現場・オフライン 4 / 6
設備点検アプリの作りかた
設備のQRを読んで点検を始め、チェックリスト・計測値・写真・署名を記録する「設備点検・保守記録」アプリの組み立てかたを説明します。不具合欄の条件表示、点検報告書、履歴の出力も扱います。
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アプリをつくる
入力項目ガイド
紙の点検票に手書きして、事務所でExcelに打ち直す。不具合の写真は別に保管され、設備ごとの過去の点検もすぐに出せない。この記事では、そんな点検の仕事を置き換える「設備点検・保守記録」アプリの組み立てかたを説明します。サンプル工業株式会社のデモデータで見ていきます。
できあがりの姿
保守担当者が、設備のQRを読んで点検を始めます。チェックリストを良・否で埋め、計測値を入れ、否があれば不具合の欄に写真と交換部品を記録します。最後に総合判定をして署名し、登録します。電波が届かない現場では、現場アプリで入力し、あとで同期します。

作りかた
1. 設備の台帳を作る
点検の対象になる設備を、テーブル(フォームを持たない表)で管理します。設備番号(EQ-0102-1など)、設備名、設置場所、種類、設置年月を持たせます。台帳に登録した番号で、QRラベルを作って、設備に貼ります。
2. 点検のフォームを作る
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 対象 | 設備(QRを読む、または番号を入力)。設備名・設置場所と、この設備の記録件数・最終点検日が、その場で出る |
| 基本情報 | 点検日(今日が自動で入る)、点検者(ログイン中の人の名前が自動で入る)、点検の種類(月次・年次・臨時) |
| 点検項目 | 点検チェックリスト(外観・異音・漏れ・フィルタ・計器・安全装置 × 良・否・対象外)、運転時間、吐出圧力、温度 |
| 不具合と処置 | 不具合の内容、交換部品(明細)、部品代の合計、不具合の写真 |
| 確認 | 総合判定(良・経過観察・要修理)、所見、点検者の署名 |

3. ポイントになる設定
- 点検チェックリスト: 判定ごとに、名前・色・理由欄の扱いを決められます。「否」を選んだら、備考を必須にして、「問題として数える」を入れます。一覧に「否2件」のように件数が出ます
- 「否」があるときだけ、不具合欄を出す: 表示条件で設定します(表示条件)。異常がなければ、入力する項目が少なく済みます
- 部品代の合計: 交換部品の明細に、金額(数量 × 単価)を計算させ、部品代の合計を出します(明細の合計を出す)
- 自動入力: 点検日は入力日、点検者は入力した人から自動で入れます(初期値と自動入力)
- 紙の様式ルック: 紙の点検票に近い見た目にして、項目番号を付けると、現場の人が迷いません
4. 帳票を作る
- 設備点検報告書(単票): 1件の点検をA4で出力します。点検者・確認者の押印欄を置けます
- 設備ごとの点検履歴: 1つの設備の記録を並べて出力します。年次の報告に添えられます
出力は、1件の画面の「帳票」から行います(PDF出力・印刷・まとめて出力)。
5. 現場アプリで使えるようにする
現場アプリで使うフォームには、オフラインで入力できる設定をします。持ち出す記録の範囲(たとえば、グループの記録を90日分)も、決められます(オフライン入力と同期)。
使いかた
- 点検前に、現場アプリで同期し、当日の点検対象を端末に入れる
- 「新規登録」から「スキャン」を押し、設備のQRを読む。設備名が出るので確認する
- チェックリストを埋め、計測値を入れる。否があれば、不具合欄に記入する
- 総合判定・所見・署名を入れて登録する
- 事務所では、一覧で否のある記録だけを確認し、設備ごとの履歴を出力する