サブネットマスク・CIDR さぶねっとますく・しーあいでぃーあーる
サブネットマスクCIDRサブネットプレフィックス長ネットワーク分割
サブネットマスク・CIDRについて教えて
簡単に言うとこんな感じ!
IPアドレスのどこまでが「ネットワーク(住所の地名)」でどこからが「ホスト(部屋番号)」かを示す境界線だよ。192.168.1.0/24の/24がCIDR表記で、「最初の24bitがネットワーク部」という意味なんだ!
サブネットマスク・CIDRとは
IPアドレスはネットワーク部(所属するネットワークを示す)とホスト部(そのネットワーク内の機器を示す)に分かれています。この境界を示すのがサブネットマスクです。
例えばサブネットマスク255.255.255.0は2進数で11111111.11111111.11111111.00000000となり、「1が並ぶ部分(最初の24bit)がネットワーク部」を意味します。これをプレフィックス長で表現したのがCIDR(Classless Inter-Domain Routing)記法で、/24と書きます。
CIDRは1993年にクラスフルアドレッシング(A/B/Cクラスによる固定区分)を廃止し、より柔軟なアドレス割り当てを可能にするために導入されました。/16は65534台、/24は254台、/30は2台といった具合に、必要な規模に合わせたサブネット設計ができます。
よく使うCIDR表記と計算
| CIDR | サブネットマスク | ホスト数(使用可能) |
|---|---|---|
| /8 | 255.0.0.0 | 16,777,214台 |
| /16 | 255.255.0.0 | 65,534台 |
| /24 | 255.255.255.0 | 254台 |
| /25 | 255.255.255.128 | 126台 |
| /26 | 255.255.255.192 | 62台 |
| /27 | 255.255.255.224 | 30台 |
| /28 | 255.255.255.240 | 14台 |
| /29 | 255.255.255.248 | 6台 |
| /30 | 255.255.255.252 | 2台 |
| /32 | 255.255.255.255 | 1台(特定ホスト) |
計算公式:使用可能ホスト数 = 2^(32 - プレフィックス長) - 2
-2するのは「ネットワークアドレス(先頭)」と「ブロードキャストアドレス(末尾)」を引くため。
歴史と背景
- 1981年:クラスフルアドレッシング(RFC 791)でA/B/Cクラスが定義
- 1985年:サブネット化(RFC 950)が導入
- 1993年:CIDRがRFC 1519で標準化。クラスベースのルーティングを廃止
- 現在:すべてのルーターはCIDR(クラスレスルーティング)で動作。クラスフルの概念は歴史的知識として残る
サブネット分割の例
関連する規格・RFC
| 規格・RFC番号 | 内容 |
|---|---|
| RFC 4632 | CIDR(クラスレスドメイン間ルーティング) |
| RFC 1918 | プライベートIPアドレス(サブネット設計に利用) |
| RFC 950 | サブネット化の基本(1985年) |
関連用語
- IPアドレス — サブネットマスクで分割される対象
- プライベートIPアドレス — サブネット設計で使われるアドレス群
- VLSM — 可変長サブネットマスクによる効率的なアドレス設計
- ルーティングテーブル — CIDRベースのルート情報を保持する