SD-WAN えすでぃーわん
SD-WANソフトウェア定義WANWAN最適化マルチ回線クラウド対応SASE
SD-WANについて教えて
簡単に言うとこんな感じ!
SD-WANは「複数の回線をソフトウェアで賢く使い分けるWAN技術」だよ。高い専用線、安いインターネット回線、LTEを組み合わせて、混雑時や障害時に自動で切り替えてくれるんだ。コスト削減とクラウド対応が一度にできる優れもの!
SD-WANとは
SD-WAN(Software-Defined Wide Area Network)は、ソフトウェアによってWANの経路制御を自動化・最適化する技術です。従来、WAN機器はそれぞれの現地で個別に設定する必要がありましたが、SD-WANではクラウド上の管理画面から一元管理できます。
最大の特徴はマルチ回線の知的利用です。高品質なMPLS専用線・低コストのインターネット回線・LTE回線を組み合わせ、トラフィックの種類(音声通話・基幹システム・動画配信など)に応じて最適な回線を自動選択します。
クラウドサービスへのトラフィックが増える現代では、すべてのトラフィックを本社経由で処理する従来型設計の非効率が問題になっています。SD-WANはローカルブレイクアウトと組み合わせることで、支社から直接クラウドへ最短経路でアクセスさせることができます。
SD-WANの主な機能
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 集中管理 | ゼロタッチプロビジョニングで拠点機器を遠隔設定 |
| 回線冗長化 | 複数回線を自動フェイルオーバー |
| アプリ認識ルーティング | アプリ種別に応じて回線を選択 |
| 帯域最適化 | 重要トラフィックを優先転送(QoS) |
| 可視化 | 拠点・回線・アプリ別のトラフィック状況を把握 |
| セキュリティ統合 | ファイアウォール・IPS・CASBとの連携 |
歴史と背景
- 2012年頃:SD-WANのコンセプトが注目され始める(Viptela、VeloCloud等が先行)
- 2015〜17年:ガートナーがSD-WANを主要テクノロジーとして位置づけ
- 2017〜18年:シスコ(Viptela買収)・VMware(VeloCloud買収)が市場参入
- 2019年〜:SASEフレームワークの登場でSD-WANとセキュリティの統合が加速
- 現在:国内キャリア各社がマネージドSD-WANサービスを提供
従来WANとSD-WANの比較
関連する規格・RFC
| 規格 | 内容 |
|---|---|
| MEF 70 | SD-WANサービス標準仕様 |
| RFC 7426 | SDNのレイヤーとアーキテクチャ |
関連用語
- WAN — 広域ネットワーク全般
- IP-VPN — キャリア閉域VPN
- ローカルブレイクアウト — 支社から直接クラウドへ接続
- SD-WANオーバーレイ — SD-WANの技術的仕組み
- 回線冗長化 — 複数回線による障害対策