運用・管理 3 / 4
セキュリティの考えかた
Formiaのセキュリティの考えかたを、設置・権限・個人情報・添付・端末・記録の観点から説明します。管理者が自社で決めること、Formiaが標準で守ることを分けて紹介します。
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Formia マニュアルの目次(章と記事の一覧)
アプリをつくる
入力項目ガイド
業務のデータには、お客様の連絡先や社員の情報など、守るべきものが含まれます。この記事では、Formiaがどう守っているかと、管理者が自社で決めておくことを分けて説明します。
会社ごとに分かれた設置
Formiaは、既定では 1つの会社につき1つの設置(アプリとデータベース)です。ほかの会社のデータと同じ表に混ざることがないので、アプリの不具合で、会社をまたいでデータが見えてしまう道がありません。バックアップや復元も、会社ごとにできます。
必須の外部通信はないので、社内の閉じたネットワークでも動かせます。
誰が何をできるか
権限は、次の観点で決めます。
| 観点 | 決めること | 参照 |
|---|---|---|
| 役割 | 設計、データの閲覧・登録・書き出し、ユーザー管理など、できることのまとまり | 役割(ロール)を決める |
| 行 | どのレコードが見えるか(自分のもの・グループ・全体) | 行ごとの見える範囲 |
| 項目 | 項目ごとの見える・隠す・伏せ字 | 項目ごとの権限 |
| 一覧表 | アプリ × 相手の権限の見わたし | 権限の一覧表 |
権限の判定は、サーバーで行います。画面でボタンを隠しているだけではありません。APIの鍵にも、同じ権限の決まりが当たります(APIのトークンと権限)。
個人情報
項目ごとに、個人情報のレベルを決められます。
- 数量・日付・点検結果のような項目は、制限なしです
- 氏名・住所・電話・メールは「個人情報」です。書き出しは、監査ログに記録されます
- 病歴や口座情報など「機密」にした項目は、既定で伏せ字になります。実際の値を見られるのは、専用の権限を付けた人だけで、見たことが記録されます。Webhookにも含まれません
回答に残すIPアドレスの形式は、管理の「全体の設定」で選べます(そのまま残す・一部を隠す・残さない)。マイナンバーは、Formiaで扱う対象外です。項目として置かない運用にしてください。
添付ファイル
添付は、拡張子ではなく、ファイルの実際の中身で種類を調べます。実行できる形式は受け付けません。ウイルス検査(clamd)を使う設置では、検査が終わるまで、添付は誰にも開けません。使われなくなった添付は、猶予のあとに、自動で片付けられます。
公開フォーム
誰でも入力できる公開フォームには、自動投稿の対策があります。詳しくは、公開フォームの安全対策にまとめています。
現場アプリの端末
端末は、紛失するものとして設計されています。
- 端末は、管理画面で登録します。登録のQRは、15分・1回だけ使えます
- 端末には、削除の権限と、伏せ字の実際の値を見る権限を渡しません
- 失くしたときは、管理者が端末を止める、または「データを消させる」ことができます
- オフラインで入力できる期間には期限があります(既定14日)
記録を残す
監査ログに、誰がいつ何をしたかが残ります。ログイン、データの閲覧・登録・更新、書き出し、フォームの変更、連携の設定、端末の登録と停止、リリースなどです。残す期間は、全体の設定で決められます。監査ログは、あとから編集・削除できません。
リリースとバックアップ
本番の定義は、リリースの手順でしか変えられないようにできます(試験してから本番にリリース)。
管理者が決めておくこと
- 契約者・管理者の役割を、必要な人だけにする
- 個人情報の項目は、レベルを正しく付ける
- 退職・異動の人のユーザーを、早めに止める
- APIの鍵は、用途ごとに作り、必要な権限だけにする
- 端末を回収するときは、同期してから止める
- 監査ログを、定期的に見る