ルーティング

BFD びーえふでぃー

BFDBidirectional Forwarding Detection障害検出フェイルオーバーサブ秒検出
BFDについて教えて

簡単に言うとこんな感じ!

ネットワークの隣接機器との通信障害を「数ミリ秒〜数百ミリ秒」という超高速で検出できる仕組みだよ。OSPFBGPは障害検出に数秒〜数十秒かかるけど、BFDと組み合わせればほぼ瞬時にルートを切り替えられるんだ!


BFDとは

BFD(Bidirectional Forwarding Detection)は、2つのネットワーク機器間の通信経路の生死(リーチャビリティ)を高速に検出する軽量プロトコルです。RFC 5880で標準化されています。

BGP・OSPF・ISISなどのルーティングプロトコルは、ネイバー(隣接ルーター)の障害検出に数秒〜数十秒かかります。BFDはこれらのプロトコルとは独立して、軽量なhello(制御パケット)を高頻度で送受信することで、サブ秒(1秒未満)での障害検出を実現します。検出後はルーティングプロトコルに通知し、即座にルート切り替えが行われます。


BFDの動作モード

モード説明
Asynchronous Mode双方向でBFD制御パケットを定期送信(標準)
Demand Mode通常は停止し要求時のみ送信(帯域節約)
Echo Function相手折り返しでパスのRTT検出

歴史と背景

  • 2004年頃:Ciscoが独自実装としてBFD概念を導入
  • 2010年:RFC 5880(BFD基本仕様)・RFC 5881(IPv4/IPv6上のBFD)が標準化
  • 現在:キャリアグレードのネットワーク・データセンター・クラウドルーターで標準採用

BFDによる高速障害検出

BFDによる障害検出とフェイルオーバー ルーターA ルーターB リンク障害発生 BFD hello 無応答 BFDが障害を検出(数十〜数百ms) → BGP/OSPFに通知 → ルート即時切り替え 通常のルーティングプロトコルのみでは検出に数秒〜数十秒かかる

関連する規格・RFC

規格・RFC番号内容
RFC 5880BFD基本仕様
RFC 5881BFD for IPv4/IPv6
RFC 5882BFDとルーティングプロトコルの連携

関連用語

  • BGP — BFDで高速障害検出を行うプロトコル
  • OSPF — BFDと連携してネイバー障害を高速検知
  • MPLSMPLSのLSP障害検出にもBFDが使われる