録する人

点検した本人

期限の知らせが届いたあと、動く人を分けておく

役割が見えていれば、担当者が代わっても、仕事は止まりません。

  • 点検の記録に、次回の予定日を入れている
  • 設備ごとに、周期が決まっている
  • 期限の30日前・7日前などに、知らせが届く
  • 通知を受ける代理を、一人決めている

まとめ

  • 点検の記録には、必ず「次回の予定日」を入れる
  • 周期を決めて、次回の予定日を計算で求める
  • 期限の前に、担当者へ自動で知らせる
  • 期限が近い設備を、一覧で見られるようにする

Formia でやるなら

備品・在庫管理には「次回の点検・校正日」の項目があります。自動化の「日付の前後になったとき」を使うと、「次回の点検日の30日前の9時に、担当者へ知らせる」といったリマインダーを組めます(リマインダー)。次回の点検日を日付順に見たいときは、カレンダービュー が使えます。日付の計算は 日付・時刻の項目 も見てください。

備品の1件の画面。購入日・購入金額・在庫数・次回の点検・校正日の項目が並ぶ
備品の1件の画面。購入日・購入金額・在庫数・次回の点検・校正日の項目が並ぶ

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