コミュニケーション・意思決定

エスカレーション えすかれーしょん

エスカレーション意思決定問題解決上申承認権限委譲
エスカレーションって「上司に報告する」ってこと?

簡単に言うとこんな感じ!

そう、でも「上に報告する」だけじゃなくて「自分の権限では解決できない問題を、権限を持つ人に判断してもらう行為」だよ!「早めに上げる」のが正解で、「自分で抱え込んで手遅れになる」のが最悪のパターンなんだ。


エスカレーションとは

エスカレーション(Escalation) とは、現場の担当者・PMが自らの権限や能力の範囲で解決できない問題・判断を、より上位の権限を持つ人・組織に上申し、意思決定・支援を求めるプロセスです。

「エスカレーター(下から上へ運ぶ装置)」と同じ語源で、問題を下位から上位へ「運ぶ」イメージです。

エスカレーションは失敗の象徴ではなく、問題管理の重要な手段です。適切なタイミングで適切なレベルに上げることで、問題の肥大化・プロジェクトの失敗を防ぎます。


エスカレーションすべき状況

状況内容
予算オーバー承認済み予算を超える追加費用が発生
スコープ変更当初計画外の大幅な要件追加
スケジュール遅延マイルストーン達成が困難になった
ベンダーとの紛争契約違反・品質問題が解決しない
意思決定の行き詰まり関係者間で合意が取れない重大事項
重大なリスク顕在化プロジェクト継続に影響する事態

エスカレーションパスの設計

事前にルートを設計しておくことが重要です。

現場担当者(問題発見)
    ↓ 解決不可
プロジェクトマネージャー(PM)
    ↓ 権限・予算超過
プロジェクトスポンサー
    ↓ 経営判断が必要
ステアリングコミッティ
    ↓ 組織間・経営レベル
経営会議・役員

歴史と背景

  • ITIL(2000年代):インシデント管理・問題管理プロセスでエスカレーションが体系化
  • PMBOK:コミュニケーション管理・統合変更管理の中でエスカレーションを定義

関連用語