会社紹介ページ(Aboutページ)は、ホームページの中でサービスページの次によく閲覧されるページです。しかし多くの中小企業のAboutページは「会社名・所在地・代表者名・設立年・資本金」だけの「会社概要一覧」で終わっています。これは大きな機会損失です。
なぜAboutページが重要か
Aboutページを見に来る人は「この会社に興味があり、もっと知りたい」という積極的な気持ちを持っています。サービスの説明は終わった、価格も見た、次は「この会社を信頼して良いか」を確かめようとしている段階です。
この段階でAboutページが「会社概要だけ」では、その信頼形成の機会を逃しています。逆に、代表者の想い・チームの雰囲気・会社の歴史や価値観が伝わるAboutページは、問い合わせへの最後のひと押しになります。
効果的なAboutページの構成
1. 代表者の顔写真とメッセージ(最重要)
「どんな人が運営しているか」が見えるだけで、問い合わせへのハードルが大幅に下がります。代表者の顔写真は、プロのカメラマンに撮影してもらった自然な笑顔のものを使いましょう。
メッセージは「会社を始めた理由」「大切にしていること」「お客様への約束」を600〜1,000字程度で書きます。堅い役職名の文体より、等身大の言葉で書く方が共感を呼びます。
2. 会社のビジョン・ミッション
「この会社は何のために存在するか」を簡潔に示します。
例(神戸の制作会社の場合):
「ミッション:神戸の中小企業が、Webで正当に評価される世界を作る」
「ビジョン:地域の事業者が主役になれるデジタル環境の整備」
大げさな言葉より、自分たちの言葉で素直に語ることが大切です。
3. 数字で見る実績
抽象的な「豊富な実績」より、具体的な数字の方が信頼感を与えます。
- 設立年(創業〇〇年)
- 累計対応件数
- リピート率・継続顧客数
- 対応エリアの実績数
- 主な受賞歴・認証
4. チーム紹介
スタッフ一人ひとりの顔写真・名前・担当分野・ひと言メッセージを掲載することで「人の会社」としての親しみやすさが増します。スタッフが少ない場合でも「少数精鋭で一人ひとりのお客様に向き合う」というメリットに転換できます。
5. 沿革・歩み
創業からの歴史をタイムラインで示すことで「継続性と信頼性」を伝えられます。重要な転換点・実績・神戸・兵庫での活動履歴を含めると、地域密着ブランドとしての説得力が増します。
6. 基本会社概要
法的・取引上の確認事項として。ただしここは最後に置いて「補足情報」として扱います。
業種別Aboutページのポイント
士業・コンサルタント(三宮・中央区) 代表者の専門分野・資格・経歴の詳細が特に重要。「なぜこの専門分野を選んだか」のストーリーが差別化になる。「神戸・兵庫の△△業界を専門に○年」という絞り込みを明示する。
飲食業・小売業(北野・元町・神戸各エリア) 代表者やシェフの想い・食材へのこだわり・お店の「哲学」が伝わるAboutページが効果的。スタッフ全員の笑顔の写真も親しみを生む。
製造業・建設業(神戸・明石・加古川) 技術者としての専門性・品質管理への姿勢・神戸産業への貢献を語ることが信頼形成になる。ISO・JIS認証なども積極的に掲載する。
EC・Webショップ 実店舗を持たない分、「誰が作っているか・誰が発送しているか」を顔出しすることで信頼感が大幅に向上する。
避けるべき表現
- 「高品質なサービスを提供しています」(具体性がない)
- 「お客様の笑顔のために」(どこにでもある言葉)
- 「業界No.1の技術力」(根拠がない)
- 「〇〇を大切にしています」(抽象的すぎる)
これらの代わりに、具体的なエピソード・数字・顧客の声を使うことで説得力が生まれます。
まとめ
Aboutページは「会社概要ページ」ではなく「ブランドを伝えるページ」です。代表者の顔とメッセージを中心に、数字・チーム・ビジョンを組み合わせた構成で、訪問者の「信頼形成」を助けるコンテンツを作りましょう。神戸・兵庫という地域での活動履歴や地域への想いを盛り込むことで、地元のお客様からの共感と信頼がさらに深まります。