プロジェクト管理

プロジェクト計画書 ぷろじぇくとけいかくしょ

プロジェクト計画書スコープスケジュール体制図リスク管理成果物
プロジェクト計画書について教えて

簡単に言うとこんな感じ!

プロジェクトの「地図と約束書」みたいなものだよ。「何をいつまでに・誰が・どんな手順で・いくらで作るか」をまとめた文書で、プロジェクトに関わる全員が同じ認識を持つための基盤になるんだ。これをちゃんと作らずに始めると「言った・言わない」の水掛け論になりがちなんだよ!


プロジェクト計画書とは

プロジェクト計画書(Project Management Plan) とは、プロジェクトをどのように計画・実行・監視・終結するかを記述した中心的なドキュメントです。プロジェクト憲章(プロジェクトチャーター)で承認された目標・スコープを具体的な実行計画に落とし込んだものです。

プロジェクト計画書には、スコープ・スケジュール・コスト・品質・リスク・体制・コミュニケーション計画など複数の要素が含まれます。PMBOKでは10の知識エリアそれぞれに「子計画(Subsidiary Plans)」が存在し、それらをまとめた総合文書が計画書となります。

発注者にとって特に重要なのは スコープの定義・変更管理プロセス受入基準 の3点です。「何が含まれて何が含まれないか(スコープの範囲)」「途中で要件が変わったらどうするか(変更管理)」「どうなれば完成とするか(受入基準)」を計画書に明記し、発注者・受注者双方でサインオフ(正式承認)することが、プロジェクト成功の大前提です。


プロジェクト計画書の主要構成要素

構成要素内容重要度
スコープ計画何を作り何を作らないかの定義。WBS含む★★★
スケジュール計画ガントチャートマイルストーン一覧★★★
コスト計画予算配分・費用見積もり方法★★★
品質計画品質基準・テスト方針・受入基準★★★
体制・役割計画RACI図・組織図・責任分担★★
コミュニケーション計画報告頻度・手段・参加者の定義★★
リスク管理計画リスク識別・評価・対応策★★
変更管理計画変更要求の申請・承認フロー★★
調達計画外部ベンダー・購買の管理方法
ステークホルダー計画関係者の特定・エンゲージメント戦略

歴史と背景

  • 1960年代: NASAのアポロ計画・国防総省プロジェクトで体系的な計画書の作成が始まる
  • 1969年: PMI(プロジェクトマネジメント協会)が設立。プロジェクト計画書の標準化に取り組む
  • 1987年: PMBOKの初版発行。プロジェクト計画書の構成要素が体系化される
  • 2000年代: ISO 21500(プロジェクトマネジメントの指針)が整備され、国際標準が確立
  • 2017年: PMBOK第6版でプロジェクト計画書の詳細が更新。10知識エリアとの対応が明確化
  • 2021年: PMBOK第7版では「原則ベース」にシフト。計画書の形式より目的・価値を重視する方向に

プロジェクト計画書の構造

プロジェクト計画書の構造 プロジェクト 計画書(統合) スコープ計画 WBS・範囲定義 スケジュール計画 ガントチャート コスト計画 予算・見積もり 品質計画 テスト方針・受入基準 リスク計画 識別・対応策 体制・変更計画 RACI・変更管理

関連する規格・RFC

規格・番号内容
PMBOK 第7版(PMI)プロジェクト計画書の原則・構成要素を体系化
ISO 21500:2021プロジェクトマネジメントの国際標準指針
P2M(日本版プロジェクト管理日本発のプロジェクト・プログラムマネジメント標準

関連用語