無線LAN

チャネルと周波数帯 ちゃねるとしゅうはすうたい

チャネル周波数帯2.4GHz5GHz6GHz干渉
チャネルと周波数帯について教えて

簡単に言うとこんな感じ!

Wi-Fiの「チャネル」は電波の使う「道路の車線」みたいなものだよ。2.4GHz帯は障害物を越えやすいけど混雑しやすく、5GHz帯は速いけど遠くまで届きにくい。用途に合わせて使い分けるのがポイントなんだ!


チャネルと周波数帯とは

Wi-Fiが使う電波は周波数帯(バンド)と呼ばれる帯域に区分されており、その中をさらに細かく「チャネル」に分割して利用します。同じチャネルを複数のアクセスポイント(AP)が使うと電波が衝突(干渉)して速度が低下するため、隣接するAPが異なるチャネルを使うよう設計することが重要です。

現在、Wi-Fiは主に2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの周波数帯を利用します。それぞれ伝播特性が異なり、使いどころが違います。


周波数帯の特性比較

特性2.4GHz帯5GHz帯6GHz帯
到達距離長い(障害物を通過しやすい)中程度短い
速度低い高い最高
干渉多い(Bluetooth・電子レンジも同帯域)少ないほぼなし(新帯域)
チャネル数1〜13(重なりのない独立チャネルは3つ)多数(36〜196)大量(59チャネル)
Wi-Fi世代802.11b/g/n/ax802.11a/n/ac/ax802.11ax(Wi-Fi 6E)以降

歴史と背景

  • 1997年:初のWi-Fi規格(802.11)は2.4GHz帯を使用
  • 1999年:802.11aで5GHz帯を利用開始(干渉の少ない帯域として登場)
  • 2013年:802.11ac(Wi-Fi 5)で5GHzが企業Wi-Fiの主流に
  • 2020年:米国FCC(日本は2022年総務省)が6GHz帯を新たに開放
  • 2021年:Wi-Fi 6Eが6GHz帯に対応し普及し始める

チャネル設計の考え方

2.4GHz帯の干渉しないチャネル配置(日本) チャネル1(2.412GHz) チャネル6(2.437GHz) チャネル11(2.462GHz) →この3チャネルは互いに重ならない(非重複チャネル) 5GHz帯:多くの非重複チャネルが利用可能 ch36 ch40 ch44 ch48 ... 多数の独立チャネル 5GHz帯はDFSチャネル(気象レーダー優先)への対応も必要

関連する規格・RFC

規格内容
IEEE 802.11-2020チャネル・周波数帯の定義
総務省 告示日本での無線LAN使用可能周波数の規定

関連用語