Formia

計算と条件 1 / 8

計算式の基本

Formiaの式(FXL)は、Excelに近い書き方で計算・表示条件・自動入力を設定する小さな式言語です。式の書き場所、項目の呼びかた、演算子、未入力の扱いを説明します。

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Formia マニュアルの目次(章と記事の一覧)
はじめに
アプリを使う
アプリをつくる
入力項目ガイド
計算と条件
一覧とビュー
ワークフロー(承認)
自動化
帳票(PDF・印刷)
権限とユーザー
公開フォームと連携
現場・オフライン
運用・管理
この記事の内容

Formiaでは、金額の計算や「このときだけ表示する」といった条件を、式で設定します。式の言語はFXL(Formia Expression Language)といい、Excelの関数に近い書き方です。この記事では、式の書き場所と基本の書きかたを説明します。

式を書く場所

式は、フォームの設計画面で項目を選んだときの右側の設定に書きます。

設定場所はたらき
計算式「自動入力・計算」ほかの項目から値を自動で計算する。計算した項目は入力できなくなる
表示条件「表示条件・必須条件」条件に合うときだけ項目を出す
必須条件「表示条件・必須条件」条件に合うときだけ必須にする

左のペインの「ロジック」タブには、設定した計算式と自動入力が一覧で出ます。どの項目がどの項目から計算されているかを、ここで見わたせます。

見積・受注管理のフォーム設計画面。左の「ロジック」タブに、数量×単価の金額、明細の小計、消費税、合計金額の計算式が並ぶ
見積・受注管理のフォーム設計画面。左の「ロジック」タブに、数量×単価の金額、明細の小計、消費税、合計金額の計算式が並ぶ

式は「=」で始める

式として書く値は、先頭に=を付けます。=がなければ、ただの文字(リテラル)として扱われます。

=qty * price          ← 式(数量 × 単価)
2026-01-01            ← 式ではない。そのままの値

項目の呼びかた

式の中では、項目を**識別子(key)**で呼びます。keyは、設計画面の左ペイン「構成」に出せます。書き出しやAPIの列名と同じものです。

=qty * price
=customer_name.last         ← 氏名の「姓」の部分
=items[].amount             ← 明細(繰り返し)の全行の金額

明細の行の中の計算式では、同じ行の項目をそのままkeyで呼べます(上のqty * priceが、行ごとに計算されます)。

使える演算子

種類演算子例
算術+ - * / % ^=price * 1.1
比較== != < <= > >==amount >= 100000
論理&& || !=a > 0 && b > 0
含むin='b' in tags
文字の連結&=last & ' ' & first
未入力のとき??=memo ?? '(なし)'

条件で値を切り替えるには、三項演算子ではなくIF(条件, 真のとき, 偽のとき)を使います。+は数値の足し算だけです。文字をつなぐときは&を使います。

未入力と型のルール

間違いが静かに紛れ込まないよう、決まりを厳しくしてあります。

  • 未入力は0ではありません。 null + 1は未入力のまま(null)です。合計のSUMは、空のとき0になります
  • 型が違う比較は、保存のときにエラーになります。 1 == '1'(数と文字の比較)は書けません
  • 0で割ると「計算できません」になります。 結果は未入力扱いです
  • 数値は10進で計算します。0.1 + 0.2 == 0.3が正しく成り立つので、金額を安心して扱えます

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