画像SEOが見落とされている理由
ホームページに掲載する画像は、ユーザー体験とSEOの両方に大きく影響します。しかし多くの中小企業が「画像を入れれば見栄えが良くなる」程度の認識で、SEO観点での最適化を行っていません。適切な画像SEOを行うことで、次の2つの集客効果が得られます。
- Google画像検索からの流入獲得:適切なalt属性とファイル名を設定することで、画像検索でのヒット率が上がります
- ページ表示速度の改善:不適切に大きな画像ファイルを最適化することで Core Web Vitals のスコアが改善され、SEO評価が向上します
神戸エリアの飲食店が料理写真をWebP変換してalt属性を設定した結果、「神戸牛ランチ 写真」「三宮 個室 雰囲気」などのキーワードで画像検索からの流入が月50件増えた事例もあります。
alt属性(代替テキスト)の書き方
alt属性は<img src="photo.jpg" alt="ここに説明文">という形でHTMLに記述するテキストで、以下の2つの役割があります。
- アクセシビリティ:画像が読み込めないときや、画面読み上げソフトを使うユーザーへの代替説明
- SEO:GoogleがAI(画像認識技術)と合わせてページの内容を理解するためのヒント
良いalt属性の書き方
悪い例(何もしない)
<img src="IMG_3842.jpg" alt="">
良い例(内容を具体的に説明)
<img src="kobe-beef-lunch-set.jpg" alt="神戸牛の和牛ランチセット(三宮の個室和食店)">
alt属性を書くときのルール:
- 画像が表示されなかったときに、どんな画像かがわかるように書く
- キーワードを自然な文章の中に含める(キーワードの詰め込みは禁止)
- 装飾目的のみの画像(アイコン・区切り線など)は
alt=""と空にする - 100字以内で簡潔に記述する
ファイル名の最適化
画像のファイル名もGoogleが画像の内容を理解する手がかりになります。
| 悪い例 | 良い例 |
|---|---|
| IMG_3842.jpg | kobe-beef-lunch-sanno.jpg |
| photo01.png | kobe-hp-seisaku-jirei.png |
| banner.jpg | kobesoft-website-design-sample.jpg |
スマートフォンで撮影した画像はそのまま使わず、内容を表す日本語ローマ字か英語のファイル名に変更して保存します。
画像ファイルの最適化手順
ステップ1:フォーマットの選択
| フォーマット | 用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| WebP | 写真・一般的な画像 | JPEG比30〜50%小さく品質良好 |
| JPEG | 写真・グラデーション | 広く対応・圧縮率高い |
| PNG | ロゴ・透過必要な画像 | 透明背景OK・サイズ大きめ |
| SVG | アイコン・ロゴ | 拡大縮小しても劣化なし |
現在はすべての主要ブラウザがWebPに対応しています。新規アップロード画像はWebPを優先しましょう。
ステップ2:サイズの最適化
表示サイズに合わせてリサイズします。例えばブログ記事の本文幅が800pxであれば、画像の横幅も800〜1600px(Retina対応)に抑えます。3000px幅の画像を800px幅で表示しても余分なデータを読み込むだけです。
ステップ3:圧縮ツールで軽量化
- TinyPNG(tinypng.com):JPEG・PNG・WebPを最大80%圧縮(無料)
- Squoosh(squoosh.app):Googleが提供するブラウザ上の変換ツール(無料)
- ImageOptim(Mac アプリ):一括で画像を最適化(無料)
業種別アドバイス
飲食店(三宮・元町エリア):メニューページの料理写真は特に重要です。「神戸牛-ランチ-1500円.webp」のようなファイル名と「三宮の老舗和食店で提供する神戸牛サーロインランチセット」のようなalt属性を設定することで、グルメ検索からの流入が期待できます。
美容院・エステ:ビフォーアフター写真は「縮毛矯正-ビフォー-東灘区.webp」と「東灘区の美容院で施術した縮毛矯正のビフォー写真」というセットで設定します。施術名×地域名の画像検索需要を取り込めます。
建設・工務店(神戸市全域):施工事例写真は「外壁塗装-before-神戸市北区-before.webp」のように施工種別・地域・ビフォーアフターを含めたファイル名が検索に強いです。
WordPress での一括対応
WordPress を使用している場合、「WebP Express」や「EWWW Image Optimizer」などのプラグインで、アップロード時に自動でWebP変換・圧縮を行う設定が可能です。一度設定すれば以降の手間を省けます。
まとめ
画像SEOは「alt属性の設定」と「ファイルの最適化」という2つの施策で完結します。既存のページを見直して alt 属性が空のままになっていないか確認するところから始めましょう。新規でアップロードする画像は、ファイル名・WebP変換・圧縮・alt属性設定を習慣化することで、継続的なSEO強化につながります。Google画像検索は意外に見落とされる集客チャネルで、特に飲食・美容・インテリア・建設などビジュアルが重要な業種ほど効果的です。