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工具・治具の管理
現場で共有する工具や治具の「どこにあるか」「いつ点検するか」を管理する考えかたを解説。置き場所の決めかたと、持ち出し記録を軽くするコツを紹介します。やさしい言葉で説明します。
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現場改善ノートの目次(章と記事の一覧)
1. 現場改善とノーコードの基本
2. 紙・Excel からの卒業
3. 日報・報告を変える
4. 点検・保守・品質を変える
5. 申請・承認・稟議を変える
6. 営業・顧客・案件を変える
8. アプリづくりの考えかた
9. 現場を巻き込む・定着させる
10. データ活用と帳票
この記事の内容
この記事でわかること
- 工具・治具管理の三つの基本がわかる
- 持ち出し記録を軽く続けるコツがわかる
- 点検や交換の時期の持ちかたがわかる
専用の治具を、十五分探した。そんな日は、一日が長く感じます。
治具や専用工具は、特定の製品や工程のために作られたもので、替えがききません。探す時間もさることながら、なくなると、作業そのものが止まります。
工具・治具管理の三つの基本
三つの基本は、次のとおりです。
定位置と、形跡管理
誰が・何を・いつ
次回の予定日を決める
1. 置き場所を決める
「定位置」を決めて、全員が知っている状態にします。棚や壁に、工具の形を貼る「形跡管理」も、見て分かる有効な方法です。ここに置かれていなければ、誰かが使っている、と一目でわかります。
2. 持ち出しを記録する
定位置から持ち出すときは、「誰が・何を・いつ」を記録します。丁寧に書くより、短くても毎回残ることが大切です。
| 記録 | 内容 |
|---|---|
| 持ち出し | 工具の名前、使う人、使う場所 |
| 返却 | 戻した日と、状態(異常がなかったか) |
| 異常 | 摩耗・破損があれば、備考に残す |
持ち出しの流れは、次のとおりです。
たとえば、こんな画面です。状態と使用者の列があり、誰が何を持っているかが一覧でわかります。

- 「区分」の列で、工具や測定器を見分けられます。
- 「状態」と「使用者」の列で、持ち出し中かどうかがわかります。
3. 点検・交換の時期を持つ
治具は、使っているうちに摩耗します。精度に影響するものは、定期的な点検や、使用回数での交換の目安を決めます。
- 点検した日と、次回の予定日
- 使用回数や期間の目安(わかるものだけ)
- 異常があったときの連絡先
現場に根づく工夫
- 記録するのは、持ち出す本人。事務所へ戻る必要がない形にする
- 返却されていない工具が、一覧でわかる
- 高価なもの、替えがきかないものから始める
- 現場のベテランの意見を、記録の項目に反映する
状態ごとにカードを並べるボードで見ると、持ち出し中のものがひと目でわかります。

- 「貸出中」の列が、いま現場に出ているものです。
- 「修理中」の列で、使えないものがわかります。
管理が「現場の負担」にならないために
工具管理は、厳しくしすぎると、記録されなくなります。管理の目的は、「探す時間を減らす」「摩耗に気づく」の二つです。この目的に直接関わる項目だけに絞ります。
- 工具ごとに、定位置が決まっている
- 持ち出す本人が、その場で記録できる
- 返却されていない工具が、一覧でわかる
- 点検の次回予定日を持っている
まとめ
- 治具・工具は、定位置、持ち出し記録、点検の時期の三つで管理する
- 持ち出しの記録は、短くても毎回残ることが大切
- 点検の次回予定日を持ち、近づいたら知らせる
- 現場の負担にならない項目に絞る
Formia でやるなら
備品・在庫管理のアプリを、工具・治具用に使えます。区分に「治具」「工具」を選択肢として持たせ、状態(保管中・貸出中・修理中)と保管場所を管理します(備品管理アプリ、選択項目)。ラベルのバーコードをスマホで読み取って、呼び出すこともできます(QR・バーコードの読み取り)。貸出中だけの一覧は、絞り込みで作れます(絞り込み・並べ替え)。
