ルーティング

OSPF LSA おーえすぴーえふえるえすえー

LSALink State AdvertisementOSPFType1LSDB
OSPF LSAについて教えて

簡単に言うとこんな感じ!

OSPFがネットワークのトポロジー情報を仲間のルーターたちに伝えるための「案内チラシ」みたいなものだよ。ルーター自身の情報・ネットワーク情報・他エリアの情報など種類ごとにType番号が付いてるんだ!


OSPF LSAとは

LSA(Link State Advertisement)は、OSPFがルーター同士でトポロジー情報を交換するために使うメッセージです。各ルーターが自分の接続状況をLSAにして隣接ルーターに伝え、受け取ったルーターはさらに他に転送(フラッディング)します。こうしてAS内全ルーターが同じLSDB(Link State Database:リンクステートデータベースを持つことになります。

LSAには種類(Type)があり、用途・伝播範囲が異なります。エリア設計においてどのType LSAがどの範囲に伝播するかを理解することが重要です。


LSAの種類

TypeNo名称生成者伝播範囲
Type 1Router LSA全ルーター同一エリア内
Type 2Network LSADR(指定ルーター)同一エリア内
Type 3Summary LSAABR他エリアへ要約
Type 4ASBR Summary LSAABR他エリアへ(ASBR位置情報)
Type 5AS External LSAASBRASドメイン全域
Type 7NSSA External LSAASBR(NSSAエリア内)NSSAエリア内のみ

歴史と背景

  • 1989年:OSPF v1でLSAの基本概念が登場
  • 1998年:RFC 2328(OSPFv2)でType 1〜7が整理・標準化
  • 2008年:RFC 5340(OSPFv3)でLSAフォーマットがIPv6向けに再設計
  • 現在:Traffic Engineering拡張(RFC 3630)でTE LSAも使われる

LSAの伝播範囲イメージ

LSA種別と伝播範囲 エリア0(バックボーン) Type1/2 LSA Type3 LSA(from ABR) エリア1 Type1/2 LSA(内部) 外部AS Type5 LSA(全AS広域) Type3はABRがエリア間でサマリーとして配信。Type5はASBR発でAS全域に伝播

関連する規格・RFC

規格・RFC番号内容
RFC 2328OSPFv2(LSA定義)
RFC 5340OSPFv3(LSA再設計)
RFC 3630OSPF TE拡張LSA

関連用語