無線LAN

サイトサーベイ さいとさーべい

サイトサーベイ電波調査AP設計ヒートマップ電波強度Wi-Fi設計
サイトサーベイについて教えて

簡単に言うとこんな感じ!

サイトサーベイは「Wi-Fiを設置する前(または後)に、電波の状況を実地調査すること」だよ。どこに置けば電波が届くか、障害物はどこか、既存の電波干渉はないかを計測して、最適なAPの配置を決めるんだ。設計なしで設置すると”電波の死角”ができやすいんだよ!


サイトサーベイとは

サイトサーベイ(Site Survey)とは、Wi-Fi(無線LAN)を導入・改善するにあたり、現地の電波環境を事前または事後に調査・測定する作業のことです。

目的に応じて2種類に分類されます:

  • パッシブサーベイ:専用ツールで既存の電波(SSID・チャネル・強度)をスキャン。既存の干渉源や電波状況を把握
  • アクティブサーベイ:実際のAPを接続・移動させながらスループット・遅延・RSSIを計測。カバレッジと品質の実測値を取得

調査結果はヒートマップ(電波強度を色で可視化した地図)として出力されることが多く、AP設置位置・台数・チャネル設定の最適化に活用されます。


サイトサーベイの手順

  1. 事前調査:建物の構造・壁の素材・障害物を把握。図面入手
  2. 電波環境スキャン:既存Wi-Fi・Bluetooth・電子レンジ等の干渉源を検出
  3. 仮設APによる計測:候補位置にAPを置き、受信強度(RSSI)・スループットを測定
  4. ヒートマップ作成:電波カバレッジを視覚化
  5. 設計の最適化:AP台数・位置・チャネル・送信出力を決定
  6. 設置後の検証サーベイ:実際に設置したAPのカバレッジを再確認

主なサーベイツール

ツール特徴
Ekahau Site Survey業務用定番。ヒートマップ・シミュレーション機能豊富
NetSpotWindows/Mac対応。無料版あり
AirMagnet SurveyCisco向けに強い老舗ツール
Cisco Prime / Merakiクラウド管理ツール付属のサーベイ機能

歴史と背景

  • 2000年代初頭:Wi-Fi企業導入が拡大し、電波設計の必要性が認識される
  • 2005年頃:専用サーベイツールが登場、ヒートマップ表示が普及
  • 2010年代:スマートフォン・VoIPの普及で高品質Wi-Fi設計の要求が高まる
  • 現在:Wi-Fi 6/7対応・自動最適化(AI-RF)と組み合わせた事後サーベイも標準化

電波強度(RSSI)の目安

RSSI(dBm)品質評価用途
-30〜-50最良ビデオ会議・VoIP
-50〜-70良好一般Webブラウジング
-70〜-80普通基本的なWi-Fi利用
-80〜-90不安定接続できることもある
-90以下接続困難実用的に利用不可

関連する規格・RFC

規格内容
IEEE 802.11k無線リソース計測(サーベイで活用)
Wi-Fi Alliance「Wi-Fi Certified」認定製品の相互接続性保証

関連用語