IPアドレスとサブネット

プライベートIPアドレス ぷらいべーとあいぴーあどれす

プライベートIPアドレスRFC 1918192.16810.0NAT
プライベートIPアドレスについて教えて

簡単に言うとこんな感じ!

社内LANや家庭内ネットワークだけで使えるIPアドレスだよ。インターネットには出ていけないけど、どこの会社でも同じ192.168.1.1が使えるのはこの仕組みのおかげ。NATを経由してインターネットに出るんだ!


プライベートIPアドレスとは

プライベートIPアドレスは、RFC 1918で定義された組織内ネットワーク専用のIPアドレス範囲です。インターネット上のルーターはこれらのアドレスをルーティングしないため、異なる組織が同じアドレスを使っても問題ありません。

プライベートIPアドレスは3つの範囲があります。インターネットに出る場合はNAT/NAPTによってグローバルIPアドレスに変換されます。この仕組みにより、少ないグローバルIPアドレスで多数の機器をインターネットに接続することが可能になっています。


プライベートIPアドレスの範囲

クラス相当アドレス範囲サブネット台数主な用途
クラスA10.0.0.0〜10.255.255.25510.0.0.0/8約1678万台大企業・クラウドVPC
クラスB172.16.0.0〜172.31.255.255172.16.0.0/12約104万台中規模企業
クラスC192.168.0.0〜192.168.255.255192.168.0.0/16約65000台家庭・中小企業

歴史と背景

  • 1994年:IPv4アドレス枯渇問題への暫定対策としてRFC 1597でプライベートアドレスが提案
  • 1996年:RFC 1918として正式標準化
  • 2000年代:ブロードバンドルーターの普及で家庭でも192.168.x.xが当たり前に
  • 現在:AWS VPC・Google Cloud VPCなどクラウドでも10.0.0.0/8が標準的に使われる

プライベートIPとNATの連携

プライベートIPからインターネットへの経路 社内PC 192.168.1.10 (プライベート) NAT/ルーター 内側:192.168.1.1 外側:203.0.113.1 Webサーバー (グローバル) 203.0.113.1 として接続 NATが192.168.1.10→203.0.113.1 に変換してインターネットへ

特殊なプライベートアドレス

  • 169.254.0.0/16(APIPA)DHCPサーバーが見つからないときにWindowsが自動設定するリンクローカルアドレス
  • 127.0.0.0/8:ループバック(自分自身を指す)
  • 100.64.0.0/10(Shared Address Space):キャリアグレードNAT(CGNAT)で使用

関連する規格・RFC

規格・RFC番号内容
RFC 1918プライベートIPアドレスの定義
RFC 6598Shared Address Space(CGNATで使用)

関連用語