CHAPTER 10 2 / 8
表・カンバン・カレンダーの使い分け
同じデータでも、表・カンバン・カレンダーなど、見せる形で伝わり方が変わります。それぞれの得意な場面を、案件管理・日報・点検予定などの例で比べ、迷ったときの選び方を紹介します。
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現場改善ノートの目次(章と記事の一覧)
1. 現場改善とノーコードの基本
2. 紙・Excel からの卒業
3. 日報・報告を変える
4. 点検・保守・品質を変える
5. 申請・承認・稟議を変える
6. 営業・顧客・案件を変える
8. アプリづくりの考えかた
9. 現場を巻き込む・定着させる
10. データ活用と帳票
この記事でわかること
- 表・カンバン・カレンダーの得意な場面がわかる
- 「知りたいこと」から形を選べる
- 人ごとにビューを分ける考え方がわかる
同じ案件の一覧なのに、表だと「どれが進んでいるのか」がわからない。形を変えるだけで、見えるものが変わります。
「見せる形」で、わかることが変わる
データの中身は同じでも、見せる形で、気づけることが変わります。書類の束も、机に広げるか、段ごとに仕分けるか、壁のカレンダーに貼るかで、使いやすさが違うのと同じです。
形ごとの得意なこと
| 形 | 得意なこと | 向いている業務の例 |
|---|---|---|
| 表 | 細かい項目を並べて、比べる・探す | 顧客台帳、点検記録、部品の一覧 |
| カンバン | 進み具合(段階ごと)を、ひと目で見る | 案件・商談、問い合わせ対応、申請の処理中 |
| カレンダー | 日付ごとの予定・期限を見る | 休暇申請、点検の予定、訪問予定 |
| ピボット | 行と列で、件数や合計を比べる | 月×担当ごとの売上、段階×優先度の件数 |
| グラフ | 全体の傾向・大きさを比べる | 売上の推移、不具合の種類別の件数 |
表
もっとも基本の形です。1行が1件で、列が項目です。細かく見たい、並べて比べたいときに使います。条件で絞ったり、並べ替えたりもできます。
たとえば、表はこんな見た目です。1行が1件で、列が項目です。

- 列の見出しから、並べ替えや絞り込みができる
- 右上のアイコンで、ほかの形に切り替えられる
カンバン
「見込み」「提案」「交渉」「受注」のように、段階ごとに列を作り、カードを並べる形です。どの段階に何件たまっているか、どこが滞っているかが、一目でわかります。
たとえば、案件をカンバンにすると、こうなります。

- 列の上に、段階ごとの件数と金額の合計が出る
- カードには、得意先・金額・受注予定日が出る
カレンダー
日付のある仕事は、カレンダーで見ると、重なりや空きがわかります。休暇の取りすぎ、点検の集中、訪問のバッティングなどに気づけます。
たとえば、休暇申請をカレンダーにすると、こんな見え方です。

- 休暇の期間が帯で出て、重なりがひと目でわかる
- 右上の「月・週・日」で、見る幅を変えられる
選び方の考え方
迷ったときは、次の問いで選びます。
カンバンで見る
カレンダーで見る
ピボット・グラフで見る
表で見る
この図は、迷ったときの選び方です。「何を知りたいか」を先に決めると、形が決まります。
使う人ごとに、ビューを分ける
同じアプリでも、人によって見たいものは違います。たとえば、営業の案件アプリなら次のようになります。
- 営業担当: 自分の案件を、カンバンで(進み具合を管理)
- 営業部長: 全員の案件を、ピボットで(段階×月の金額)
- 事務: 受注した案件を、表で(請求の準備)
ビューは、見せる範囲を狭めるもので、元のデータや権限を超えて見せることはありません。
- 営業の案件アプリ
- 営業担当
- 自分の案件をカンバンで
- 営業部長
- 全員の案件をピボットで
- 事務
- 受注した案件を表で
- 営業担当
まとめ
- 同じデータでも、見せる形で気づけることが変わる
- 表は細かく、カンバンは進み具合、カレンダーは日付、ピボット・グラフは全体
- 迷ったら「知りたいのは何か」で選ぶ
- 1つのアプリに、複数のビューを用意する
- 人や場面ごとに、ビューを分けると使いやすい
Formia でやるなら
Formiaでは、アプリの設計の画面で、表・カンバン・カレンダー・ギャラリー・ガント・ピボット・グラフのビューを作れます。一覧の上のチップや、右上の形の切り替えで、すぐ見ている形を変えられます。作り方は カンバンビュー、カレンダービュー、テーブルビュー を見てください。