クラウドの基本概念

コロケーション ころけーしょん

コロケーションハウジングデータセンター自社サーバー共用施設オンプレミス
コロケーションについて教えて

簡単に言うとこんな感じ!

自社のサーバーをプロのデータセンターに預けて運用するサービスのこと。電源・空調・セキュリティはDCが用意してくれるので、機器の購入はするけど建物の管理は任せるイメージだよ。


コロケーションとは

コロケーション(Colocation)とは、企業が自社で所有するサーバーや通信機器を、専業のデータセンター事業者の施設に設置・運用してもらうサービスです。「ハウジングサービス」とも呼ばれます。

自社内にサーバールームを構えるオンプレミスとの違いは、電源・空調・物理セキュリティ・回線接続などのインフラをデータセンター事業者が用意・維持管理する点です。機器そのものの所有権は自社にありますが、施設の管理コストや手間をアウトソースできます。

クラウドサービスと比べると、コロケーションはハードウェアを自社管理しながらもDCのインフラを活用する中間的な形態です。既存の機器を活かしたい場合、法規制でパブリッククラウドが使えない場合、または特定のパフォーマンス要件がある場合に選ばれます。


コロケーションの提供内容

カテゴリDC事業者が提供するもの利用企業が用意するもの
スペースラック・ケージ・専用室サーバー・ネットワーク機器
電源受電設備・UPS・自家発電電源プラン(kW契約)
冷却空調設備全般機器の発熱管理
回線キャリア引き込み・接続使用回線の手配
セキュリティ入退室管理・監視カメラアクセス権限管理
監視設備の死活監視OS・アプリ監視

コロケーションの契約単位

単位内容目安
1Uラック1ユニット(高さ44.45mm)小規模から利用可
ラック単位42U相当のラック1本月数万〜数十万円
ケージ複数ラックを囲った専用エリア大規模向け
専用室完全独立したサーバールーム大企業・政府向け

歴史と背景

1990年代後半のインターネットバブル期、企業がWebサーバーを社内に置いていたが停電・冷却不足・回線品質の問題が多発しました。専門DCへの設置(コロケーション)が解決策として普及し、Equinix(エクイニクス)やNTTコミュニケーションズなどの専業事業者が成長しました。

2010年代以降はクラウドへの移行が進みましたが、ハイブリッドクラウド戦略の一環としてコロケーションの需要は続いています。特にAWSやAzureがDirect Connect/ExpressRouteでコロケーション施設と専用線接続するメニューを提供したことで、クラウドとコロケーションを組み合わせる構成が一般的になっています。


クラウドとコロケーションの比較

コロケーション vs クラウド 比較項目 コロケーション パブリッククラウド 初期コスト 高(機器購入) 低(即時利用可) ランニングコスト 予測しやすい 使用量に応じて変動 拡張性 機器購入が必要 即時スケール可能 機器コントロール 完全に自社管理 抽象化されている 導入スピード 数週間〜数ヶ月 数分〜数時間

関連する規格・RFC

規格内容
Uptime Institute Tier StandardコロケーションDCの信頼性評価基準
TIA-942-Bデータセンター設備標準(ラック仕様含む)
ISO/IEC 27001情報セキュリティ管理(DC選定時に確認)

関連用語