ルーティング

BGPルートリフレクター びーじーぴーるーとりふれくたー

ルートリフレクターRoute ReflectoriBGPフルメッシュスケーラビリティ
BGPルートリフレクターについて教えて

簡単に言うとこんな感じ!

iBGP(AS内BGP)のスケーラビリティ問題を解決するための「中継役」だよ。本来iBGPはすべてのルーター同士がピア接続(フルメッシュ)しないといけないけど、ルートリフレクターを経由させることで接続数を大幅削減できるんだ!


BGPルートリフレクターとは

iBGP(internal BGP:AS内部BGP)には「フルメッシュ要件」という制約があります。iBGPは受け取ったルートを他のiBGPピアに再広告しないルールがあるため、AS内のすべてのBGPルーターが互いにピア接続する必要があります。ルーターが10台あると45本の接続が必要です(n*(n-1)/2)。

ルートリフレクター(RR)はこの問題を解決します。RRに接続したクライアントルーターから受け取ったルートを、他のクライアントに中継(反射)します。これにより、クライアントはRRとだけピア接続すればよく、接続数を大幅に削減できます。


フルメッシュとルートリフレクターの比較

フルメッシュ(6接続) ルートリフレクター(4接続) R1 R2 R3 R4 RR R1 R2 R3 R4 ルーターが増えるほど急増 RRにだけ接続すればOK

歴史と背景

  • 1996年:RFC 1966でルートリフレクターが提案
  • 2006年:RFC 4456でルートリフレクターが更新・標準化
  • 現在:大規模ISPや企業ネットワークのiBGP設計で必須の技術

クラスターとクライアント

RRが複数のクライアントルーターを束ねたグループをクラスターと呼びます。RR自身も冗長化のために2台以上を配置することが推奨されます(RR1・RR2が同じクライアントを管理)。


関連する規格・RFC

規格・RFC番号内容
RFC 4456BGPルートリフレクター

関連用語