SSID えすえすあいでぃー
SSIDWi-Fiネットワーク名無線LAN識別子BSSID隠しSSIDゲストWi-Fi
SSIDについて教えて
SSIDとは
SSID(Service Set Identifier)は、無線LANネットワークを識別するための最大32文字の文字列です。スマートフォンやPCのWi-Fi接続画面に表示されるネットワーク名がSSIDです。
アクセスポイントはSSIDを含むビーコン信号を定期的に発信しており、クライアントはこのビーコンを受信してWi-Fiネットワークの一覧を表示します。SSIDは大文字・小文字を区別し、同一SSIDの場合でもパスワードが異なれば別ネットワークとして扱われます。
企業では複数のSSIDを設定して用途ごとにネットワークを分離します:社員用SSIDは社内ネットワークにつなぎ、ゲスト用SSIDはインターネットのみに制限する、といった設計が一般的です。これをSSID分離(マルチSSID)と呼びます。
SSIDに関連する用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| SSID | ネットワーク全体の名前(1〜32文字) |
| BSSID | APごとのMACアドレス(APを一意識別) |
| ESSID | 複数APが同一SSIDを提供するネットワーク群 |
| 隠しSSID(ステルスSSID) | ビーコンにSSIDを含めない設定(セキュリティ向上は限定的) |
| ゲストSSID | 外部ユーザー向けの分離されたSSID |
歴史と背景
- 1997年:IEEE 802.11でSSIDの概念が定義
- 1999年頃:802.11bの普及に伴いSSIDが一般ユーザーに認知される
- 2000年代:家庭用ルーターにSSID設定機能が標準搭載
- 2010年代:スマートフォン普及でSSIDが日常語に
- 現在:企業では複数SSID・VLAN連携・ゲスト分離が標準設計
マルチSSIDの設計例
セキュリティ上の注意
- 隠しSSIDは完全な隠匿にならない:通信パケットを解析すれば検出可能
- デフォルトSSIDは変更すべき:機器の種類を特定されやすい
- ゲストSSIDのVLAN分離を必ず実施:社内ネットワークへのアクセスを防ぐ
- SSIDに個人情報を含めない:住所・部屋番号などは避ける
関連する規格・RFC
| 規格 | 内容 |
|---|---|
| IEEE 802.11-2020 | SSID の定義(§9.4.2.2) |
| IEEE 802.1Q | VLAN タギング(マルチSSIDと連携) |