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CHAPTER 01 1 / 10

現場改善って、なにをするの?

現場改善は、大きな改革ではなく、毎日の「ちょっと面倒」を一つずつ減らすこと。ユウキとサトルさんの会話から、改善の考えかたと、最初の一歩の選びかたをやさしく紹介します。

約6分で読めます

ユウキサトルさんフォミ
現場改善とノーコードの基本のイメージ
現場改善ノートの目次(章と記事の一覧)
1. 現場改善とノーコードの基本
2. 紙・Excel からの卒業
3. 日報・報告を変える
4. 点検・保守・品質を変える
5. 申請・承認・稟議を変える
6. 営業・顧客・案件を変える
7. 在庫・備品・資産を変える
8. アプリづくりの考えかた
9. 現場を巻き込む・定着させる
10. データ活用と帳票
11. 失敗しないための注意
この記事の内容

この記事でわかること

  • 現場改善の考えかたがわかる
  • 改善のたねの見つけかたがわかる
  • 最初の一歩の選びかたがわかる

「書き忘れた」「あとで打ち直した」「あの書類、どこだっけ」。こんな小さな面倒を、毎日なんとなく我慢していませんか。

ユウキ
ユウキ日報、また書き忘れました……。帰りがけに思い出して、手帳のメモを見ながら書いたんです。
ユウキ
ユウキ「現場改善をやれ」と言われたんですけど、何から始めればいいのか、さっぱりで。
サトルさん
サトルさん改善といっても、大きな話ではありませんよ。いま、ユウキさんが困っていることが、そのまま改善のたねです。
ユウキ
ユウキえ、日報を忘れることがですか?
サトルさん
サトルさんはい。「忘れる人が悪い」ではなく、「忘れやすい仕組みになっている」と見るのがコツです。

現場改善は「小さな面倒」を減らすこと

現場改善と聞くと、設備を入れ替える、工程をがらりと変える、といった大きなことを想像しがちです。けれど、現場の仕事の多くは、もっと小さなところで時間を使っています。

  • 紙に書いたものを、あとで事務所で打ち直す
  • 同じ内容を、日報と台帳の両方に書く
  • 「あの書類、どこにある?」と探す
  • 確認のために、電話をかけ直す

どれも一回あたりは数分です。ただ、人数と日数を掛けると、1か月で数十時間になることもあります。この「ちょっとした面倒」を一つずつ減らしていくのが、現場改善です。

改善のたねは、現場の「あるある」にある

改善のたねは、会議室ではなく現場に落ちています。次の問いに、ひとつでも「はい」があれば、改善の候補です。

問い例
同じことを2回書いていませんか紙の点検表とExcelの台帳
探す時間が長くありませんか先月の検査記録がどこにあるか分からない
人によってやり方が違いませんか記入欄の書き方が、班ごとにばらばら
「あとで」が積もっていませんか提出待ちの書類が机に溜まっている
人のせいにすると
仕組みを見ると
「書き忘れる人が悪い」
「帰ってから書く仕組みだから、忘れやすい」
「気をつけて」と呼びかける
書く場所を、手元のスマホにする
同じことが、また起きる
一度直せば、みんなが助かる
見方を「人」から「仕組み」に変えると、打てる手が変わります。

最初の一歩は「一つだけ」選ぶこと

全部を一度に直そうとすると、続きません。まずは、困っていることを一つだけ選びます。選ぶときの目安は次のとおりです。

  1. 毎日、または毎週くり返している
  2. 困っている人が多い
  3. 紙やExcelで、手で写している

ユウキさんの日報は、この三つがそろっています。最初の題材にぴったりです。

たとえば、日報を手元のスマホから入れる画面は、こんな形です。

スマホで開いた日報の入力画面。報告日の下に「今日」「昨日」のボタンがある
スマホで開いた日報の入力画面。報告日の下に「今日」「昨日」のボタンがある
  • 報告日の下の「今日」「昨日」を押すだけで、日付を打たずに済みます
  • 画面の下に「必須はすべて入力済み」と出て、書き漏れに気づけます
ユウキ
ユウキじゃあ、まず日報から、ですか?
サトルさん
サトルさんはい。「書く場所を、手元のスマホにする」だけでも、書き忘れはかなり減ります。小さく試して、うまくいったら広げましょう。
フォミ
フォミ改善は「大きく変える」より「小さく続ける」ほうが、うまくいきますよ。
困りごとに気づく毎日の「ちょっと面倒」一つだけ選ぶ毎日・困る人が多い小さく試す週に10分から広げるうまくいったら
最初の一歩から広げるまでの流れ。選ぶのは「一つだけ」です。

改善を始める前の、三つの心がまえ

最後に、始める前に覚えておくと役立つ心がまえを三つ挙げます。

  1. 完璧を目指さない: 7割の出来で、まず使ってみる
  2. 一人で抱えない: 困っている本人に、一言聞く
  3. 続けられる大きさにする: 週に10分でできる範囲から

改善は短距離走ではなく、長く続けるものです。無理のない大きさで続けるほうが、結果として大きな変化につながります。

今日からできる一つのことは、「今週、同じことを2回書いたものはなかったか」を思い返すことです。見つかったら、それが最初の改善のたねです。

  • 今週、同じ内容を2回書いたものがある
  • 探しものに、10分以上かかった
  • 「あとで」が机に溜まっている
一つでも当てはまれば、改善の候補です。

まとめ

  • 現場改善は、毎日の「ちょっと面倒」を一つずつ減らすこと
  • 改善のたねは、二重書き・探しもの・やり方のばらつきにある
  • 人ではなく、仕組みを見直す
  • 最初は、毎日くり返していて、困る人が多いものを一つだけ選ぶ

Formia でやるなら

Formiaは、紙とExcelの業務を、プログラムなしで業務アプリにする基盤です。日報のような「毎日書くもの」は、フォームを作ってスマホから入れられるようにすると、手書きの打ち直しがなくなります。最初のアプリの作りかたは、マニュアルの アプリを作る にまとめています。

書いた日報は、こんな一覧に並びます。

日報・作業報告の一覧画面。状態の列に提出済み・確認済み・差し戻しが並ぶ
日報・作業報告の一覧画面。状態の列に提出済み・確認済み・差し戻しが並ぶ
  • 「状態」の列で、提出済み・確認済み・差し戻しが分かります
  • 上のキーワード欄で、番号なども含めて探せます

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