セキュリティニュース
アサヒグループがランサムウェア被害 — 国内の受注・出荷が止まり、個人情報191万件に漏えいのおそれ
何が起きたか
2025年9月29日朝、アサヒグループホールディングスの社内システムで障害が起き、暗号化されたファイルが見つかりました。同社はすぐにネットワークを遮断してデータセンターを隔離し、国内グループの受注・出荷とお客様相談室の業務を止めました。10月3日にランサムウェア攻撃と確認され、「Qilin」を名乗る集団が犯行声明を出したと報じられています。受注・出荷は手作業で続けられ、システムでの受注再開は12月上旬にずれ込みました。
影響を受けたのは
11月27日の発表では、攻撃者は約10日前にネットワーク機器を経由して侵入し、管理者の権限を奪って広がったとされます。お客様相談室への問い合わせ情報や従業員の情報など、計191万件余りの個人情報に漏えいのおそれがあるとされました(クレジットカード情報は含まないとのこと)。
自社で確認したいこと
- VPN 機器などネットワーク機器の更新と、管理者パスワードの強化・多要素認証
- 管理者権限を使える範囲を絞り、不審なログインを見張る
- ネットワークから切り離したバックアップと、手作業で業務を回す手順を用意しておく