開発手法

バーンダウンチャート ばーんだうんちゃーと

バーンダウンチャートスクラム進捗管理残作業ベロシティアジャイル
バーンダウンチャートについて教えて

簡単に言うとこんな感じ!

「残り作業がどれだけ減っているか」を折れ線グラフで見える化するツールだよ。理想ラインと実績ラインを重ねることで、「順調に燃えている(消化できている)」か「遅れている」かが一目でわかるんだ。“burn down(燃え尽きる)“の名のとおり、スプリントの終わりには残作業がゼロになるのが理想なんだよ!


バーンダウンチャートとは

バーンダウンチャート(Burndown Chart) とは、スプリント(またはプロジェクト全体)における 残作業量の推移 を時間軸でグラフ化した進捗管理ツールです。縦軸に「残ストーリーポイント数(または残タスク数)」、横軸に「日数または日付」を取り、作業が消化されるにつれてグラフが右肩下がりになります。

バーンダウンチャートには「理想ライン」と「実績ライン」の2本の線があります。理想ラインは毎日均等に作業が消化された場合の右下がりの直線。実績ラインが理想ラインより上(残作業が多い)なら遅延中、下なら前倒し進行を示します。

チームと発注者の双方がバーンダウンチャートを見ることで、「スプリント末に全タスクが完了できそうか」を毎日確認できます。特に中盤でラインが理想より上に乖離している場合は、タスクの再配分やスコープ削減を早めに検討するサインです。


バーンダウンチャートの読み方

パターングラフの形状意味・対応
理想的な消化実績が理想ラインに沿っている予定通り進行中
遅延中実績が理想ラインより上に乖離作業が遅れている。原因調査・タスク再配分が必要
前倒し実績が理想ラインより下に推移順調に前進。スプリントゴール達成の見込み大
フラット(横ばい)実績ラインが下がらないブロッカー(障害)が発生している可能性。デイリースクラムで確認
急激な増加スプリント途中で残作業が増える見積もりが追加された・新タスクが割り込んでいる

歴史と背景

  • 2000年: ケン・シュウェイバーがスクラムの実践の中でバーンダウンチャートを考案・普及
  • 2001年: アジャイルマニフェスト発表後、スクラムの普及とともにバーンダウンチャートも広まる
  • 2004年: マイク・コーンが著書でリリースバーンダウン(複数スプリントにまたがる)を提案
  • 2010年代: Jira・Trelloなどが自動生成機能を提供し、手作業での更新が不要に
  • 2015年頃〜: バーンアップチャート(完了作業を積み上げるタイプ)の活用も増加
  • 現在: スクラムの標準進捗管理ツールとして世界中で広く使われる

バーンダウンチャートのイメージ

バーンダウンチャート(10日間スプリント・40pt) 残作業 (pt) 40 30 20 10 0 0 1 2 3 4 5(中間) 6 7 8 9 10 理想 実績 遅延中 理想ライン(均等消化) 実績ライン(やや遅延) → スコープ削減や人員追加を検討

関連する規格・RFC

規格・番号内容
The Scrum Guide(2020)スプリント進捗の可視化ツールとしてバーンダウンチャートを言及

関連用語