アジャイル・スクラム

リーン開発 りーんかいはつ

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リーン開発ってトヨタと関係あるの?

簡単に言うとこんな感じ!

そう、トヨタ生産方式の「無駄を徹底的に排除して価値を最大化する」考え方をソフトウェア開発に応用したものだよ!「作りすぎ・待ち時間・手直し」を減らして、顧客にとって本当に価値のある機能だけを素早く届けるアプローチなんだ。


リーン開発とは

リーン開発(Lean Development) とは、トヨタ生産方式から生まれた「無駄(ムダ)を排除し、顧客への価値提供を最速・最適化する」考え方をソフトウェア開発に適用したアプローチです。

2003年にメアリー&トム・ポッペンディークが著書「Lean Software Development」で体系化しました。アジャイル宣言とも深く共鳴しており、スクラムカンバンの思想的背景にもなっています。


リーンの7つの原則(ソフトウェア開発版)

原則内容
1. 無駄を排除する価値を生まない作業・機能・待ち時間を除く
2. 学習を増幅する短いサイクルでフィードバックを得て学ぶ
3. 決定をできるだけ遅らせる不確実な時点での意思決定を避ける
4. できるだけ早く提供する価値をすばやく届けてフィードバックを得る
5. チームに権限を与える現場の判断を尊重する
6. 完全性を組み込む品質を後工程任せにせず最初から確保
7. 全体を最適化する部分最適でなく全体の価値の流れを見る

歴史と背景

  • 1950〜80年代:大野耐一がトヨタ生産方式(TPS)を確立。「かんばん」「ジャスト・イン・タイム」が生まれる
  • 1990年代:MITがToyota Wayを「Lean」と命名
  • 2003年:「Lean Software Development」でソフトウェア版に応用
  • 2010年代:リーンスタートアップ(エリック・リース)として起業の世界にも普及

関連用語

  • カンバン — リーン思想を実践するワークフロー管理ツール
  • アジャイル — リーンと多くの価値観を共有する開発手法
  • 技術的負債 — リーンでは「蓄積する無駄」として排除対象
  • スプリント — リーンの「早く届ける」を実現する反復サイクル
  • SAFe — リーン思想を組織全体に展開する大規模フレームワーク